会場のどこを観ても、熱い試合がそこにある!

 2016年3月12日、各種オンラインゲームタイトルの大会を運営する“JCG”による一大オフラインイベント“JCG Premier Grand Finals 2016”が、東京・豊洲PITで開催された。

 会場ではメインステージを含めて総計6つの大会エリアが用意され、ふだんはオンラインで競い合うトッププレイヤーたちがオフラインという異なる舞台で激突。いずれも非常にハイレベルな対戦で、同時に観戦するために体がいくつも欲しくなるような濃密なイベントとなった。

『CS:GO』部門の優勝はDeToNator! eスポーツ大会の祭典“JCG Premier Grand Finals 2016”の模様をリポート_01
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▲ここまで激しい選抜を勝ち抜いてきたプレイヤーたちによる王者決定戦が一度にいくつも開催される、非常に贅沢なイベントだ。

 今回大会が開催されたタイトルは、人気FPS『Counter-Strike: Global Offensive』(以下『CS:GO』)と『Battlefield 4』、一瞬の判断や操作が結果を分けるリアルタイムストラテジーゲーム『Starcraft 2』、デッキ構築の奥深さが魅力のオンライン対戦型カードゲーム『HearthStone』の、計4タイトル。

 それぞれのタイトルとも、観客が見守るオフライン大会ならではの環境の中にもかかわらず、トッププレイヤーたちの神業が何度も見られ、観客は大いに沸いていた。

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▲『Battlefield 4』の試合は、ほぼすべてが最終マッチにもつれ込む激闘。選手の心身にかかる負担や疲労は相当なものだったが、ブースからあふれるほど集まった応援者も最後まで絶えなかった。
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▲爆弾設置をめぐる、カウンターに次ぐカウンターの応酬がくり広げられた『Battlefield 4』大会。オーバータイム(延長戦)2回に及ぶ、5時間近い死闘を制したのはチーム“CarryMe”となった。
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▲『Starcraft 2』は展開が非常に速く、敵地の偵察と把握や強力な地雷の処理などを瞬時の判断でこなす必要がある。その大会を制したのは、“PsiArcYanmoo”選手。一瞬も気が抜けない接戦ながら、結果的には見事なストレート3本先取で勝利した。

 なお、今回の大会は“第1回 日本eスポーツ選手権大会 決勝大会”との共催であり、同大会のさまざまな開催タイトルの試合も同時進行された。とくにステージで開催されたサッカーゲーム『FIFA 16』と対戦格闘ゲーム『デッド オア アライブ 5 ラスト ラウンド』の大会では、こちらでもオフラインならではの緊張感の中、名勝負がくり広げられた。

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▲相手と対面するオフラインならではの対戦形式がさまざまなドラマを生んだ。

 いろいろなタイプの試合を一度に観戦できたというのも、本大会の特徴のひとつ。eスポーツと聞くと対戦格闘ゲームやFPSをイメージする人も多いと思うが、ある意味で異彩を放つ『HearthStone』大会は、静かながらも一瞬も目を離せない激戦が続き、eスポーツの多様性を再実感できる内容となった。

 『HearthStone』ではプレイヤーが選択した“ヒーロー”によって使用できるカードの傾向がある程度決まるため、基本的に相手の戦術が予想しやすい。だが、そこをさらに読み返して意表を突いたり、ヒーローそれぞれの黄金パターンをいかに封じていったりするかが、中級者~上級者ならではの非常にテクニカルでおもしろい要素となっている。

 3本先取が基本ルールの今大会では、各選手ともに3名のヒーローを事前に登録。相手がつぎに出すヒーローは何か、そのヒーローでどんな戦術を取ってくるか、相手の行動をリソースを消費して阻止するべきか、それともこれはリソースを使わせる罠か……と、一手一手すべてが勝負どころ。選手はもちろん、見ている側も息を飲む場面ばかりが続いた。

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▲事故が起こりにくいゲームシステムになっているので、もし一手でも読み負けて勝ちパターンに持ち込まれると、逆転できず押しつぶされることもざら。選手の顔にもつねに緊張が。
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▲要所要所で的確な読みを進め、“ぐったりガブ呑み亭の常連”による強力な物量コンボなどを安定して決めた“aqua#1699”選手が優勝。各ヒーローの理想的な動きを、ほとんどミスなく見せてくれた。

この“人読み”、これぞeスポーツ! 『CS:GO』大会リポート

 今回の“JCG Premier Grand Finals 2016”でとくに注目されたのは、メインステージで開催された『CS:GO』の準決勝戦と決勝戦。eスポーツの“対人戦”という側面の大切さとおもしろさを、あらためて教えてくれる内容となった。

