初戦敗退からの優勝という伝説を築けるか!?

 アメリカ・ラスベガスにて、2017年7月14日~16日(現地時間)の3日間開催中の格闘ゲーム世界大会“EVO2017”。この大規模な大会に挑むレッドブルアスリートのプロゲーマー・ボンちゃん選手の密着取材2日目の様子をお届けする。

『ストリートファイターV』レッドブルアスリートのボンちゃんは伝説を築けるか? EVO2017大会2日目リポート【EVO2017】_02
『ストリートファイターV』レッドブルアスリートのボンちゃんは伝説を築けるか? EVO2017大会2日目リポート【EVO2017】_03
ボンちゃんは、大会2日目もオリジナルデザインコントローラーで戦いに挑む。

Round2トーナメント

 既報の通り、初戦黒星スタートというまさかの出だしとなったが、その後4連勝で約2600人が512人まで絞られるRound1トーナメントを突破。そして、1度も負けられない戦いは大会2日目も続くことに。

 初日に腹痛でペースを乱したことを反省したボンちゃんは、この日は念入りに体調管理を行って会場入りしたそうだ。まずは64人まで絞られるRound2トーナメントを勝ち抜くためのノルマは、6連勝。このプールでボンちゃんがもっとも警戒していたのは、Filipinoman選手(春麗)。『ストリートファイターV』になってからは大規模大会で名前を聞くことは少なったものの、過去のEVOで上位入賞を果たしたことのある猛者で油断はできない。

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 1試合目はベガ、2試合目はいぶき、3試合目は日本のLingo選手(ケン)、4試合目はかりんを撃破して順当に勝ち上がり、予想通りFilipinoman選手との試合に。2試合先取制の3試合目までもつれ込む接戦となったが、なんとか2-1で勝利。「Filipinomanはやっぱり強かったですね。でも対戦相手が強くなるにつれて、自分の動きもよくなっているのでこのあともいけそうです」と試合後に力強いコメントを残していた。

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フィリピ―ノマンの動向を見守るボンちゃん。
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 続く、Round2トーナメント最終試合は、若手(?)と思われるバイソン使いのプレイヤー“Bruce”選手。ボンちゃんは以前のインタビューで「海外はバイソンのレベルが高い」と語っていたが、危な気なくストレートで下していた。これについては「ここまで来ている選手なので強いとは思いますが、相手はおそらく大会経験が少なく、かなり固くなっていたと思います。さすがにあそこまで動けていないとまあ負けないですよね」と、経験の差が出たようだ。ここまでで10連勝を飾り見事Round2トーナメントを突破。TOP64入りを果たした。