フェイズ1の手応えをリポート

 チームバトルアクションゲーム『機動戦士ガンダムVS.』シリーズ最新作となるPS4用ソフト『GUNDAM VERSUS(ガンダムバーサス)』のクローズドβテストがスタート。その“フェイズ1”が2017年3月10日の19:00~22:00に実施。テスターとして参加したファミ通が、その感触を詳細リポートする。

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PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_01

※『GUNDAM VERSUS』とは?
 歴代の『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツ(MS)が激闘を展開するチームバトルアクションゲーム『機動戦士ガンダムVS.』シリーズ。『GUNDAM VERSUS(ガンダムバーサス)』はその最新作にあたり、シリーズの基本であるチームバトルがくり広げられる。射撃や格闘といった攻撃を使い分けて相手チームの撃破を目指すというスタイルも踏襲。シリーズは、第1作がアーケードで稼動してから2016年に15周年を迎え、本作は“第5世代”と位置づけられている。

ズラリと並んだ参戦機体はこちら!

 『機動戦士ガンダムVS.』シリーズといえば、参戦機体が気になるところ。クローズドβテストでは38機体がプレイアブル機体として参戦するが、各フェイズで使用可能な機体数は異なる。フェイズ1では、以下の20機体が使用可能で、本作の新システム“ストライカーセレクト”で選べるストライカーは、32機体。

参戦機体
【機動戦士ガンダム】
・ガンダム(コスト:400)
・ギャン(コスト:300)

【機動戦士Zガンダム】
・Zガンダム(コスト:500)
【機動戦士ガンダムZZ】
・ZZガンダム(コスト:400)

【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
・νガンダム(コスト:500)
・ヤクト・ドーガ(コスト:300)

【機動戦士ガンダムUC】
・ユニコーンガンダム(コスト:500)
・バンシィ(コスト:400)
・クシャトリヤ(コスト:300)

【機動戦士Vガンダム】
・V2ガンダム(コスト:500)
・ゴトラタン(コスト:400)

【新機動戦記ガンダムW】
・ウイングガンダムゼロ(コスト:500)
・ガンダムデスサイズヘル(コスト:300)
・ガンダムヘビーアームズ改(コスト:300)

【∀ガンダム】
・∀ガンダム(コスト:500)

【機動戦士ガンダムOO(ファーストシーズン)】
・ガンダムエクシア(コスト:300)
・ガンダムデュナメス(コスト:300)
・ジンクス(コスト:200)

【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】
・ガンダム・バルバトス(コスト:300)

【機動戦士ガンダム サンダーボルト】
・フルアーマー・ガンダム(コスト:400)

PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_02

参戦ストライカー
【機動戦士ガンダム】
・ガンダム(SHOOTING 使用回数:3回)
・ガンキャノン(FIGHTING 使用回数:3回)
・ボール(SHOOTING 使用回数:10回)
・グフ(FIGHTING 使用回数:3回)
・マゼラアタック(SHOOTING 使用回数:10回)

【機動戦士Zガンダム】
・ガンダムMk-II(SHOOTING 使用回数:3回)

【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
・νガンダム(SHOOTING 使用回数:3回)
・ジェガン(SHOOTING 使用回数:4回)
・サザビー(SHOOTING 使用回数:1回)

【機動戦士ガンダムUC】
・デルタプラス(FIGHTING 使用回数:3回)
・ジェスタ(SHOOTING 使用回数:3回)
・スタークジェガン(SHOOTING 使用回数:4回)
・シナンジュ(SHOOTING 使用回数:3回)
・クシャトリヤ(SHOOTING 使用回数:1回)
・ギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)(SHOOTING 使用回数:3回)

【機動戦士Vガンダム】
・ヴィクトリーガンダムヘキサ(FIGHTING 使用回数:3回)
・ゾロアット(ロガ・ミリティア仕様)(FIGHTING 使用回数:4回)
・ゾロ(クロノクル・アシャー専用機)(FIGHTING 使用回数:3回)
・リグ・コンティオ(SHOOTING 使用回数:3回)

【新機動戦記ガンダムW】
・ガンダムデスサイズヘル(FIGHTING 使用回数:3回)
・ガンダムサンドロック改(FIGHTING 使用回数:3回)
・ガンダムヘビーアームズ改(SHOOTING 使用回数:3回)
・トーラス(サンクキングダム仕様)(SHOOTING 使用回数:3回)

