コーエーテクモゲームスのお祭り作品がまもなく発売!
2017年3月22日、東京・秋葉原のUDXシアターにて、コーエーテクモゲームスのプレイステーション Vita/プレイステーション4用ソフト『無双☆スターズ』(2017年3月30日発売予定)の完成発表会が開催。コーエーテクモゲームスのクリエイター陣や、同作に出演しているキャスト陣のトークが行われた。
最初に登壇したコーエーテクモゲームス 代表取締役社長 鯉沼久史氏は、コーエーとテクモが経営統合してから8年ほどが経ち、さらに2014年にガストもグループ入りして、IP(知的財産)の数が増えてきたことに言及。『無双☆スターズ』は、そんな多数のIPのキャラクターが登場する、いわば“お祭りタイトル”であり、コーエーテクモゲームスのスタッフがブランド(※)の垣根を越え、一丸となって制作したと語った。
※コーエーテクモゲームスは、2016年4月に、ブランドを主軸にした組織変更を実施。5つのブランドグループ(シブサワ・コウブランド、ω-Forceブランド、Team NINJAブランド、ルビーパーティーブランド、ガストブランド)を設けた。
続いて、『無双☆スターズ』プロデューサーを務める古澤正紀氏が、多数のキャラクターが登場するの同作のコンセプトは、“チームバトル”であると紹介した。“共闘感”、“お祭り感”が感じられることを意識して、これまでの『無双』シリーズにはなかった演出を導入。各キャラクターと、それぞれの出典作品の魅力を掘り下げる要素も取り入れられているという。
また古澤氏は、秋葉原の飲食店で2017年3月31日(金)まで開催中の“秋葉原☆グルメ無双キャンペーン”と、横浜DeNAベイスターズコラボの紹介も行った。詳細は、下記の関連記事から確認してほしい。
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ここで、初公開となる2種類の映像が披露された。ひとつは、2017年3月24日より放映予定のテレビCF。そしてもうひとつは……コーエーテクモゲームスのブランド長が、各ブランドを代表するキャラクターに変身するという、衝撃の映像だった!
衝撃冷めやらぬ会場に現れたのは、先ほど映像に登場した、5人のブランド長。この映像に出演した感想を求められると、小笠原氏は“一生懸命演じたけれど、続く早矢仕氏に全部持っていかれた”と、少々悔しげ。つぎの機会があれば、もっとインパクトを出したいと語った。
早矢仕氏は、そんな小笠原氏から「マリー・ローズになれ!」と事前に言われたそうで、「Team NINJAブランドにはカッコいい男キャラクターもいるのに……」と思いながらも、本物のマリー・ローズはすごくかわいいことを示すための踏み台となるべく、収録に臨んだとのこと。
藤重氏は、映像を見て「出来栄えは100点満点」と満足気。『無双☆スターズ』の“のぶニャが”については、2Dから始まったのぶニャガが、3Dになってついに『無双』に参戦することになって感慨深いと述べた。
襟川氏は、なんとリテイクを30回も出したというエピソードを披露。それだけダリウスになるのは難しかった!? 『無双☆スターズ』に登場するダリウスと有馬については、3Dモデル化するにあたり、かなり細部までこだわって作ってもらったと語り、モーションも「溜息を漏らすぐらいカッコいい」と太鼓判を押した。
鯉沼氏は、ファンから「『アトリエ無双』を作ってほしい」という意見をよくいただくが、今回の『無双☆スターズ』でその感じを味わってもらえるのでは、とコメントした。ガストキャラクターが『無双』に参戦するのは、『無双OROCHI2 Ultimate』のステルク以来。ファンも喜びはひとしおではないだろうか。
なお、今回披露されたブランド長インタビュー映像の完全版は、後日『無双☆スターズ』公式サイトで公開予定とのこと。楽しみにしていてほしい。
