ヒロイン担当声優のインタビューや最新楽曲を公開

 PureWishより2017年4月27日に発売予定のプレイステーション4用ソフト『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』。本作は“E-mote”と呼ばれる技術により、会話画面やイベントCGでキャラクターがつねにアニメーションし、ヒロインへの感情移入度がアップしているアドベンチャーゲームだ。今回は、魅力的なヒロインたちを演じる担当声優のうち、千本木彩花さん、渕上舞さん、榊原ゆいさんのインタビューを掲載。さらに、楽曲やプレイ動画も併せて紹介するぞ。

ヒロイン担当声優インタビュー

■栗原なつめ役・千本木彩花さん

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千本木彩花さん
ヘアメイク/大庭由美恵(addmix B.G)

――『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』に起用された時のお気持ちを教えてください。

千本木さん 台本になつめのイラストが描いてあったんですけど、最初に見たときに、「かわいい!」と思いました。私はふだん、もうちょっと気が強かったり、元気な感じの子をやらせていただくことが多くて、それとはちょっと違う印象だったので、私で大丈夫かなあというのが素直な気持ちでした。

――キャラクターを演じるうえで意識したところはありますか?

千本木さん なつめはうまいこと自分を出せずにまわりと打ち解けられない、おとしくてほわほわっとした性格なんですけど、悠乃に対してだけはすごく前のめりでぐいぐい行くので、それだけ彼女にとって大きな存在なんだっていう、その切り替えの部分を意識しました。

――ふだんはあまり演じないタイプのキャラクターということで、不安があったかと思うのですが、実際に演じてみていかがでしたか?

千本木さん スタッフの方が大丈夫です、って仰ってくれたので、それを信じるしかないというか(笑) 私なりにイメージした演技をぶれずにがんばろう、みたいな感じでやらせていただきました。それを皆さんがどう受け取るのか、今でも不安なところはあるんですけど、初めて挑戦するタイプのキャラクターですし、ストーリー的にも他のキャラクターとはちょっと変わった仕掛けのある子なので、そういうところも含めてすごく楽しく収録をさせていただきました。

――演技について、開発スタッフからはどのような要望がありましたか?

千本木さん やっぱりどうしても気が強くなっちゃうことがあったので、そこはもうちょっと大人しめにしてください、ということは何度かあって、私自身もそこはすごく気をつけていました。

――それでは収録を終えた感想を教えてください。

千本木さん 私はこの作品のヒロインの中では、セリフの数が少ない方だったんですけど、それでも結構長い期間収録をやらせていただいたので、やっぱり寂しいなー、という思いはありますね。それと、なつめのシナリオの終わり方が印象的で、この後どうなるんだろうなー、って、続きが気になりました!

――担当したキャラクターにはどんな印象を持たれましたか?

千本木さん 結構、衝撃的な学校生活を送っている子なんですよ。すごくいい子であるがゆえに、そこで苦しい気持ちになりました。でも、そういう彼女が勇気を出して主人公に話しかけて、そこからちょっとずつ自分を開いていくところの、話していくうち徐々に明るい自分を出していく、というような心の動きはすごく意識して演じました。

――演じる前と演じた後でキャラクターへの印象は変わりましたか?

千本木さん 最初にイラストを見たときはおとなしい子なのかなと思っていたんですけど、ちゃんと自分の気持ちも言いますし、悠乃に対してテンションが上がっちゃうところもあったりして、ほわほわしてるだけじゃなくて、ちゃんと自分を持っている子だっていうところが見えてきました。

――最後に、本作を期待するファンの方へのメッセージをお願いします。

千本木さん 最初にこの作品の話を聞いて、すごくおもしろいゲームだと思いました。かわいいイラストがすごく動きますし、フルボイスでイベントの密度がとても濃いので、泣けるところも苦しくなるところも、全部を楽しんでいただきたいと思います。ぜひ、プレイしてみてください。

