あの“セフィロス”の映像も初披露!

 2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日・16日はビジネスデイ)。一般公開日1日目である9月17日(土)のスクウェア・エニックスブースにて、プレイステーション4、プレイステーション Vita用ソフトとして、10月27日(木)に発売予定の『ワールド オブ ファイナルファンタジー』(『WOFF』)のステージイベント、“『ワールド オブ ファイナルファンタジー』TGS出張スペシャル”が行われた。

 本ステージには、『WOFF』のプロデューサーを務める橋本真司氏、ディレクターを務める千葉広樹氏らが登壇。さらに、出演声優陣の竹達彩奈さん(タマ役)と、喜多村英梨さん(セラフィ役)も登場し、コミカルに描かれたオールスター作品『WOFF』の魅力を語ったり、実機によるプレイを行うなど、盛りだくさんの内容となっていた。今回はその模様をリポートしよう。

『ワールド オブ ファイナルファンタジー』タマ役・竹達彩奈さん&セラフィ役・喜多村英梨さんが対戦モードでバトル!【TGS 2016】_01
『ワールド オブ ファイナルファンタジー』タマ役・竹達彩奈さん&セラフィ役・喜多村英梨さんが対戦モードでバトル!【TGS 2016】_02
『ワールド オブ ファイナルファンタジー』タマ役・竹達彩奈さん&セラフィ役・喜多村英梨さんが対戦モードでバトル!【TGS 2016】_03

 まずは橋本Pが登場し、本作を改めてご紹介。リアリティーのある『FF』シリーズを主軸としていながらも、『WOFF』ではキャラクターがかわいらしくデフォルメされ、「子どもから大人まで幅広い年齢層に『FF』を体験していただきたい」というコンセプトを語っていた。

 続いては、千葉D、竹達さん、喜多村さんがステージ上に登壇し、集まった観客にご挨拶。そしてタマとセラフィの会話シーンが披露され、話題は収録時のエピソードへ。先に収録された竹達さんのタマは、キャラクターのイメージがしっかりと固まっていたので収録はサクサクと進んだそうなのだが、いざセラフィの収録がスタートするとイメージが被っていたようで、キャラクターの路線を変更したとのこと。それについて喜多村さんは「場末のスナックママみたいな感じで、というディレクションでした(笑)」と語り、役作りにはかなり苦労したそうだ。

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▲たしかにセラフィは、場末のスナックママ的なキャラクターでした(笑)。

 おつぎはゲーム内に登場する、“闘技場”について。本作は200体以上登場する“ミラージュ”と呼ばれる歴代のモンスターたちを捕獲して仲間にすることが可能で、闘技場では物語で出会ったモンスターと再度戦うことができ、何度も捕獲を狙えるそう。

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▲ミラージュの入れ替えは、セラフィが担当している。

 さらに闘技場では、オンラインでほかのプレイヤーとの対戦が楽しめる。バトルは通常と同じ通りに、“たたかう”や、“わざ”を選択して進めていくのだが、対戦でもリアルタイムで進行する“アクティブタイムバトル”が採用されているので、相手の行動を待ってから“ぼうぎょ”を選択したりと、戦略が生まれるとのこと。

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▲闘技場の受付を務めるトンベリ(声は中田譲治さん)が超イイ声! キュートな見た目とのギャップのせいか、会場からも笑いが起きていた。

 そしてここで、闘技場の実機プレイが初披露。千葉Dがバトルを解説しながら披露……のはずが、なんと1回の攻撃で勝利していまい、「あっ、1発で倒しちゃった!(笑)」とアセる千葉D(笑)。しかし、すぐに倒してしまうと捕獲のチャンスも逃してしまうそうで、相手の弱点や捕獲方法が分かる“ライブラ”を駆使すると、よりミラージュをゲットしやすいそうだ。

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▲モルボルに乗ったパーティに挑むが……。
▲1発で勝利(笑)。

 そして実機プレイが披露されたあとは、竹達さん、喜多村さんがステージ上で生対戦! 本編では主人公のレェンとラァンがミラージュのタワーを作って戦うのだが、対戦モードではモンスターのみでパーティーを結成する。

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▲喜多村さんは「竹達をブッ飛ばしてやるー!」と、やたらと気合十分!
▲左が竹達さんが使用する、人気キャラクターが集合したタマパーティ。右が、喜多村さんが使用する、氷属性で固められたセラフィパーティー。

 今回の対戦は、おふたりはシステムも操作も何も知らない状態でスタート! 喜多村さんはいちはやくコツをつかみ、氷属性の技で竹達さんを攻め立てる。竹達さんはまだよくわからないようで、とにかくいろんな技を連発していた。序盤は喜多村さんが優勢だったのだが、竹達さんの運か実力か、氷属性で固められた喜多村さんのパーティーに相性のいい“サンダラ”をくり出すと、一気に竹達さんの勝利となった。