ブランド長の映像披露のつぎに行われたのは、同作に出演している声優陣のトークコーナー。ここで、『デッド オア アライブ』シリーズ ほのか役 野中藍さん、『ソフィーのアトリエ』プラフタ役 井口裕香さん、『よるのないくに』シリーズ クリストフォロス役 黒沢ともよさん、『真・三國無双』シリーズ 王元姫役 伊藤かな恵さん、『オプーナ』オプーナ役 小林裕介さんが登場し、各キャラクターを演じた感想を語った。
◆ほのかについて
異世界に呼び出されたスターたちを、柔らかくまとめる役回りを担っているというほのか。野中さんは、現代日本の18歳の女子高生であり、プレイヤーに近い立場であるほのかが、ほかの世界観のキャラクターと絡むのが楽しかったとコメントした。
◆プラフタについて
『ソフィーのアトリエ』では、過去の記憶を失っているプラフタ。同じく記憶喪失である『討鬼伝』ホロウとの絡みがストーリーの中に盛り込まれているとか。井口さんは、いろいろな世界のキャラクターとの会話の中で、『ソフィーのアトリエ』だけでは見られなかったプラフタの表情が見られて楽しかったという。
◆クリストフォロスについて
複数の人格を持っているクリストフォロス。黒沢さんは、『よるのないくに』本編では人格ごとに収録したが、今回はひとりで会話をするように、人格を切り換えながら収録したそうだ。“会話をする相手が自分の中にいたので、楽しく収録できた”とはさすがのひと言。
なお、『よるのないくに』本編では、素の顔で話すことはほとんどなかったが、『無双☆スターズ』では素の顔での会話もときおり出てくるため、黒沢さんは「素の顔のクリストフォロスはどんな人格なんだろう」と改めて考えたとのこと。同一のキャラクターであるという説得力を持ちつつ、そこから人格をもうひとつ絞り出すのはたいへんだったと語った。
◆王元姫について
伊藤さんが印象深かったと語るのは、王元姫のツンデレ具合。『真・三國無双』作品の中ではほとんどデレを見せず、収録でデレを出すと「もっと厳しめに」とディレクションされたりもしたそうだが、『無双☆スターズ』では逆に、「あまり厳しくしないように」というリクエストがあったとか。「あの王元姫が、ここまで言ってくれるんだ!?」というお楽しみセリフもあるという。
また、旦那様である司馬昭に対しても厳しい王元姫だが、『無双☆スターズ』では、第三者に対して司馬昭のことを語るとき、または司馬昭のことをふと思い出したときに、『真・三國無双』シリーズでは聞けないようなセリフを言うという。「こんなに(司馬昭を)大切に思っていたんだ」と感じる会話がいっぱいあるそうだ。
◆オプーナについて
人間以外のキャラクターを演じるのが、これが初めてだったという小林さん。オプーナの絵を見せられたときに、「これはすごいものを任されてしまった」と感じたとのこと。そして収録現場で「オプーナはすごく人気があるんです、満を持して声が入るんです」と言われ、さらにプレッシャーを感じたという。
現場では、「カッコいいことを言っているつもりなんだけど、言っていることはヘンテコです」、「それは天然ということ?」、「いや、本人はカッコいいと思っているので、天然ではないです」といった綿密な打ち合わせがあり、スタッフが考えるオプーナ像と小林さんが感じたオプーナ像がうまく混ざり合い、おもしろいキャラクターができたそうだ。
トークの後、野中さんがほのかを操作して『無双☆スターズ』をプレイすることに。プラフタ、クリストフォロス、王元姫とチームを組み、オプーナと戦うというシチュエーションだ。野中さんは、危なげない操作で見事クリアー! 女性陣は大いに盛り上がったが、小林さんは、オプーナが見せ場もあまりないうちにボコボコにされて、ちょっぴり悲しげだった。
ゲームプレイ終了後、キャスト陣から挨拶があり、発表会は幕を閉じた。爽快なアクションや、夢の掛け合いが見どころの『無双☆スターズ』。発表会でのブランド長やキャスト陣の発言を踏まえてプレイすると、またひと味違った楽しみかたができるのではないだろうか。
なお、2017年3月23日(木)20時より配信予定の生放送“ファミ通公式生”では、『無双☆スターズ』実機プレイをお届け予定。ぜひお見逃しなく!
ファミ通公式生 発売直前『無双☆スターズ』実機プレイ【闘TV】配信ページ