シンプルにまとめられた操作で気持ちよく巨人を駆逐
2017年1月27日からロケテストが開催され、操作方法やゲームシステムがついに判明した『進撃の巨人 TEAM BATTLE』。ここでは本作独自の操作デバイスである“超硬質ブレード型コントローラー”の使用感覚や、ロケテスト版で体験できた巨人との戦いのインプレッションをお届けする。
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『進撃の巨人 TEAM BATTLE』でまず目を引くのは、巨大なモニターに専用コントローラーという、アーケードゲームならではの“そのゲーム用に仕立てられた”筐体の仕様。とくにコントローラーは原作に登場するブレードの持ち手を再現しているため、ファンなら持つだけでテンションが上がる作りになっている。このコントローラーを画面に向けると、ブレードで攻撃したり、『進撃の巨人』を象徴するギミック、立体機動装置を使ったワイヤー移動を行なうための照準が表示される。そしてブレード型コントローラーのグリップ部分には左右それぞれにアナログスティックとふたつのトリガーが取り付けられており、アナログスティックには歩いての移動と視点の変更、上トリガーにはブレードによる攻撃、下トリガーには立体機動装置の使用といった機能が割り振られている。
照準を合わせてトリガーを引けば距離に応じて移動して攻撃、立体機動装置での移動も状況に応じてワイヤーを使ったアクションに変化してくれるなど、キャラクターの操作に関してはかなりの親切仕様。個人的にゲームプレイ前は(『進撃の巨人』のハードな世界観的に)「エレンの訓練兵時代みたいに立体機動装置の扱いに苦労するのかな?」と思っていたのだが、それはまったくの取り越し苦労。チュートリアルとひとりプレイを数回経験すれば、訓練兵というよりはミカサやリヴァイといった、原作内で戦闘が得意なキャラクターのような感覚で移動や攻撃を実行できた。
複雑な操作を必要とせず縦横無尽にフィールドを動き回れるおかげで、原作では恐怖を感じる対象の巨人たちも、本作のプレイヤーたちにとっては、倒して気持ちよくなるためのいわゆるザコ敵。巨人は原作の設定どおりうなじを斬らなければ倒せないのだが、3メートル級や5メートル級あたりの小柄なタイプは側面や背後を取って頭部あたりに照準を合わせて攻撃するだけで、一撃でうなじを削り取れ、手早く“駆逐”できる。
しかしゲームプレイ中に発生するミッションによっては、ただ巨人を倒しているだけではクリアーできない状況になるため、戦闘が単調だったり、難易度が低すぎるわけではない。それに巨人のサイズが大きくなってくると、巨人との位置関係によっては攻撃のトリガーを引くだけではうなじを斬ることが難しくなる。そういった巨人との戦いでは巨人より高い建物に登ってうなじの見える位置から攻撃したり、足を破壊してひざまずせてうなじを狙いやすくするといった戦略も重要になってくる。また、巨人を素早く倒したり、1回のジャンプ中に連続して巨人を倒すと演出とともにボーナスが加算されるため、操作に慣れたプレイヤーはそういったボーナスが得られる、芸術点(?)の高い巨人の撃退方法を研究するのもいいかもしれない。
大阪会場、JAEPOで『進撃の巨人 TEAM BATTLE』を体感
プラサカプコン吉祥寺でのロケテストは1月29日で終了するが、2月に入ってからも『進撃の巨人 TEAM BATTLE』を先行体験する機会はまだ残っている。まずは2月3日から2月5日に行なわれる大阪・ラウンドワンスタジアム 千日前店でのロケテスト。こちらは東京でのロケテストと同じく、プレイするとAimeスペシャルステッカーや限定二つ名“先行壁外調査班”がゲットできる。さらに詳細は未定だが、2月10日から2月12日に千葉・幕張メッセ開催されるJAEPO2017にも『進撃の巨人 TEAM BATTLE』は出展される予定。大阪でのロケテスト、JAEPO2017に参加するチャンスのある人は、『進撃の巨人』のゲームだからこそできる、立体機動装置での移動&巨人を駆逐する気持ちよさをぜひ体感してみてほしい。