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『コール オブ デューティ ワールドウォーII』未公開のキャンペーンプレイ映像をインタビューとともに紹介【E3 2017】

アクティビジョンの人気ミリタリーFPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ ワールドウォーII』。11月3日に発売予定の本作のキャンペーンモードが、E3ではメディア向けにお披露目された。ここでは、その内容をインタビューとともにお届けする。
  • ●まさに傑作の仕上がり

     2017年6月13日〜15日、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたの世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2017”。アクティビジョンブースでは、人気ミリタリーFPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ ワールドウォーII』(11月3日発売予定)のキャンペーンモードがメディア向けにお披露目された。ここではその内容をお届けする。

     本作についておさらいすると、第二次世界大戦を舞台にした息をのむような世界観を最新のゲーム技術で実現し、“史上最大の作戦”といわれたノルマンディー上陸作戦から、ヨーロッパの戦史に残る数々の戦場まで、リアリティ溢れる戦闘体験を目指して開発されている。また、『コール オブ デューティ』ならではの過酷な戦闘と仲間たちとの絆を描いた重厚なストーリーが楽しめる“キャンペーンモード”では、過酷な戦場に挑む一兵卒とその仲間たちの固い絆を描いたストーリーを体験し、プレイヤーは泥まみれで緊張の絶えない地獄のような戦場で、戦いに身を投じることになる。


     といっても、前回同様にプレイ動画は全面撮影禁止。基本的に文字のみでの紹介になるが、ご容赦いただきたい。

     シアターで上映されたキャンペーンは、3人で分隊を組み、街の教会を制圧するというもの。分隊はプレイヤーの歩兵と衛生兵、そして偵察兵の三人だ。激しい攻撃にひたすら耐えつつ前進するも、ほか分隊兵士が次々と目の前で倒れていく。目の前で味方兵士が銃弾を頭部にくらい頭が吹っ飛んだり、爆撃で上半身が飛び散ってしまったりと、生々しすぎて思わず目をそむけてしまうくらいだ(たくさんの戦争映画やグロテスクな表現満載のゲームをプレイしてきたので、目をそむけてしまった自分の反応に驚くほどだった)。かなり残酷でグロテスクな内容が、第二次世界大戦の悲惨さを物語っている。
     なおキャンペーンモードは、すでに周知のとおり自動回復システムが廃止されている。体力回復は、味方分隊の衛生兵から医療キットをもらい回復するのだが、医療キットをポイッと投げ渡されるのが、なんだか戦争映画のようでカッコよかった。ほか印象的だったシーンとしては、火炎放射器兵に見つからないよう身を伏せて移動するシーン。敵を炙り出してやろうと言わんばかりに炎を振りまく敵兵士に見つからないよう、瓦礫に伏せて隠れつつ移動するシーンは、本当に心臓に悪いくらいの緊張感があった。

     目標地点の教会に到着し、建物内部にいた敵を制圧。教会上階で敵を確実に仕留め、あわや勝利も目前というところで、教会ごと爆撃され建物が崩れ始めていくという展開に。瓦礫に飲まれ、落下していく兵士たちを助けることもできず、ただひたすらに階段を下りていくプレイヤーキャラクターだが、ここで教会の鐘が落ちてくる絶体絶命の状況になる。ここでQTAが発動し、素早くスティックで所定の位置を合わせボタンを押すことで、鐘に押しつぶされずに間一髪で回避するというシーンも確認できた。
     崩れゆく建物からなんとか脱出しようと、だたひたすら走り抜けるプレイヤーキャラクター。しかし足場を無くし、しまいには落下してしまう何とも痛々しいシーンでシアター上映は終了となった。
     とにかく終始ハイテンションで、絶望的状況が何度も訪れるキャンペーン。筆者は見てるだけだったが、「ああ~~!」という情けない声が何度も漏れてしまった。

     厳しい言いかたになってしまうが、これまでキャンペーンは「おまけ」という認識が強く、『コール オブ デューティ』はやはりマルチプレイが主役であると思われがちである。しかし、今回のキャンペーンは「発売されたら、いの一番にプレイしなくては!」と強く思わせる内容だった(筆者がミリタリー好きだからかもしれませんが)。最新グラフィックス技術で描かれる地獄のような戦場、死と隣り合わせの絶望感、そして自動回復がないというシビアさが、究極の戦場体験を生んでいるのだ。


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    ●マルチプレイ、キャンペーンプレイそれぞれの主要スタッフにインタビュー

     続てい、マルチプレイヤーデザイナーのGreg Reisdorf氏、そしてクリエイティブディレクターのBret Robbins氏へのインタビューをお届けする。どういった部分に第二次世界大戦らしさを求めたのか、キャンペーンプレイヤーについて伺ってきた。


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    ▲マルチプレイヤーデザイナーGreg Reisdorf氏(左)、クリエイティブディレクターBret Robbins氏(左)

    ――新モードWarのゲームコンセプトはどのようにしてうまれたのでしょうか?

