『グラブル』の世界を音楽でも体感

『グランブルーファンタジー』のオーケストラコンサートがTGSの会場で開催【TGS2015】_02

 2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの最終日となる20日(日)には、メインステージにて『グランブルーファンタジー』のオーケストラコンサートが開催された。

 今回のオーケストラコンサートは、このイベントのために特別に編成された“ファータ・グランデ第一楽団”が演奏。指揮は栗田博文氏が務める。開始から『メインテーマ』、『大星晶獣との戦い』と、『グランブルーファンタジー』プレイヤーが何度も耳にしているであろう楽曲が続き、すぐさま『グランブルーファンタジー』の世界へと惹き込まれる。かくいう記者も、仲間たちとの冒険の数々、星晶獣との戦いが、1シーン、1シーン鮮明に思い起こされ、これまでの旅路を改めて振り返っているような気持ちになった。

 会場では、プロデューサーの春田康一氏、サウンドディレクター&コンポーザーを務める植松伸夫氏、コンポーザーの成田勤氏によるトークも展開。植松氏は自分で作曲した曲をすべて好きになるわけではないとしながらも、「『メインテーマ』は自分でもお気に入りの1曲になりました。バンドでもできるんじゃないかと思うので、いつかやってみたいですね」とコメント。また、成田氏は、『大星晶獣との戦い』を思い入れのある曲として挙げ、「できるだけ多くの要素を取り入れたかったので試行錯誤しました」と語った。また、植松氏によると『グランブルーファンタジー』の仕事の依頼を受けた際に“アイリッシュ音楽の雰囲気を取り入れてほしい”という注文があったそう。これに対し植松氏は「じつは、まだ出し切れていないんです。アイリッシュ音楽は喜びと悲しみが同居する不思議な音楽なので、バトルの曲として使うとおもしろいかもしれない」と意欲を見せた。

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▲左から春田康一氏、成田勤氏、植松伸夫氏。
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 そのほかにも、『始まりの風』、『星の古戦場』、『遥かなる旅路、天翔ける戦線』、『バトル1&2メドレー』、『アウギュステ列島 -白沫の瀑布-』、『シュヴァリエ・マグナ』と、作中の名曲の数々がオーケストラアレンジで披露され、会場に詰めかけた多くのファンを魅了した。『グランブルーファンタジー』としては、初の試みとなるオーケストラコンサート。今度は、コンサートホールで、その迫力の音楽を聴く機会が来ることを期待したい。

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■セットリスト
01. メインテーマ
02. 大星晶獣との戦い
03. 始まりの風
04. 星の古戦場
05. 遥かなる旅路、天翔ける戦線
06. バトル1&2メドレー
07. アウギュステ列島 -白沫の瀑布-
08. シュヴァリエ・マグナ