オリジナルの攻城兵器を作ろう!
ブロックを組み合わせて自分だけの攻城兵器を作る、クラフト系のゲームが登場。『パネキット』や『バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦』に似ているが、個人的なお気に入りポイントは、基本となるブロックが木製であることだ。古代ギリシャで活躍した投石機や、その発展系であるトレビュシェットを再現できるのだから、『Age of Empires』ファンの筆者にとってはどストライク。伸縮可能なロープやヒンジなど、稼動するパーツがあるため、動くギミックを作れるのも見逃せないポイントだ。また、パーツの耐久力が低いことにも注目。坂を上ったり、ハンドルを切るだけでバラバラになるため、カオスなおバカゲーとしても楽しめるのだ。
なお、本作は未完成の状態でリリースされる“早期アクセスゲーム”。リリースから間もない現在は、正直言ってまだまだコンテンツ不足。とはいえ、マシンを作りあげる要素はしっかり楽しめるので、アレコレ作りつつアップデートで要素が追加されることを心待ちにしたい。今後の展開にも期待できる作品だ。
【目的に合わせて兵器を作り上げていくシナリオモード】
ミッションごとに用意された目標を達成していく、いわゆるシナリオモードも楽しめる。特定の場所まで移動する、敵を全滅させるなど、そのお題もさまざま。どのようにマシンを作れば達成できるか、頭を悩ませつつ試行錯誤するのがおもしろい。ただし、現在実装されているのは、15のミッションで構成される“IPSILON”という地域のみ。ほかの地域は“COMINGSOON”となっており、今後のアップデートで実装される可能性が高い。気長に待とう。
◆自由に作れるサンドボックスモードも
目的が設定されていない、マシン作成に特化したモードも用意されている。作成した兵器は保存することもできるので、ここで心ゆくまで開発しよう。
アイデア次第で何でも作れる!
最大の魅力は、どんなマシンでも作れてしまう自由度の高さ。地上兵器はもちろん、プロペラや気球のパーツもあるため、航空兵器さえも自由自在。見た目が最高にカッチョイイ兵器を作ってもいいし、大砲を30門搭載したバカ火力の戦車を作ってもオーケー。自分の創造力が続く限りどこまでも楽しくなる、そんなゲームなのだ。
◆いろいろあるぞ! 構築パーツ
マシンの作成に使用できるパーツの一部を紹介。フレームとなる木のブロックから、移動用の車輪、ギミック用のピストンなど、種類は膨大。使いかたを工夫するのも楽しい。
攻撃方法も多種多様!
武器として使えるパーツも多く、さまざまな攻撃方法を試せる。単純な体当たりから、丸ノコのように回転する刃で切り刻んだり、燃える球を投げることも可能。回転しながら全方位に火炎を放射する、シューティングゲームのボスのような攻撃も楽しめる。
◆重心やバランスも考えよう
フレームとなる木材パーツの耐久力は低く、石を投げる反動で壊れてしまうことも。パーツどうしの干渉や重心にも気を配る必要がある。
Besiege(ビシージ)
メーカー | Spiderling Studios |
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対応機種 | PCWindows |
発売日 | 配信中 |
価格 | 698円[税込] |
ジャンル | シミュレーション |
備考 | 早期アクセスゲーム |