“アナザークロニクル~もうひとつの物語~”について教えてください
2015年9月17日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するPC用MMORPG『エミル・クロニクル・オンライン』(以下、『ECO』)において、大型アップデート“アナザークロニクル~もうひとつの物語~”が実施される。
本アップデートの詳細について、『ECO』運営チームの寺田美絵氏、榊田毅氏、深田將之氏に、テストプレイを交えつつ話を伺った。なお、本稿の内容や画像は開発中のものなので、実装時に変更となる可能性もあります。ご留意を。
人気キャラクター・ロアたちの別の一面に迫る
“アナザークロニクル~もうひとつの物語~”は“ロア”たちにスポットを当てたコンテンツだ。謎の本“ナコト写本”の封印が解かれ、“アナザー”と呼ばれる存在が誕生したことがストーリーの発端。プレイヤーはアナザーの謎を追い、ロアとともに“アナザーエンシェントアーク”に飛び込むことに。
いきなり固有名詞がばんばん出てきた。まずは用語を整理していこう。
【ロア】
2013年に1年かけて展開されたゲーム内イベント“イリスと記憶の書架”に登場する、物語が具現化した存在の総称。かわいい。もしくはかっこいい。
【ナコト写本】
2015年イベントのキーキャラクター・タイ兄さんたちが発見した謎の本。
【アナザー】
ナコト写本の封印が解かれたことで出現。ロアたちの影のような姿をしている。アナザーとは何者なのか、真実を探るのがプレイヤーの目的となる。
【アナザーエンシェントアーク】
アナザーの願望が生み出した世界。ナコト写本の中に存在している。なお、区別をつけるために“アナザーエンシェントアーク”と呼んではいるが、“エンシェントアーク”からナコト写本の中の世界に入るという設定であるため、実際のゲーム中には“アナザーエンシェントアーク”という名前は出てこない。
この辺の経緯は2015年8月20日に実装されたプロローグイベントで描かれている。事前に遊んでおくと没入度が高まるのでおすすめだ。
プレイヤーはロアと協力し、アナザーの望みを叶えたりしながらアナザーエンシェントアークのクリアを目指す。ストーリーの根底には“ifの世界”というテーマが定められており、進めていくうちにロアの別の一面を見られるという。
これまではイベントシーンと戦闘が切り分けられていたが、ここではどちらもリアルタイムで進行。最初はテキストを読んだり戦闘したり忙しいなという印象だったが、いっしょに冒険している雰囲気をより強く感じられた。かわいい女の子に振り回されるのだから悪い気はしない。僕もこういう青春を送りたかった。
アナザーエンシェントアーク内には“大目標”と“中目標”が用意されている。大目標はアナザーエンシェントアークのクリアに関わるもので、中目標はいわゆるサブクエスト。無理に達成しなくてもいいが、一時的に仲間が増えたり、報酬が増えたりといったメリットがある。
アナザーエンシェントアークの参加条件はLv100以上で転生済みのキャラクター(DEM種族の場合は“真の顔”イベントクリア)で、ある程度プロローグイベントを進めていること。イリスのロアが登場する最初のキャプチャーはソロ用なので、大目標をクリアするだけならそれほど難しくはない。中目標をどれだけこなすかによって難度が変わってくるという。
それ以降はふたり以上のパーティー推奨の難度になっている。深田氏によると「理論上はひとりでもクリアできますが、職業の相性がよくないと難しいかもしれません」とのこと。中目標のターゲットが離れた場所に出現することもあるため、パーティーを組んでいるときは手分けをしたほうがよさそうだ。
すべての大目標を達成すると宝箱が5個出現。金色の宝箱は中目標の達成数によって中身が変化し、新装備やパートナーの進化用アイテム、アナザークロニクル(後述)用のアイテム“アナザーの紙片”を入手可能だ。「紙片が出る確率は、中目標を全部クリアすればだいたい出るかな、くらいです」と、榊田氏。