 FPSといえば、銃で相手キャラクターの頭部を的確に打ち抜くエイミング能力や、味方との連携が勝敗に重要になるという点は言うまでもない。それに加えて『CS:GO』では、各ラウンド開始時に武器を選択・購入するときに必要な所持金の量が、前のラウンドでの勝敗によって大きく変化するため、大きな火力差が生まれることもある。

 このことだけを聞くと、最初のラウンドで勝った側のチームがずっと有利とも思われるかもしれないが、装備を整えた状態で逆に倒されると、武器を落として相手に奪われる。つまり、お金を使い果たした状態だと、次ラウンドで火力が逆転されてしまうのだ。

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▲所持金が非常にシビアな要素となっており、ハンドガン以外にろくな火器が持てない1ラウンド目で勝利し、所持金の差を付けられるかが非常に重要。

 また、基本ルールである“テロリスト側チームがポイントに爆弾を設置し、一定時間後に起爆すれば勝利”、“設置された爆弾をカウンターテロリスト側チームが解除できれば勝利”という2点も、この所持金のシビアさと密接に関わってくる。

 今回の大会ルールは各マップで30ラウンド16本先取勝負、15ラウンドごとに陣営交替、2マップ先取で勝利というもの。これにより、爆弾を無理に解除しに向かったために迎撃されるリスクを避けたり、武器をほとんど買わずに所持金を温存したりなど、あえて“見送る”ラウンドを作る余裕がある。とくにカウンターテロリスト側にとっては、購入できる火器がやや強いテロリストを“見送る”ことでいなし、次ラウンド以降の逆転の準備を整えるのもまた大切なのだ。

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▲爆弾を設置・解除するときは無防備になるため非常にリスクが高い。装備と所持金のことを考えると、無理な勝負には出られない。

 まずは準決勝戦。ぶつかり合ったのは“Absolute”と“Team Rapture Play”だ。過去の各大会でも優秀な成績を収めており、並外れたエイミング能力を持つ選手ばかりが当然のように揃った両チームの対戦はすさまじいものとなった。

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 とくにAbsoluteはエイミング能力が高い。オフライン大会という緊張する場でも、壁から一瞬でも相手が顔をのぞかせればヘッドショットを決めていく、超人的な腕前を披露。対してTeam Rapture Playは、FPSの基本とも言えるチームワークのよさを発揮し、お互いがカバーしあえる状況や配置を作り上げていった。

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▲ハイレベルなプレイヤーどうしになると、無防備に角から体の一部を見せるだけでも危険。スモークグレネードやフラッシュバンでの視界妨害は危険地帯ではほぼ必須で、その購入費がまた所持金管理を難しくする。
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▲準決勝戦で光ったのが、Team Rapture Play側のAWP(胴体に1発当てればキル確定の強力な狙撃銃)対策。AWPの存在を察知すると連携を密にし、ひとりがやられても即座にほかのメンバーがAWP持ちを倒すという、防ぎようのない対策を随所で的確にこなした。

 武器を購入しないエコラウンドでもハンドガンだけで相手を瞬殺したり、AWPをまるでアサルトライフルのように扱い、駆け回って撃ちまくるRaitA選手など、並外れた個人技で魅せるAbsolute。しかしそれでも相手のチームワークを完全に打ち崩すには至らず、Team Rapture Playが準決勝をものにした。

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▲JCG主催大会では現在2連覇中のTeam Rapture Play。チームワークの厚みを早くも見せつけた。

 決勝戦はシードの“DeToNator”とTeam Rapture Playの対決。連覇中のTeam Rapture Playに対し、ここのところの大会では敗北を喫し続けているDeToNator。お互いにオンラインでは数えきれないほど対戦を重ねてきており、総合的な勝敗は拮抗している。

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▲決勝戦で登壇した“DeToNator”の面々。表情が固いように見えるが……?

