ゾンビがはびこる荒れた世界で可能な限り生き続けろ!
年末年始もゲーム漬けだった筆者だが、なかでもいちばんハマったのが本作だ。目的は、オープンワールドの舞台で、迫り来るゾンビの襲撃から生き延びること。と、ここまではよくあるゾンビゲームだが、本作最大の魅力は、まるで『Minecraft』のようにアイテムを作り出せることだ。ゾンビを振り切りながら木や石を集め、それを材料に石斧やクロスボウといった装備を充実させる。さらに、建材も作れるので、無人の建物をバリケードで強化し、周囲に落とし穴を掘ったり、串刺しトラップを仕掛けたりしつつ、まるで基地のような拠点を組み上げていくのが超楽しいのだ。
空腹度の概念も熱い。時間経過でお腹が減るので、定期的に水や食料を摂取しないと、やがてダメージを受けて餓死してしまう。だが、荒廃した世界では缶詰ぐらいしか安全な食べ物はないため、自然に実っているブルーベリーをかき集めたり、野生の鹿やブタを倒して肉をゲットし、調理する必要がある。もちろん、そのあいだもゾンビは襲撃を待ってはくれない。敵から逃げつつ食料を確保する緊張感溢れるサバイバル要素も大きな魅力のひとつだ。
ちなみに本作は、“早期アクセスゲーム”という形態で販売。未完成の状態でリリースし、資金を集めながら開発を続けていくというインディーならではのスタイルだ。そのため、要素が足りないことは否めないが、現段階でも超おもしろい。オンラインのマルチプレイにも対応しているので、友だちとの協力プレイも熱い!
■高い難度がチャレンジ精神をくすぐる!
じつは、本作は難度がとても高い。ゾンビは攻撃力が高いため、すぐに倒されてしまいがちなのだが、そのたびに体力とスタミナの最大値が10%ずつ減ってしまうという鬼仕様。この最大値は食事や薬で回復できるが、ものすごく少量のため、いかに倒されないで進めるかが重要なのだ。さらに、生水を飲むとお腹を壊したり、ゾンビに攻撃されるとウィルスに感染するなど、何をするにも危険がつきまとう。きびしいルールだからこそ、生き延びる喜びも大きいのかも。
[生き残るために・その1]探索して素材を集める
まずは、道具や装備を作るための素材を集めたい。フィールドにある草や木を叩けばアイテム化するので、それらを闇雲に集めていく。道ばたに落ちているゴミや廃車、廃墟にある机などからは、チェーンソーやレシピ本、鉄鍋といった貴重なアイテムが見つかることも。とくに、鉄の道具を作るのに必要となる鉄くずは、できるだけたくさん集めておきたいところだ。
[生き残るために・その2]素材からアイテムを作れ
集めた木や草を材料に、さまざまなアイテムをクラフトできる。たとえば原木を木材、棒というように加工し、さらに草の繊維を組み合わせれば、武器のクロスボウを作り出せる。鉄があれば、さらに強力な装備も作成可能だ。また、壁を作って小屋を建てたり、壁をアップグレードしてより強化にするなど、基地も自分で作れる。ゾンビの襲撃に備えて、しっかり準備しよう。
★腹が減っては戦はできぬ! 食料集めも大切★
装備と同時に、食料も備蓄しておくべきだろう。キャンプファイアーでは、水を沸かして飲み水にしたり、肉を焼くなどの調理が可能。さらに、鍋やビーカーがあれば、多彩な料理や薬が作れるようになるのだ。
[生き残るために・その3]ゾンビを撃退せよ!
ゾンビは、まれに集団で襲撃を仕掛けてくる。撃退するには強力な武器も大切だが、それ以上に基地の設備が重要となる。家の周囲にお堀を作ってトゲのトラップを仕掛けたり、家のドアを施錠するなどして、足止めしておきたい。動きが鈍ったゾンビを各個撃破していけば、勝利はもう見えたも同然。うまく撃退できたら、つぎの襲撃に備えて再び基地を強化していこう。
★ショットガンやライフルなどでも戦える!★
建物や廃車から銃が見つかることもある。攻撃力が高く、遠距離から戦えるので、頼れる武器だ。ただし、常時使うには銅や火薬を大量に集め、弾薬を自作する必要がある。
7 Days to Die
メーカー | The Fun Pimps Entertainment |
---|---|
対応機種 | Steam・PCWindows |
発売日 | 配信中 |
価格 | 2480円[税込 |
ジャンル | FPS |
備考 | 早期アクセスゲーム |