日本人が見ても勉強になるブースばかり!
フランス・パリにて、2015年7月2日〜5日(現地時間)、ゲームやアニメ、マンガを中心に日本文化を紹介する“JAPAN EXPO 2015”が開催された。フランスでは、もともと日本のコンテンツの人気が高く、前述のゲームやアニメ、マンガだけに留まらずファッション、音楽などへも注目が集まっている状態だ。このJAPAN EXPOは、昨年(2014年)15周年を迎え、昨年だけでフランスや近郊の国々から約25万人の来場者を集めるほどの大きなイベントになっている。ファミ通.comでは、今回このJAPAN EXPOでさまざまなイベントを取材し、リポートしてきた。本記事では、そのJAPAN EXPOの記事のまとめとして、ゲームメーカーのブースを中心に、JAPAN EXPO全体を紹介しつつ、これまでの掲載してきた記事を振り返ろう。
任天堂ブース
JAPAN EXPOのゲームメーカーブースでもっとも大きかったのは任天堂ブース。任天堂ブースでは、E3 2015で出展された『スターフォックス ゼロ』や『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』を始め、『スーパーマリオメーカー』など、数多くの試遊台を設置。そのほか、『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』(どちらも追加コンテンツを入れた状態)、『Splatoon(スプラトゥーン)』は試遊台とともにトーナメント大会も開催していた。
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バンダイナムコエンターテインメントブース
バンダイナムコエンターテインメントブースでは、JAPAN EXPOらしく、マンガ、アニメ原作のゲームが大半を占めていた。『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』では終末の谷、『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』では天下一武道会の武舞台、というように作品ごとに原作の印象的な背景を描いた大型パネルを設置。来場者の目を留め、コスプレイヤーが写真を撮る背景にも使われていた。また、ブースの中央には円形のステージがあり、ゲームのプレゼンテーションはもちろん、コンパニオンのダンス、エアギターならぬ、エアかめはめ波のコンテストなどが開かれているときも。
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スクウェア・エニックスブース
スクウェア・エニックスブースは、『ファイナルファンタジーXIV』と『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』が中心。『ファイナルファンタジーXIV』は、初心者向けの体験ツアーを行っていたほか、既存プレイヤー向けのバトルチャレンジを用意し、体験ツアーに参加した人にはゴールドソーサーTシャツを、バトルチャレンジで戦う蛮神に勝った人には“I BEAT”Tシャツを配布していた。『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』は豊富な試遊台を用意。しかも、スライム型のソファーに座って試遊するという演出も。ちなみに、ブースの壁には、以前、日本の新宿駅で行った、スライム型のエアパッキンを用意していた。記者は、海外の方にこの“プチプチ”が伝わるのだろうか……と思ったのだが、そんな不安は杞憂で、海外のユーザーも喜んで潰していたどころか、身体ごとエアパッキンに当たり、一気に大量につぶすという、それはそれで日本人と違う楽しみかただなあと感じさせる、豪快さを見せていた。
また、スクウェア・エニックスは、ゲームのブースとは別に、グッズなどを販売するマーチャンダイジングブースも大きく展開しており、サントラ、ぬいぐるみ、フィギュア、タペストリーなど、数多くのグッズを用意。JAPAN EXPOの来場者にピンポイントでフックしたのか、開場からしばらくすると、つねに人だかりができており、同社の人気の強さを見せつけた。
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そのほかのメーカー
そのほかにも、さまざまなメーカーが出展。カプコンは『ストリートファイターV』の試遊台&物販ブースに加え、任天堂ブースに含まれるように、『モンスターハンター4G』(海外名は、『MONSTER HUNTER 4 ULTIMATE』)の試遊ブースを展開。『ストリートファイターV』はユーザー参加のトーナメント大会なども開いていた。また、ユービーアイソフトは、『JUST DANCE 2016』の試遊台でデモプレイ。実際にプレイできる人は壇上の人のみだが、周囲の見ているユーザーもいっせいに踊り出す、海外らしい姿が見られた。