    Greg Reisdorf氏(以下、Greg) 第二次世界大戦を体験して没入もらいたいと思い生まれました。対戦する上で、ユーザーたちが何をしたいのかを考えたところ、分かりやすい目標と段階的にステージを進めていくというのがよいだろう思い、橋を修復し拠点を奪取し、最終的に対空砲を撃破するという流れに到達しました。

    ――新モードWarを何度かプレイさせていただきましたが、非常にチームプレイが求められるモードだと思いました。推奨する立ち回りなどはありますか?

    Greg 仰る通り、チームプレイがすごく大事で、Divisionをどれだけ有効に活用するかが大事です。ほかのプレイヤーがどんなDivisionを使っているか、どのポジションでどの武器を使って戦っているのかを把握するといいでしょう。やはりコーディネーションがすごく大事で、やればやるほど戦略の要素がたくさん出てくるのです。どこから突破できるかなど、バリエーションに富んだ戦略を持つことが肝心です。

    ――マルチプレイにおいても、“第二次世界大戦らしさ”を追求する姿勢は素晴らしいと思います。Warモードのコンセプト意外にも、第二次世界大戦らしさを追求したポイントはありますか?

    Greg チームで目標を達成することが、第二次世界大戦の根底になると思います。ナラティブに体験することであって、戦略目標上、橋を修復することがどれだけ大切か、補給路を確保することで勝利へ近づくことを体験してもらうことが、第二次世界大戦を体験する第一歩だと思います。

    ――今回、クラス制を廃止し、Divisionシステムを採用したのも、そういった理由からでしょうか?

    Greg 各師団に入ることにより、独特のプレイスタイルを生むことができます。空挺師団であれば、素早い動きができ、武器の多様性を突き詰めたいのであれば、歩兵師団を選べば、装備のアタッチメントを取り付けられるようになっています。また、ベーシックトレーニングという育成要素的な部分を使うことで、自分好みのプレイスタイルに沿ったDivisionを作り上げていくことが可能です。例えば、空挺師団でスピーディーな動きをベースにして、もっと装備を拡充させたいと思うのであれば、グレネードの装着数を増やすことにできます。ベーシックトレーニングで獲得できるものは、どのDivisionにも共通で使用できます。

    ――ヘッドクォーターが実装されることが明らかになっていますが、ここではどういったことが行えますか?

    Greg ヘッドクォーターは、D-Day(ノルマンディー上陸作戦)から3日後を現わしたソーシャルスペースになります。ここではハングアウト(チャット)が楽しめるし、シューティングレンジ(射撃場)や1vs1の対戦も楽しめます。

    ――今回シアターで見せていただいたキャンペーン映像は終始緊張感の絶えないハイテンションなものでした。キャンペーンは一貫してあのようなペースが続くのでしょうか?

    Bret Robbins氏(文中はBret) 今回見ていただいたところは確かにドラマティックで、クレイジーなモーメントが多数ありましたが、もちろん我々としては人間観のやりとりもふんだんに用意しています。キャラクター間だけでなく、部隊メンバーどうしのやり取りや葛藤、さらにおおきな規模では軍隊としてのドラマティカルなシーンも見どころです。心情を魅せるシーンもあります。

    ――キャンペーンでは、戦闘機に搭乗したり、戦闘艦といったシチュエーション、ステルス的なミッションも用意されているのでしょうか?

    Bret ここではすべて明かせませんが、ステルスミッションやビークルに乗るシチュエーションもあり、バラエティに富んだものになっています。ステルスプレイでは、女性主人公となりパリの解放軍に加わってミッションを遂行するものがあります。

    ――では、これまでのシリーズ同様、さまざまな兵士の視点で第二次世界大戦が描かれていくのでしょうか?

    Bret 本作では、90%が米軍第1歩兵師団に所属するロナルド“レッド”ダニエルズ視点で描かれます。

    ――キャンペーンでは自動回復が廃止されて、さらに緊張感あふれるゲームプレイになったなと感じます。

    Bret 1秒1秒の緊迫感を感じてもらうために、自動回復を撤廃しました。“あなたは決してスーパーソルジャーではない”……、プレイヤーいつの回復パックはいつもらえるのか気にしながらプレイしなければなりません。

    ――分隊メンバーが負傷、あるいは死亡したり離脱する場面はありますか? 衛生兵がいなくなってしまったら、さすがにハードな戦いになりそうですが……。

    Bret 彼らが離脱して、再度復帰する場面はあります。ここで、誰が死ぬのかはさすがに言えません(笑)。

    ――そうですよね(笑)。では、『コール オブ デューティ』シリーズでは幾度も第二次世界大戦をテーマにしています。“シリーズのルーツに立ち返る”というキーワードを掲げていますが、前作から学ぶ部分や活かされている部分はありますか?

    Bret 今回我々が伝えたいのは、あくまで『コール オブ デューティ ワールドウォーII』で、もう一度第二次世界大戦について語りたいということです。もしシリーズの類似したテーマの作品からなじみのあるキャラクターが登場するとおもっているのではれば、それは無いと断言します。


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