【機動戦士ガンダムOO】
・ガンダムエクシア(FIGHTING 使用回数:3回)
・ガンダムデュナメス(SHOOTING 使用回数:3回)
・ガンダムキュリオス(SHOOTING 使用回数:3回)
・グラハム専用ユニオンフラッグカスタム(SHOOTING 使用回数:3回)

【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】
・鉄華団モビルワーカー(宇宙型)(SHOOTING 使用回数:10回)
・グレイズ改(SHOOTING 使用回数:4回)
・流星号(グレイズ改弐)(FIGHTING 使用回数:3回)

【機動戦士ガンダム サンダーボルト】
・ジム(サンダーボルト版)(SHOOTING 使用回数:4回)
・ジム・キャノン(サンダーボルト版)(SHOOTING 使用回数:10回)

PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_03
▲“ストライカーセレクト”とは、出撃前に選んだ機体(ストライカー)が特定の操作で支援機(アシスト)として攻撃するシステム。製品版では機体レベルを上げることでアンロックされ、GPというゲーム内ポイントを消費して使用可能になるが、クローズドβテストでは、テスト限定仕様として48機のストライカーを選ぶことができた。一部のプレイアブル機をストライカーにすることも!

“FREE BATTLE”で腕慣らし!

 いきなりオンラインによる実戦で猛者たちとぶつかり合うのは勇気がいるので、操作に慣れるためにひとりプレイ専用の“FREE BATTLE”をプレイ。敵味方の機体はもちろん、コンピューターが操作する機体の強さ、対戦時間、ブースト・覚醒・戦力といった各ゲージの量などを自由に設定して練習できるモードだ。しかし、こればかりプレイしていては規定のテスト時間があっという間に過ぎてしまう。ほかのモードもプレイしなきゃ!

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▲クローズドβテストではステージも、トリントン演習場、サンダーボルト宙域、ジャブローの3種類から選択できある。もちろん、製品版ではもっと多くのステージから選択可能。

機体を強化しながらサバイバル! “アルティメットバトル”

 本作ならではのオリジナルモードのひとつ“アルティメットバトル”。つぎつぎと出現する複数の敵を撃破しながら機体を強化し、最後のステージまで生き残ることを目的としたモードだ。出撃時に“ソロプレイ”と“オンラインプレイ”のどちらかを選択となるが、これはプレイ中に出現する“EXTRA WAVE”に関係してくる。まずは機体を選択して出撃! クリアーするまで、この選択した機体は変えられないようだ。最初の“WAVE”として、ボールや鉄華団モビルワーカー(宇宙型)などの弱小(失礼)機体などが3機出現。それを殲滅すると、“NEXT WAVE”として、つぎの敵機が複数出現、殲滅する。これを繰り返していくのだ。WAVEを5つほどこなすと、“BOSS WAVE”となってボス機体が出現。これを倒すことでそのステージはクリアーとなり、戦績に応じて得たバトルポイント(BP)を消費して機体を強化し、つぎのステージへと向かう。途中、“EXTRA WAVE”として、5人で協力して巨大なボス機体撃破を目指したり、3対3の変則対戦が行われる。このとき、ソロプレイを選択していればプレイヤー以外の機体はすべてコンピューターに、オンラインプレイを選択していれば、ボス機体撃破を協力してくれる機体や3対3の味方チームや敵チームがほかのプレイヤー機となる。

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PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_07
▲ボスを倒してステージクリアーとなり、手に入れたBPで機体強化。どこを強化するかなどの攻略を考えるのも楽しい。
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▲EXTRA WAVEのひとつ、ボスハンター。巨大モビルアーマー・アプサラスIIを相手に、5機のモビルスーツによる協力プレイが展開。画面上部の戦力ゲージがゼロになってミッション失敗となっても先に進めるが、倒せれば大量のBPをゲット!
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PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_11
▲EXTRA WAVEのひとつ、3on3スタンダード。3対3の対戦というシリーズ史上かつてない乱戦が実現! こちらも敗北しても先へと進めるが、自チームが勝利すれば大量のBPを獲得できる。
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▲結局、クローズドβテストの時間内で全クリアーはできなかったが、製品版では難易度の異なる複数のコースが用意されている!

