スマートフォンを挿入して使うモバイルARヘッドセット

 アメリカのカリフォルニア州にあるアナハイムコンベンションセンターで開催中のディズニーのファン向けイベントD23 Expoで、ディズニーとレノボの共同開発によるARヘッドセットが発表された。
 この製品は専用アプリをインストールしたスマートフォンを挿入して処理系統として使うモバイルARヘッドセットとなり、透明のバイザー部分にCGを合成して、現実とCGの融合したAR(Augmented Reality/拡張現実)体験を実現する。映画「スター・ウォーズ」に登場する“ホロチェス”や、ライトセーバーを起動する体験などができるという。アメリカでは家電小売店大手ベストバイとレノボ公式サイトでの販売となる模様。

 発表が行われたのは、ビデオゲーム関連の新情報を紹介するステージイベント“Level Up! The Walt Disney Company’s Video Game Showcase”。『キングダムハーツIII』が2018年発売であることや「トイ・ストーリー」のワールドが登場することなどを既にお伝えしたが、その中でエレクトロニック・アーツの『スター・ウォーズ バトルフロント2』やInsomniac Gamesの『スパイダーマン』新作の紹介とともに、このARヘッドセットが披露された(ちなみにスクウェア・エニックスの公式Twitchチャンネルでこのステージの録画が保存公開されている)。

 なお対応スマートフォンや発売時期、価格、そしてティザートレイラーなどで「Star Wars: Jedi Challenges」という名称で呼ばれているものが専用アプリのことなのか、あるいはヘッドセットも含めて指し示すものなのか、またトレイラーに出てきたライトセーバーは別売りなのか、そもそもスター・ウォーズ関連専用なのかなど、いろいろ不明な点は多いが、今後の情報公開に期待したい。