【ファミキャリ!会社探訪(47)】ひとりひとりがメンバーシップを意識し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社”を目指すギークスを訪問_09

“ファミキャリ!会社探訪”第47回はギークス!

 ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。47回目となる今回は、ギークスを訪問した。
 2007年にITフリーランスの働きかた支援事業で創業したギークス。その後、スマートフォン向けのゲーム事業など、多角的に事業を展開し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社になる”をグランドビジョンに掲げている。今回は、ゲーム事業本部全体を取りまとめている桜井敦氏と、プロデューサーを務める海内裕輔氏に話を聞いた。


世界に通じる総合インターネットカンパニーを目指して

【ファミキャリ!会社探訪(47)】ひとりひとりがメンバーシップを意識し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社”を目指すギークスを訪問_04
ギークス
執行役員
ゲーム事業本部長
桜井 敦氏

――最初に桜井さん、海内さんの経歴を簡単に教えてください。ゲーム業界を志したきっかけや、現在に至るまでの経緯をお答えください。
桜井 敦氏(以下、桜井) 私は、もともとは人材業界で働いていました。そのため、弊社代表の曽根原(※曽根原稔人氏 ギークス代表取締役社長)と面識があり、5年ほど前にギークスへ入社しました。当初はIT人材事業に関わっていましたが、その後ゲーム事業全体の管掌をすることになりました。

――もともとギークスはITフリーランスの働きかた支援をしていた経緯があったので、接点があったのですね。
桜井 はい。そういうことになります。

――海内さんのほうはいかがですか?
海内裕輔氏(以下、海内) 私はアニメやゲームが好きで、声優やアーティストさんと仕事をしたいというミーハーな志がスタートです(笑)。まずはプログラマを目指し、大学卒業後に専門学校へ通い、大手のゲームメーカーさんからも就職の内定をいただきました。しかしその当時、アルバイトとしてですが、小さな開発会社でiアプリの開発にプログラマとして携わっていて、そのアプリを数十万人に遊んでもらう経験ができたのです。そのときに、ゲームハードを持っている人しかプレイできない家庭用ゲームよりも、携帯ゲームなら誰でも遊ぶことができると実感しました。それで、将来的にも携帯アプリの時代になると確信して、携帯アプリを中心に開発している会社を選ぶことにしました。

――その後はどういった経緯でギークスさんに?
海内 まず、モバイルゲームの開発会社に6~7年ほど務め、MobageやGREEのオープン時にも参画させていただきました。その後、『パズル&ドラゴンズ』の爆発的なヒットの最中、「つぎはスマホに新しい流れが来る」と感じ、スマホ向けゲームを手掛ける某社のプロジェクト立ち上げ時に参加することにしました。

――なるほど。家庭用ではなく、ずっとモバイル・スマホ業界で仕事をされてきたわけですね。転職先にギークスを選んだ理由は何ですか?
海内 何事も流れの速いこの業界で、意思決定が早く、内部に開発環境を持っている会社で仕事をしたかったことが、ギークスを選んだ理由です。どこの会社もそうだと思いますが、開発チームを作るにあたり、なかなか人材を確保するのが難しい。そんなときに桜井と出会い、ギークスでは社内のIT人材事業でフリーランスネットワークを持っているので、早くチームを立ち上げることができるという話を聞き、とても魅力的に映りました。

――そのときは、桜井さんはもうゲーム事業本部に在籍され、人材を集めていたわけですか?
桜井 基本的に僕は事業管掌をしているのですが、IT人材事業のときもその事業の拡大を進めていました。その後、ゲーム事業本部に移ってからも組織や事業拡大を進めていて、そのタイミングで海内と接点があり、入社してもらうことになりました。