スクウェア・エニックスのプレイステーション Vita用ソフト『サガ スカーレット グレイス』(2016年12月15日発売予定)の新情報が到着! 今回は、4人のキャラクターと、世界を形作った“星神”に関係する要素を紹介する。


キャラクター紹介

■エリセド
「“緋の欠片”はグウィネズ家にとっては危険な物です。その力を使えば、精霊の玉座に何者かを召喚出来るでしょう」

『サガ スカーレット グレイス』エリセド、エイディルら4人のキャラクターと、恩寵や陣形などバトルの新要素を紹介_01
『サガ スカーレット グレイス』エリセド、エイディルら4人のキャラクターと、恩寵や陣形などバトルの新要素を紹介_02

 四将軍家のひとつ、魔将軍グウィネズ家の娘。同じく四将軍家のひとつである剣将軍ユラニウス家の跡継ぎであるアントニウスの婚約者。アントニウスは、主人公のひとり・ウルピナの兄でもある。

 エリセドは落ち着きのある美人だが、魔術士としても一級の実力を持っている。グウィネズ家の人々は、魔法使いの定番のローブ姿のような、地味なファッションは好まない。男も女も身だしなみに気を遣い、領民から憧れの存在でいることを心掛けている。エリセドは男の人気も絶大だが、特に若い娘たちに人気があり、ファッションリーダー的な存在として常に注目されている。ウルピナの衣装もエリセドの格好を真似たものだ。

 グウィネズ家ではエリセドの父が率いる本家が力を失い、3つの分家が勢力を分け合っている。グウィネズ家の将来を思い悩む父の姿に胸を痛める日々が続いている。

■エイディル
「この欠片は私に力を与えた。私は帝国の再建を目指したが、あと一歩及ばなかった。真の力が不足していたのだ」

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 精悍な遊牧騎馬民族ワロミル族の王。部族間の争いで兄達がつぎつぎに死に、末子だったエイディルがワロミルの族長に立てられた。

 エイディルは周辺部族をつぎつぎに制圧。ニュウ族の支援を受けたハイシャ族・カイコウ族の連合軍(4倍以上の数だったと伝わる)をカルディアの戦いで撃破。メグダッセ辺境州を制圧し、諸族の上に立つ上王の地位に就いた。そしてヤクサルト辺境州のニュウ族を抑えつつ、ケイ州のヤンヨウジ家、サンドリア州のイラクリオス家を次々と破り、中央へ進出。グラディオン州で四将軍家連合軍を破り覇権を握った。

 ワロミル族共通の特徴として、小柄で長い黒髪、小さくて黒い目をしている。人の話をよく聞き、敗者の名誉を重んじる度量を持つ。彼自身は知識人ではないが、文化を重んじる人間でもある。急激な勢力拡大は、それゆえであった。

■太皇太后
「そんな、堅苦しく挨拶しなくてもいいのよ。私は皇帝陛下のおばあちゃんでしかないのだから」

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 東帝国の現皇帝の祖母。東帝国は旧帝国の後継を自認し、皇帝号と帝国を名乗っている。しかし、実態は小王国でしかない。

 太皇太后は、旧帝国最後の皇帝が名付け親であり、赤ん坊の頃、皇帝の腕に抱かれたことがあるというのが誇りである。帝国崩壊後の混乱の中、家族に連れられ東方へと脱出した。後にエルワカン王国の妃に迎えられ、夫である国王に皇帝と帝国を名乗ることを強要した。以後、東帝国を支える存在であり続けている。

 性格は快活。皇帝の腕に抱かれたという体験を頭の中で膨らませ、誰に対しても、包容力のある態度を維持したいと思い、実行している。東帝国の実態を踏まえ華美を排しながらも、帝国としての威厳と矜持を持つことを周囲に強いている。

■ローソン
「このジジイは命など惜しくはないが、他の者は目の前の命と暮らしを守らねばならんのだよ」

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 テルミナ州シュートの領主。帝国崩壊後の混乱の中で戦いを繰り返し、実力でシュートの領主の地位を勝ち取った。東帝国に忠誠を誓うが、実態としては完全に独立した領主である。帝国の爵位は持っていないため、東帝国から“テルミナ代官”という肩書を与えられている。

 息子のローカイと共にテルミナ州を守る有能な武人で、西隣のサンドリア州を支配する盾将軍イラクリオス家とも互角に渡り合っている。州境のクニミ城をロー家が奪い取ってからは、イラクリオス家を近づけたことも無かった。だが、その状況もワロミル族の王エイディルの出現で一変する。

 老齢だが、まだまだ元気。ローカイに家督を譲って、楽しい隠居生活をエンジョイするのが夢である。

人間に知識ではなく知恵を、文明ではなく文化を与えた存在“星神”

■魔術の女神 ヴァッハ神
 技術としての魔術を司る星神。魔法や魔力の神とは少し違う。魔術を追求する者たちの神で、魔将軍グウィネズ家では守り神として信仰されている。グウィネズ家の本拠はテアナヴァッハ(ヴァッハ神の家)と呼ばれていた(いまは廃墟だが)。

 マリガン神とは対立関係にある。この二神は双子とも姉弟とも、もとは一柱の神だったとも言われている。

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