グラップリングフックやエアダッシュを駆使して、狙うは巨大オーガの首!

 E3会期中にお伝えしきれなかった新作ゲームから、Iron Galaxyが開発中のアクションゲーム『Extinction』を紹介しよう。本作は新興パブリッシャーのMaximum Gamesより、2018年第1四半期にプレイステーション4/Xbox One/PCで発売予定。

 さてその内容と言えば、街を襲撃する見上げるほどの巨大オーガを撃退するという、人気漫画/アニメの「進撃の巨人」のファンタジー版とでも言うべきもの。今回見せてもらったのはプレα版ということで要素が限定されていたが、方向性は把握することができた。

 まずプレイヤーキャラクターは、ダブルジャンプ、エアダッシュ、壁走り、そして特定のオブジェクトに向かって放てるグラップリングフックなどが使え、かなり高機動。建物を破壊しながら豪快に迫ってくるオーガをスピードで上回れるようになっている。

 基本となるオーガ討伐は、最終的に首を切断すればオーケー。しかしそこにたどり着くまでが問題だ。ここで役に立つのが剣を使った部位攻撃で、手足の防具を破壊すれば足や腕の切断が可能になり、足首を切断すれば尻もちをつき、腕を切断すれば攻撃手段が減る。手足は一定時間すると再生するが、それまでの隙に背中などからよじ登って、首を狙いに行くという寸法だ。

進撃の巨大オーガを、空中ダッシュやグラップリングフックを駆使してぶった斬る高機動アクション『Extinction』【E3 2017】_01
▲キーアートみたいな絵面だが、マジでこういう戦いをすることになる。

 今回のE3デモでは、「2体のオーガを撃破」というクリアー目標にくわえ、オプションで「8名の市民を救出する」、「監視塔がふたつ残っている状態でクリアーする」、「一度も死なない」といった3つの追加目標が設定されていた。
 2体のオーガの装備は異なり、1体目が一撃で破壊可能な木の防具だったのに対し、2体目は数個ある鎖を破壊しなければいけない金属防具と兜を装備。装備のバリエーションは他にもあるそうなので、高難度ミッションではより効率的に立ち回らないといけなくなるのだろう。

 市民の救出は、オーガとは別に登場する、小型のクリーチャー(ミニオン)を倒すことで行う。一般的なスラッシュアクションのようにコンボを決めれば勝てるのだが、オーガが迫る中で早めに片付けないといけないのがポイント。パーフェクトクリアーを目指そうとするなら、ミニオンを相手している間に監視塔が破壊されたら元も子もないのだ。

進撃の巨大オーガを、空中ダッシュやグラップリングフックを駆使してぶった斬る高機動アクション『Extinction』【E3 2017】_02
▲製品版ではミニオンもいろいろ登場する予定。

 ゲームは今のところシングルプレイオンリーの設計になる予定で、キャンペーンモード以外に、カスタムバトルモードや、波状攻撃を仕掛けてくる中で生存する“Extinction”モード(一種のHordeモード)、どれだけうまく倒したかを競うリーダーボード機能などを搭載予定。価格はフルプライスの59.99ドルを予定している。