大日本が誇る“ストロング”と“デスマッチ”の両スタイルをVR化!

 DMM.comは2017年5月10日、プロレスの試合をVR動画化した『VRプロレス』を、同日10時より配信開始したことを発表。これを記念して、同社のセミナールームにて、“DMM×大日本プロレス VRプロレス”発表記者会見を実施した。『VRプロレス』は、コーナーポストやレフェリーの目線から撮られたリング上の映像をVR動画で配信するというもので、日本では初の試みとなる。記念すべき1回目は、プロレスリング団体“大日本プロレス”が2017年3月31日に新木場1stRINGで行った大会の対戦カードのうち4試合分をVR動画化した映像を、480円~990円で配信(4試合を一気に視聴できる“総集編”は1980円)。※価格はいずれも税込価格。

 会見には、『VRプロレス』を開発・制作したKlampの代表取締役・渡邉公基氏と、大日本プロレス代表取締役・登坂栄児氏、さらに『VRプロレス』で実際に試合を行った大日本プロレス所属のレスラーが登場。選手代表として、まだ『VRプロレス』を視聴していなかった伊東竜二選手と岡林裕二選手のふたりが『VRプロレス』が“公開生体験”を行った。

DMM.comの『VRプロレス』、本日配信! 記者会見ではプロレスラーが大暴れ!!_01
▲記者会見に出席した、(写真左から)伊東竜二選手、関本大介選手、岡林裕二選手、植木崇行選手、橋本大地選手。
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▲Klamp代表取締役・渡邉公基氏。
▲大日本プロレス代表取締役・登坂栄児氏。
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▲『VRプロレス』を体験する伊東選手。「360度見えるので、ふだん見えないところまで気になってしまいますね。楽しかったです!」(伊東)
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▲いきなり「脱いでもいいですか?」と上半身裸で『VRプロレス』に挑んだ(?)岡林選手は、興奮のあまり植木選手とバトルを開始! 必殺技のアルゼンチンバックブリーカーを決めたまま、退場してしまった……。

 『VRプロレス』を手掛けた渡邉氏は、なぜプロレスをVRで映像化したのかという問いに対して、「VRとプロレス、それぞれにご縁があって、個人的にも、バーチャルなプロレスを見てみたいという想いがあったんです。今回、こうして自分の夢を実現させることができました。一度ご覧になっていただければ、このおもしろさが伝わると思います」とコメント。また、今後の『VRプロレス』の予定として、大日本プロレスの第2弾と、DDTプロレスリング、東京女子プロレスの試合も配信されることが発表された。配信のタイミングなど詳細は後日発表とのこと。

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 ▲発表会の最後に行われたフォトセッションのタイミングで、謎の軍団が登場。その正体は、植木選手をリーダーとした“VR軍団”! VR1号&VR2号と化した岡林選手&関本選手の姿を見て、大日本プロレスの登坂社長は、「ウチのタッグチャンピオンなんですけどね……」と困惑しきり。

 最後に、記者も『VRプロレス』を体験させてもらったので軽くリポートしよう。会場で視聴したのは、木高イサミ選手(※)&佐久田俊行選手VSアブドーラ・小林選手&伊東竜二選手の蛍光灯タッグデスマッチ。コーナーポストに設置されたカメラの映像は、360度見渡すことが可能で、まるでリングサイドに立ったかのような感覚が味わえる。会見で橋本大地選手が「特別リングサイド席よりもすごい“特別エプロンサイド席”ですよ」と言っていたのだが、まさにその通り! こんな場所でプロレスを観戦することはあり得ないので、プロレスファンにとっては夢のようなコンテンツと言えるだろう。また、蛍光灯デスマッチで蛍光灯が割れるところもクッキリ&ハッキリと見えるので、会場で観ているのとはまったく違う迫力が! なお、プロレスは好きだけどデスマッチが苦手という人もいるかもしれないが、ストロングスタイルの試合もあるので、そちらを見てみてはいかがだろうか。個人的には、バラモン兄弟と血みどろブラザーズのハチャメチャなタッグマッチがVRでどう映るのかが気になるので、さっそく試してみようと思う。
※木高イサミ選手の“高”は、はしごだか。