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 そしてここで、開発代表のヒラノ氏が登場。プロ並の腕前というヒラノ氏と、竹達さんが対戦する……前に、操作に慣れてもらうため、もう1度喜多村さんとバトルをすることに。開幕から竹達さんが“ファイラ”を放ち、弱点を突くと序盤から優勢に。しかし、どうやって技を使ったのかは分からなかったようで、そこからは五分五分。お互いイーブンのまま、攻撃しては回復魔法“ケアル”をくり返し、勝負は泥沼へもつれ込むが、喜多村さんが隙を突いてラッシュを仕掛け、今度は喜多村さんの勝利!

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 いよいよヒラノ氏と、竹達さんの対戦へ。ヒラノ氏のパーティーはガチ編成とのことで、本気で勝ちに来ているようだ。しかし、竹達さんのパーティーは、通常攻撃をしているだけなのにクリティカル攻撃を連続して発生させ、なんと竹達さんが勝利を収めた。ちなみに「ここ、台本ではヒラノさんが絶対勝つことになってましたから!」と、喜多村さんが暴露(笑)。千葉Dは「こんな感じで、ガチ編成相手でも相性や戦いかたで、逆転もしやすくなっています」と語っていた。

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▲こちらがヒラノ氏のパーティ。ベヒーモスやらキングボムやら、なんだかとっても強そう!
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▲ところが竹達さんがみごとに勝利し、思わずガッツポーズ!

 対戦プレイの実演が終わると、ヒラノ氏と入れ替わって、橋本Pが再登場。本作は“セイヴァー召喚”というシステムでバトル中に歴代『FF』キャラクターを呼び出せるのだが、初回生産限定特典には『FFVII』のセフィロスを呼び出せるようになるプロダクトコードが封入されている。そして橋本Pが、セフィロス召喚ムービーをここで初公開!

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▲セフィロスが炎の中を去っていく、あのシーンそのもの! ……でもカワイイ。

 このムービーはスクウェア・エニックスのハイエンドなフルCG映像を専門に手掛けている“ヴィジュアルワークス部”が制作しているそうで、千葉Dは「ヴィジュアルワークスの生守さん(生守一行氏)と廊下ですれ違ったときに、急に作ってほしいものがあるとお願いしたの(笑)」と、制作経緯を自ら暴露! 竹達さんも「急に作ってもらったようなレベルな映像じゃなかったですよ!?」と驚くのも無理はなく、当時『FFVII』に関わっていたスタッフたちが、本気で作ってしまったのだとか!

 『WOFF』で仲間になるのは、バハムートやリヴァイアサンといった、歴代の召喚獣たち。その召喚獣たちが今回は逆に、歴代『FF』キャラクターたちを召喚するということで、喜多村さんも「ティーダが召喚獣でビックリしました!」とコメント。主人公たちが物語の中で出会っていくことで召喚できるようになるとのことで、千葉Dは「イチから出会っていくので、『FF』を遊んだことがなくて、クラウドって誰? ティーダって誰? という方でも、彼らを知っていくことができます」とコメント。

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 また、本作のエンディングでは、竹達さん、喜多村さん、そしてエナ・クロ役の花澤香菜さんによるユニットソングが流れるのだとか! 続いて、千葉Dが「言ったら怒られるかもしれないけど、そっち(エンディングムービー)も“ヴィジュアルワークス部”に作ってもらっちゃった!」と発言すると、さらに「タマとセラフィが元気に踊ってます!」と新情報を公開! 橋本Pからは思わず「えっ、大丈夫!? 大丈夫!?」と、心配の声もあがっていた。

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▲イベントの終盤には、登壇者全員のサインが入ったTシャツが貰えるプレゼント抽選会も行われた。

 いよいよステージの終わりも近づき、最後には登壇者たちがお別れのご挨拶。千葉Dは「『WOFF』が、いよいよ10月27日に発売されます。一部では、発売が延期されるなんて噂もありますが、本当に噂です。ちゃんと10月27日発売されますよ!」と、しっかりと発売日にリリースされることをアピール。喜多村さんは、声優デビューをしたころにインタビューで答えた内容を振り返り「“『FF』に出たいです。あわよくば、マスコットポジションのキャラクターがいいです。”と答えたんですよ。その念願が、ついに叶いました!」と、セラフィ役を演じたよろこびを語っていた。竹達さんは「出演が決まったときは、兄やら母やら家族に自慢しました」と、『FF』シリーズに出演できたことがとても光栄だと熱弁。さらに竹達さんは、“まだまだ公開していない新情報がある”とも発言していたので、今後の続報に期待しながら、『WOFF』の発売を待とう!

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