■神代風歌役・渕上舞さん

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渕上舞さん
ヘアメイク/田中裕子

――収録を終えた感想を教えてください。

渕上さん 最近のお仕事ではスマートフォン用のゲームのボイスの収録が多いんです。そういったゲームはひとりのキャラクターのボイス量はそれほど多くないので、最初に本作の台本を頂戴したときは、その台本の厚さにビックリしました。すべてが自分のセリフというわけではなく、風歌ちゃんが出てこないパートの台本も頂戴していたのですが、お話の展開が非常に気になって自分の出番以外の部分も見ることもありました。自分はそれほど本を見る派ではないのですが、それでも本作はお話を読み進めていくのがすごく楽しかったです。ヒロインによっては風歌ちゃんとはそれほど絡まない子もいるのですが、各ヒロインにいろいろな謎や気になる部分が多いので、そういった点にも注目していただきたいです。

――担当したキャラクターにはどんな印象を持たれましたか?

渕上さん 風歌ちゃんはすごく明るくて元気で、しっかりものな女の子なんです。私はそういったキャラクターを演じる機会があまりなかったので、演じる際にはスタミナというかパワーがかなり必要でした。基本的にテンションが高く、終始声を張って力を込めてセリフを読み上げるので、その日の収録が終わるときには、毎回やりきった疲労感でいっぱいでした。クールな性格のキャラクターを演じるときも演じかたには気をつけていますが、風歌ちゃんのようなキャラクターは慣れていないぶん、たいへんでした。彼女はお兄ちゃんが大好きで、料理も上手で面倒見もいいという女子力溢れる妹キャラクターなので、妹タイプが好きな方には堪らないのでは!? でも、しっかりものだけど、お兄ちゃんがいないとダメ。元気のいいだけの女の子ではなく、女の子らしい一面も垣間見られるので、キュンとしてほしいなと思います。彼女みたいな女の子を好きだって思ってくださる男性は多いのではないかな、と勝手に想像してみたりしています。

――キャラクターを演じるうえで意識したところはありますか?

渕上さん 声のトーンを収録中に均一に保つことを意識しました。明るく元気のいい年下キャラクターですから、パワフルさが少なくなってしまうと落ち着いた印象になってしまうので、収録では「もう少し元気よくお願いします」とリクエストを受けることも何度かありました。また、自分のことを「ボク」と呼ぶキャラクターではありますが、ボーイッシュとはまた違うのが風歌ちゃんの性格なので、そういった点でも、演じかたには気を配りました。

――担当した楽曲にはどんな印象を持たれましたか?

渕上さん キャラクターソングがありますとオファーをいただいたときには、風歌らしい元気でポップな明るい曲になるんだろうなと思っていたのですが、メロディーを聴くと意外にも落ち着いた雰囲気の曲だったのでびっくりしました。ですが、いままで収録したセリフとシナリオを思い返してみたると、「ああ、なるほどな」と思えるような構成になっているんです。現在はホームページで曲の視聴ができるので、いまから曲を知っておいていただけると、さらにゲームが楽しめると思います。また、曲を歌った感想ですが、メロディーに引っ張られすぎて落ち着いた声で歌い上げると、年齢感というか妹っぽさが変わってしまうので、風歌らしさを残しつつ歌うことがたいへんでした。

――すでにゲーム内のボイスの収録は終了されたとのことですが、印象に残ったシーンはありますか?

