「この地は何かを隠そうとしていた それを暴く必要があった」
The Astronautsが開発した一人称視点アドベンチャー『The Vanishing of Ethan Carter』。美しき湖畔の集落レッド・クリーク・バレーを舞台にした、この奇妙でどこか切ない探偵物語を日本語で楽しめる日本語化ファイルが、翻訳者グループ有志により公開された。
翻訳を手掛けたのは、プロの翻訳者として活躍する武藤陽生氏と福嶋美絵子氏のふたり。開発元The Astronautsの公認を取った形での有志翻訳という体裁になっており、ファイルは武藤氏のブログ“ゲーム翻訳リターンズ”から無料でダウンロードできる。
いくつか仕様に起因する制約などもあるので、使用する場合は、該当のブログ記事およびファイルに同梱されているテキストファイルをよく読み、自己責任のもと適用されたし。
本誌で公開したプレイリポートでもお伝えしているように、「死者の最期の時を幻視できる」能力を持った探偵ポール・プロスペローによる、少しオカルトテイストの探偵物語として始まり、次第にフィクションの魔力へとプレイヤーを誘っていく本作を、日本語で自然に体験できるのはありがたい限り。いくつもの秘密を持つレッド・クリーク・バレーへと足を進めよう。