 1マップ目“de_cache”での対戦がいざ始まってみると、さっそく解説陣も戸惑うおもしろい事態が発生。どちらかといえば堅実なプレイングが持ち味だったDeToNator側が、最初のカウンターテロリスト陣営でアクティブな戦法を展開。配置を目まぐるしく変えてTeam Rapture Play側の連携を崩し、戦力をひとりひとり寸断して撃破していく戦法を取ったのだ。定番の位置で守る、これまでのチームスタイルからは予想もつかない戦いぶりだ。

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▲試合開始当初は固かったDeToNatorだが、リーダーのakioni選手やshoushi選手を中心に積極的に声かけをしていくことでリラックスした雰囲気に。

 7ラウンドほど押され気味だったテロリスト側の“Team Rapture Play”は、迅速な対応を見せた。別の爆弾設置ポイントを狙う戦法を取りつつ、そこから急に元の戦法に戻すなどして、DeToNator側のリズムを崩そうとするも、DeToNatorも見事な対応力でこれを迎撃。この流れは陣営変更後も変わらず、1マップ目の対戦は16-8でDeToNatorに軍配が上がった。

 一見、単に奇策がハマったかのようにも見えるが、そもそもDeToNatorというチームは奇策を用いるようなタイプではない。それは長く対戦してきたTeam Rapture Playならよく知っていることだろう。そして今回、その対策もしっかりとしてきたからこそ、DeToNatorの裏の裏を掻く戦法が突き刺さったのだ。ゲームやキャラクター性能などではなく、“人”そのものを見るeスポーツならではの対人要素が引き起こした結果だろう。

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▲前に出る戦術だけでなく、扱いが難しいAWPをshoushi選手とinpalement選手が同時に使いこなすなど、DeToNatorには個人技でも目を見張るものがあった。

 迎えた2マップ目“de_dust2”での対戦。Team Rapture Play側は試合前の休憩時間中も対策会議を続けたが、ここでも最初からDeToNatorが最初のラウンドを取り、優位に立った。そのまま連続3ラウンド奪取を果たしたDeToNatorは、チーム連携に優れたTeam Rapture Playへの対策を徹底し、連携網を妨害。こうなるとTeam Rapture Play側はチームの力を出し切れず、孤立したエースプレイヤー・AFERAX選手を早々に失うなどの失策が目立ち、一気に8-1まで持っていかれてしまう。

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▲どこから攻めるかの読み合いに勝ち続けたのに加え、モロトフ(火炎瓶)で得意の連携をとっさに分断するなど、相手チームの「人」を読む“DeToNator”の作戦がすべて的確に決まっていく。

 だが、さすがに連覇中の王者だけに、Team Rapture Playがそのままやられ続けることはなかった。所持金で大差がついている状況から、Npoint選手がハンドガン・デザートイーグルで見事なキルを決めたあたりから戦術を変化させ、「まずファーストキルを取って5on4の状況を作る」という積極的な戦法を開始。この戦法はすぐに対処されてしまうものの、このマップの危険地帯であるセンター部分にDeToNatorが攻め上がる回数は減っていった。

 そうして迎えた10-5での陣営変更後、先ほどDeToNatorのアクティブな流れを断ったのが功を奏したのか、Team Rapture Playはいつもの「ひとり倒されても味方が取り返す」という黄金連携パターンを取り戻す。勢いに乗って一気に11-13まで追い上げ、14-14にまで拮抗したのだが、DeToNatorのakioni選手がここで爆弾を解除しに来たTeam Rapture Play側の選手を、予想外の位置での待ち伏せで撃退するファインプレーを見せた。

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▲単独での活躍は“流れを変える”、“精神的に優位に立つ”などの心理的な意味合いに加え、『CS:GO』では所持金にも大きく影響するため、大きな意味を持つ。

 これで流れがわからなくなり、お互いに慎重なプレイでひとりずつ戦力を削り合う戦いにもつれこんだ結果、ここまでの展開で所持金面で少し優位に立っていたDeToNatorが、その火力差で優位を保ち、16-14で勝負を決める。最初から最後まで、チームどうしの読み合い、流れを変える個人技の応酬と、「これぞeスポーツ!」と言わんばかりの対人戦の妙が光り続ける、非常に見応えのある決勝戦となった。

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▲連敗の雪辱を見事に果たして王座に輝いたDeToNator。徹底したAWP対策などの練習に裏付けられた実力と、スタイルをも変える戦略が今後の大会でも輝くのか、ぜひ見届けたい。

 オフラインの場で行なわれるeスポーツの大会には、すべて独特の興奮がある。場全体のどこに立って、どの試合を見ていても、興奮がビシビシ肌に伝わってきた“JCG Premier Grand Finals 2016”。その空気や、解説を交えての観戦で味わえる楽しみは、オンライン大会の観戦とはまったく異なるおもしろさを持っていた。

 本大会はニコニコ生放送やTwitch.tvで全編配信されているので、この興奮がどのようなものか気になってきたという人がいれば、ぜひ配信期間中にこちらの放送でチェックしてみてほしい。

★JGC ch1 - BF4 / Hearthstone / StarCraft 2
※ニコニコ生放送
※Twitch

★JGC ch2 - CS:GO
※ニコニコ生放送
※Twitch