渕上さん 風歌は正統派な妹キャラになるのかと思いきや、趣味がコスプレで、コスプレの大会に出るといったイベントがあって、それが印象に残っています。ふだんはお兄ちゃんとのやり取りが目立ちますが、コスプレをしているときは風歌の隠れた趣味が爆発するという感じです。着ているコスプレの衣装もフリフリでとってもかわいいので、いままでの風歌に対するイメージがガラっと変わるかもしれませんね。

――シナリオに対しての印象はいかがでしょうか。

渕上さん 個人的には、どこか懐かしさを感じる雰囲気のあるストーリーだなと感じました。ファンタジーな世界観ではなく、なじみ深い現代が舞台なので、演じる際にも物語の雰囲気がつかみやすかったです。プレイヤーの皆さんも、すっとこのゲームの世界に入っていけると思います。さきほどもお話させていただきましたが、私はあまり本を読まないタイプなので(笑)、文章から世界観を想像するのがけっこう苦手だったりするのですが、本作はすぐに理解できたので、よりリアルな人間関係を演じられたと思います。

――『Song of Memories』を期待するファンへのメッセージをお願いします。

渕上さん こういうお話を読み進めていくゲームのボイスを担当させていただくのはとっても久しぶりなので、非常に楽しかったです。ゲームのタイトルには“ソング”という文字が入っていますが、その名のとおり、非常に多くの楽曲が収録されています。私もこんなにたくさんの曲が入っているゲームだとは思わなかったので、びっくりしています。こういったジャンルのゲームは過去にもたくさん出ていますが、これだけ曲に力を入れて、曲がゲームに密接に絡み合っているものはなかなかないのではないでしょうか。ゲームのシナリオだったり、ヒロインのテーマソングだったり、いろいろな面から楽しめるゲームですので、ぜひご注目ください。私はまだ完成版はプレイはしていないのですが、プロモーションの映像を観ると、通常の会話シーンでもキャラクターに動きがあり、いまのゲームはこんなにすごいんだ! と感動しています。昔はこういったノベルゲームをプレイしていたけど最近はやっていないという方がいたら、ぜひプレイしてその進化に驚いていただきたいです。よろしくお願いいたします。

■天竺桂暁役・榊原ゆいさん

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榊原さん
ヘアメイク/松井祥子(addmix B.G)

――ゲームのボイス収録を終えての、本作の感想を教えてください。

榊原さん 暁さんのシナリオについてお話しますと、彼女はほかのヒロインたちとは違って学生ではないですし、主人公との関わりかたやシナリオ、日常パートやその後のお話も、少し変わったものになっています。あまり多くを言うとネタバレになってしまうので控えますが、ほかの5人のヒロインと比べると、暁さんはイレギュラーな存在なんです。主人公たちと知り合ったことで運命や彼女の心境が変化していくのですが、そのあたりのシナリオにはグッときました。

――演じているキャラクターの印象はいかがでしょうか。

榊原さん 最初の印象どおり、セクシーで聡明な大人の女性でした。彼女はお仕事でこの町を訪れているので、最初はお仕事ひと筋で感情を表に出すことがないのですが、ほかのヒロインや主人公たちと関わっていくうちに、どんどんと感情を表に出すようになっていくんです。いままでそんな表情や気持ちになってことはないんじゃないかと思うくらい、かわいらしい表情をするときもあって。主人公たちにとっての非日常が、暁さんにとっては日常なわけですが、そんな彼女が主人公たちと出会い、いい意味で影響されていくことは見ていてうれしくもあるのですが、その後の展開を考えると……といった気持ちです。

――開発スタッフからは演技についてどのようなアドバイスがありましたか?

榊原さん この配役で私を起用していただいているということは、“こういう声を望まれているんだろな”と思って最初の収録に臨んだのですが、開発の方からは、「もっとクールに、エロさを抑えてください」というリクエストがありました。私としてはそれほどエロさを入れているつもりではなかったのですが、けっこう入ってしまっていたみたいで(笑)。その後の収録では、極力エロさを抜いたつもりではありましたが、それでも「もう少し抑えて」とリクエストが入ったほどで。「これは私の声の成分なので、ある程度入ってしまうのはすみません!」と言ったら、スタッフの方々の笑いを誘ってしまった思い出があります(笑)。リクエストに応じてエロさは抑えつつは演技しましたが、見た目どおりセクシーな恰好をしている大人な女性なので、エロさがゼロにならないように、だけどクールに……と、バランスが難しいキャラクターだったと思います。収録を行うときはマイクの隣りに暁さんのイラストを置いてそれを見つつ、「エロくなりすぎないように」と心で唱えながらやっていましたよ。

――物語のなかで、印象に残ったシーンはありましたか?

