もうすぐ発売される両作の知られざる話が!?
2015年4月25日（土）、26日（日）に幕張メッセで開催中の動画サービス“niconico”の超巨大イベント“ニコニコ超会議2015”。ここでは、同イベント初日のカプコンブースで行われた生放送“バサラ4皇vsDMC4SEチャンネル”から、小林裕幸プロデューサーと『デビルメイクライ4 スペシャルエディション』伊津野英昭ディレクターと『戦国BASAR4 皇』山本真シリーズディレクターによる“小林Pと開発者の宴！”の模様をリポートしよう。
本放送では、小林Pが進行役となり、伊津野、山本両ディレクターが開発裏話や、開発を振り返った反省会などのお題に沿ったトークを披露。
まずは、カードを引き、そこに書かれた質問に回答するコーナーから。下記はその中からおもな一問一答。
Q.いつか作ってみたいモノは？
A.「新しい対戦格闘を作りたい」（伊津野D）※伊津野Dは『ストリートファイターZERO』や『私立ジャスティス学園』など、多数の対戦格闘ゲームの開発に携わってきた。
Q.小林Pからのムチャ振りは？
A.「『戦国BASARA』シリーズは、ほぼ毎年出すじゃないですか。10年で11本のペースはおかしい（笑）」（山本D）。
Q.アイデア発想法
A.「大きいアイデアはふだんから考えている。ゲーム作るときは、雑談込みで2時間くらいミーティングをする。雑談であっても、そこで盛り上がった話がゲームにつながっていくことが多い」（伊津野D）
「僕は伊津野さんとは逆。立場上、みんながゲームを開発しているときには、つぎの作品のことも考えなければならない。なので、ひとりで考えることが多く、締め切りを意識して向かってがんばる」（山本D）
Q.これまでピンチだった話
「本当にピンチだった話は、ここでは話せない（笑）。でも、『デビルメイクライ4 スペシャルエディション』の開発は、いまがまさに修羅場。いまここ（ニコ超）に来てることがめっちゃピンチ（笑）」（伊津野D）
続いてのテーマはゲーム開発にまつわる反省会。ここで伊津野Dは、開発期間と予算が限られていた『デビルメイクライ4 スペシャルエディション』について、レディとトリッシュをプレイ可能なキャラにするため、当初は既存のプレイヤーキャラの外見を変えるだけでいいと開発チームをダマして開発を進め、最終的には新規で作ってもらった、と反省（むしろ狙い通り？）。
山本Dは、『戦国BASARA4 皇』について、『4』では理不尽な難しさがあったかもしれないと反省。『戦国BASARA4 皇』では、バランス調整が施されている。
“細かすぎて伝わらないプレゼンテーションコーナー”（インタビューでも話さないような超マニアップなポイントを紹介するコーナー）では、『デビルメイクライ4 スペシャルエディション』について、「詳細は話せないが、マニアックなユーザーが満足する仕掛けを入れている」（伊津野D）とのこと。
後半はニコ生を観ている視聴者からの書き込みに答えるコーナーに。いきなり次回作（『戦国BASARA5』、『デビルメイクライ5』）はあるのかという質問に3人は苦笑い。そのほか、「制作期間は？」→両作とも約1年、実質半年。「レディのスリーサイズは？」→まだ決めていない、などといった質問から、「戦国BASARA×デビルメイクライの格闘ゲームを出してほい！」、「USJで戦国BASARAのアトラクションを！！」といった要望まで、熱心なファンがつぎつぎとコメントを書き込んでいた。ちなみに、『私立ジャスティス学園』の続編を出してほしい、という書き込みについて、伊津野Dは、「ストーリーは考えてあるので、ぜひカプコンに要望を！」とアピールしていた。
“バサラ4皇vsDMC4SEチャンネル”は明日も行われる。今日の放送はタイムシフトで、明日放送分もぜひチェックしよう。
