世界を揺るがした“激戦”の前日譚が描かれる!

あの大作にまさかの新作が! 『ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド』が“開戦”_01

 2014年6月にベセスダ・ソフトワークスより発売され、ナチスに支配された世界でくり広げられるぶっ飛んだ物語、爽快かつハードなシューティング・アクション、謎解きやルート開拓などのアドベンチャー要素などで、世界中のシューティングファンのハートを直撃! そのゲーム性も高く評価され、数々の賞に輝いた『ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー』。新たな『ウルフェンシュタイン』伝説を築き上げたこの作品に、まさかの最新作が登場した。その名も『ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド』だ。

 本作の主人公は当然、歴戦の勇者“B.J.ブラスコヴィッチ”だ。デスヘッド親衛隊大将の拠点である要塞に潜入するも、卑劣な罠にかかり、昏睡状態に陥るという物語が、前作の幕開けだった。本作では、デスヘッドの拠点を示す座標を入手するため、ウルフェンシュタイン城に潜入する物語が描かれる。そう、この『ザ オールドブラッド』は、『ザ ニューオーダー』の前日譚が舞台となっているのだ。

 本作のミッションは、大きく分けてふたつ。ひとつは、ウルフェンシュタイン城で激戦がくり広げられる“ルディ・イェーガーとオオカミの巣”。もうひとつは、ドイツの田舎町でナチスの考古学者が発掘した謎の遺物を巡り、邪悪な力の解放を止めるべく戦う“ヘルガ・フォン・シャーブスの邪悪な秘密”だ。前作でもデスヘッドを始めに、何とも個性的で憎たらしい悪役が多数登場したが、本作の悪役も負けず劣らず魅力的だ。

 ウルフェンシュタイン城の刑務所長であるルディ・イェーガーは、改造されたナチス犬をこよなく愛するも、収監した人間を改造犬のエサにしている噂もある、残虐非道な男。ヘルガ・フォン・シャーブスは、ナチス親衛隊の超常科学局を仕切り、“ある秘密”を持つ女史である(マップのあちこちに残された彼女の痕跡を見れば、その強烈な性格がわかるので、ぜひチェックを!)。それ以外の敵も、当然ながらシリーズにふさわしいメンツが揃っている。何しろ、ファンにはたまらないナチスゾンビも登場するのだ。

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金属パイプに武器と新たな要素を搭載!

 では、肝心のシューティング部分はどうなのか? 安心してほしい。きちんとブラッシュアップされている。新たに追加されたのは、“金属パイプ”。これは近接用の武器として使えるだけでなく、壁に突き刺して壁を上るクライミングアクションや、手が届かないドアやハッチに引っ掛けたり、壁に穴を開けるなど、じつに多彩な場面で活躍する、万能アイテムとなっている。背後からそっと敵に近づいて一撃死させるステルステイクダウンが決まったときは、正直言って“爽快”でクセになる。もちろん、新たな銃火器も多数追加されている。ボルトアクション式のカービンライフルや、2連式のセミオートショットガン、榴弾を発射するシングルショットピストルなど、新しいプレイを可能にする武器が揃っている。これらを駆使して真正面から戦うもよし、ステルスに徹して影のように戦うもよし。自分の好きなプレイスタイルで攻略できる、シリーズ特有の懐の深さは健在だ。ちなみに、戦いの舞台も地下墓地や戦時中のドイツの街、ケーブルカーが走る美しい渓谷など、前作とは異なる雰囲気のステージが登場するので、新鮮な気持ちで楽しめることは間違いない。

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