CPU相手に勝ち抜き戦! “トライアルバトル”

 続いてプレイしたモードは、コンピューター操作の敵を相手に対戦プレイを行い、勝ち抜けていく“トライアルバトル”。つぎつぎと現れる敵機を殲滅するとつぎの敵機が現れて……ということをくり返すのは、アルティメットバトルと同じ。EXTRA WAVEのような特殊なバトルがないので、その点、メリハリは薄いが、製品版では各『ガンダム』作品にちなんだステージや敵機が登場するルートなどが複数用意されるらしいので、ちょっとした原作再現シチュエーションを楽しみつつ、操作の練習にもなるモードだ。

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▲こちらはコンピューター操作のパートナーを引き連れての2機編成だが、敵は3機以上で襲ってくることも。敵やステージにちなんだBGMがバトルを盛り上げる!

『機動戦士ガンダムVS.』シリーズといえばコレ! “プレイヤーマッチ”

 いよいよこれこそが本作の本番と言っていいのでは!? そう、オンラインで対人戦を行う“プレイヤーマッチ”。……しかし、アルティメットバトルやトライアルバトルに夢中になるあまり、この肝心のプレイヤーマッチは1試合行っただけでタイムオーバー! しかし、その魅力や遊びやすさの片鱗はうかがえたぞ。3月18日と19日に行われる“フェイズ2”と“フェイズ3”でリベンジだ!

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▲ルーム検索は、製品版ではもっと細かい条件付けが可能になるそうだ。お目当てのルームに入室したら、さらにお目当てのチームを選択。
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▲出撃してから対戦相手が決まるまでのマッチング時間中、練習専用ステージでCPU相手に対戦することが可能。これで待ち時間も退屈じゃなくなる!?
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▲プレイスピードは快適そのもの。プレイに慣れてくれば、パートナーとの連携などの戦術を駆使してのバトルが楽しめるはず!

プレイアブル機体ピックアップ!

 ここで、ファミ通がクローズドβテストで使用した機体の中から、気になるモビルスーツをピックアップして操作感などをお伝えしよう。

■ガンダム・バルバトス
 メイスによる格闘攻撃が強力。サブ攻撃で敵を上空に打ち上げてからなど、バリエーション豊富な追撃が楽しめそうな機体だ。瓦礫で敵の攻撃を一瞬だけ完全防御するサブ攻撃は、接近戦をメインにする機体にはうれしいところ。射撃は弾速が遅いながら、若干ホーミングする。

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■フルアーマー・ガンダム
 豊富な射撃が特徴の機体。ただし、メイン射撃以外はいずれも弾数が1~2と極端に少ないため、でたらめに乱射していてはすぐに弾切れに。とくに大量のミサイルを発射する特殊射撃は、敵が近すぎると当たらないので、まずは相手との距離を離して戦うのが基本。しかし、無敵状態で敵に急速接近する特殊格闘もあるので、奇襲を仕掛けられる機体でもある。

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■ガンダムデュナメス
 射撃というより“狙撃”に特化した機体。射撃もサブ攻撃も弾数が極端に少ないので、敵が足を止めたりパートナーに注意を向けているときなどを狙って撃つなどの工夫が必要。GNフルシールドによる防御が特殊格闘として用意されているので、うまく使えば防御力の低さをカバーしつつ敵との間合いを離してからの狙撃で相手に大ダメージを与えられる。

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■∀ガンダム
 射撃がおなじみのガンダムハンマー投擲。弾数こそ1だが、すぐに再使用できるので牽制などで頻繁に使っても問題はない。メイン射撃以外も射撃が多くとくにライフルは弾速も速く当てやすいが、ブーストをはじめとしたアクションのスピードがかなり速いおかげで格闘の使い勝手がよく、ついつい格闘に頼ってしまう。

PS4『GUNDAM VERSUS』“第5世代”のチームバトルアクションの興奮をひと足お先に体感! クローズドβテストをリポート(フェイズ1)_25

※次回は、3月18日と19日に実施されるフェイズ2とフェイズ3のプレイリポートをお届け! 今度は台湾、香港、韓国のプレイヤーも参加しての、ワールドワイドな展開に!