榊原さん ひとつあるのですが、これもネタバレになってしまうので詳細は言えないのですが、“暁さんすごい!”と思えるようなシーンが物語の後半に出てきます。収録をしている最中も、「これ暁さんひとりで(この世界の問題は)何とかなりそうじゃないですか?」と思えるほどで(笑)。プレイしていただければ、プレイヤーの皆さんも同じ感想を持っていただけるかと。また、個別ルートでは、暁さんの使命と感情の葛藤が大きく描かれていて、切ない気持ちになったことを覚えています。お仕事でこの町に来た彼女なのですが、ほかのヒロインたちと知り合っていくうちに、情が移っていってしまうんですよね。仕事の立場を優先するのか、彼女たちとの関係を優先するのか。それに悩む彼女の心の機微みたいなものがテキストに現れていて、グッときました。

――担当した楽曲にはどんな印象を持たれましたか?

榊原さん 暁さんはほかのヒロインとは立場が違うので、個別ルートではどういったストーリーが展開するのか、またどういったエンディングを迎えるのかが、道中では予測できないキャラクターだと思いますが、このテーマソングは彼女にふさわしい曲になっているなと思いました。最初に「キャラクターソングをお願いします」とオファーをいただいたときは、もっと落ち着いていてしっとりとしたイメージの曲になるのかなと思ったのですが、メロディーを聴いたら、意外にもやわらかく包み込むような雰囲気のある曲になっていました。まだゲームが発売されていないので暁さんと曲のイメージがマッチしない方もいるかもしれませんが、最後までゲームをプレイすれば「なるほど」と感じていただける曲だと思います。曲のレコーディングには作詞を担当していただいた方も同席されたのですが、こういった感想を伝えたら、作詞の方も「すごくわかります!」と共感していただけて、ワイワイ盛り上がっていたのを覚えています。

――最後に『Song of Memories』を期待するファンへのメッセージをお願いします。

榊原さん 日常の楽しいシーンもあり、その後に続く怒涛のストーリーありと、すごく詰め込まれたものがあるゲームだと思います。また、ゲーム中にはヒロインやDream 4 Youたちのたくさんの曲が登場し、どれもとっても魅力的です。曲がシナリオに与える影響もとても大きいので、シナリオと曲の両方からゲームを楽しんでいただけるとうれしいです。

楽曲公開!

楽曲公開No.14「君だけのサンシャイン」

楽曲公開No.15「睡蓮のラビリンス」

プレイ動画公開!

 誠が詩波(うたなみ)市にある“スプラッシュスパ詩波”の無料チケットを手に入れ、女の子たちを誘ってプールへ! 今回は、主人公の湊斗(声:野上翔)と柊花音(声:本渡楓)が水遊びしている1シーンを公開する。主人公たちはかけがえのない楽しい時間を過ごしますが、物語後半の荒廃した世界へと変化していく中で、プレイヤーにとっても、かけがえのない時間となるはずだ。

プレイ動画No.8「みんなとプールへ!」

■豪華な限定版も発売決定!
限定版仕様
・30曲以上のボーカル曲と50曲以上のBGMを収録した4枚組オリジナルサウンドトラックCD
・56ページにわたる設定資料小冊子
・限定版特典プロダクトコード
 追加シナリオ「体育文化祭」+プロモーション映像特典

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Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)
メーカー PureWish
対応機種 PS4プレイステーション4
発売日 2017年4月27日発売予定
価格 6800円[税抜](7344円[税込])
ジャンル アドベンチャー