新作MMORPG『EOS』の全貌が見えてきた!
2015年6月にはクローズドβテストも控え、正式稼働に向けて最終調整に入りつつあるPC用MMORPG『ECHO OF SOUL』(以下『EOS』)。本作は3D描写のゲームながら低スペックPCでも気軽に遊べるなどの初心者向け要素と、中級者~上級者でも存分に楽しめる充実したコンテンツを併せ持ち、誰が遊んでも“ちょうど良い”ことをアピールポイントとした完全新作MMORPGだ。
クローズドβテストに先駆け、東京・北海道・愛知・大阪・福岡のネットカフェでフォーカスグループテスト(以下、FGT)を開催中。FGTの目的は、オフラインの会場で『EOS』をプレイしてもらい、アンケートやディスカッションで気になった点を収集すること。
去る2015年5月16日、東京・秋葉原のネットカフェ“アイ・カフェ AKIBA PLACE店”にてFGT初日が開催。筆者も参加し、“ちょうど良い”を謳う『EOS』がどのようなゲームなのか、体験させていただいた。
まずはチュートリアルから――遊びやすさはまさに“ちょうど良い”
当日会場で体験できたコンテンツは、キャラクターメイキング&チュートリアル、Lv22推奨のソロプレイ用ダンジョン、Lv37推奨のパーティープレイ用ダンジョンの3つ。これらを30分~1時間ずつプレイし、合間にアンケート用紙に意見を記入。運営プロデューサーの鈴木氏に直接質問することもできた。
『EOS』で選択できるキャラクタークラスは以下の5タイプで、それぞれキャラクターの性別は固定となる。
◆前衛を務める頑強な男戦士・ウォーリア
◆奇襲や連続攻撃を得意とする男暗殺者・ローグ
◆高い攻撃力と回避力を持つ女戦士・ガーディアン
◆多彩な遠距離攻撃を使える女魔法師・ソーサレス
◆高威力の遠距離射撃を得意とする女射手・アーチャー
この5つのクラスを選択後、髪型や顔立ち、目の形などに加え、身長や足の長さなどまで細かにキャラクターの外見についての設定が可能だ。
まずはスタンダードなキャラクターをさわってみたかったので、ウォーリアを選択してチュートリアルを開始。NPCの話を聞き、依頼をこなしていく。
3Dのフィールドを移動する際には、移動したい地点にカーソルを合わせて右クリックすればそこまで自動で移動するほか、FPSなどでおなじみのWASDキーを使った前後左右移動も同時に使用できる。加えて、マウスの左右どちらかのボタンをドラッグしながら動かせば、視界を360度好きな方向へ回転できる。
どちらかの操作方法をコンフィグで選択する形式ではなく、つねにどちらも使える点が『EOS』ではゲームの遊びやすさに一役買っている。その詳細は後述。
クエストNPCから近くにいる特定の敵を倒すように指示されたので、さっそく戦闘開始。『EOS』の戦闘は、敵を左ダブルクリック、あるいは右クリックするだけでキャラクターが攻撃を開始する、いわゆるターゲッティング方式となっている。
一度ターゲットを指定すれば敵が倒れるまで通常攻撃をくり返すが、キーボードの数字キーとファンクションキーに設定した各種スキルを織り交ぜること可能だ。スキルの中には各クラスごとに蓄積や回復の方法、さらにポイントの名称自体も異なる“CP”を一定量必要とするものもある。
戦闘とNPCへの報告を何度かくり返しているうちに、ついにボス戦に突入。ここでいよいよ『EOS』の特徴的なシステムである“ソウル”が使用できるようになる。
ソウルはいわば、強力なステータスアップ能力を持つスキルの一種。通常のスキルはレベルアップで獲得できるポイントで習得するため、「あっちのスキルを伸ばしておけばよかった!」などと後悔しても間に合わない。だが、ソウルの場合はいつでもクリティカル率&攻撃速度アップ、攻撃力アップ、防御力アップ、回復力アップの4種類の中から、好きなものへ切り替えることができる。
ソウルは一度使うと2分間再使用できず、また、敵から集める“渾沌のソウル”を浄化して手に入れるアイテムを消費するため、使いどころが重要。だがその効果は絶大で、敵やダンジョン、パーティー内での役割に合わせて使い分けられるのが非常に便利だ。
ソウルは事前に選択しておけば、キーボードのTキーかアイコンのクリックだけで即座に発動するため、使いかた自体は簡単。チュートリアルを通してほぼすべての操作を片手で行え、それでいてスキルやソウルを駆使した戦闘の爽快感もかなりのもの。手軽に楽しめるけれど物足りないことはない、これぞまさに“ちょうど良い”といった感じだった。