極限までリアルに作りこまれたNBAの世界をカジュアルに楽しめる
2K(テイクツー・インタラクティブ・ジャパン)から2014年11月27日に発売される『NBA 2K15』(プレイステーション4、Xbox One、プレイステーション3、Xbox 360の4機種で同時発売)。ここではリリースに先がけ2014年11月19日に2K本社で行われた、メディア向けプレゼンテーションにて判明した『NBA 2K15』の新要素やシリーズの魅力を紹介する。
なお、今回のプレゼンテーションではプレイステーション4で行われたため、操作に使用するボタンなどの表記はプレイステーション4版に準じている。
『NBA 2K15』は、世界最高峰のバスケットリーグNBAのあらゆる角度からの魅力を詰め込んだシリーズの最新作。プレイステーション4、Xbox Oneというふたつの新世代機で初めて同時発売される本作は、なんといってもグラフィックの進歩がすさまじく、試合の迫力、スピード感は実際のNBAそのものだ。
『NBA 2K15』驚異のグラフィックで表現された試合シーン
選手の動きはリアルだが、操作面に関してはいい意味でゲーム的に整理されていて、気軽に楽しめるのが特徴。左スティックで選手を移動させつつ、オフェンス時はパス(×ボタン)、シュート(□ボタン)、ダッシュ(R2ボタン)の3ボタンを使うだけで、点を取れるようになっている。さらにゲームに慣れてきたプレイヤー向けには3つのボタンと右スティックの入力を組み合わせたテクニックが用意されており、ダンクシュートやフェイントシュート、アリウープ(味方のパスを空中で触れてそのままダンクを決める)といった大技を繰り出せる。ディフェンス時も使用するボタンはふたつと少なくなっており、□ボタンでスティール、△ボタンを押すと状況に合わせてリバウンドとブロックのどちらかを実行してくれる。リバウンドとブロックの選択に限らず、攻撃時も守備時も相手との距離や状況に応じてベターな選択を行ってくれるようになっているため、シリーズ初心者でも攻守がハイテンポで切り替わるバスケットボール特有の試合展開を楽しめるようになっている。
ゲームとしてシンプルな操作で遊べるよう作られている本シリーズだが、グラフィックを筆頭に演出面はとことん現実のNBAを再現。『NBA 2K15』では、近年から取り入れられた実際のNBAの試合成績をゲーム内の能力に毎試合反映させるといった、現実とのリンクをさらに強化。オンラインに接続した状態でゲームを起動すると直近で行われた試合のスコアが確認できたり、『NBA 2K15』のために作られたテレビ番組のようなコンテンツ“2KTV”で選手のインタビューが聞けるなど、現実のNBAに興味を持たせられるしかけが多数盛り込まれている。
また、リアルに再現された選手を使って、現実では絶対に実現できない試合を組めるのも本作の魅力。ユーロリーグのチームでNBAチームに立ち向かったり、NBAの歴史に残るレジェンドチームを使っての対戦も行なえる。
●新世代機の技術革新を体感!? フェイススキャン
プレイステーション4版とXbox One版には、自分の顔を取りこんで唯一無二のNBAプレイヤーを作り出すという、シリーズ初の技術が搭載されている。というわけで、今回は当日取材を行った、ライターのマンモス丸谷を被写体に使い、2Kのスタッフのかたにフェイススキャンの流れを説明していただいた。
フェイススキャンの技術によって、『NBA 2K15』からより熱くなっているのが、“マイキャリア”モード。自分の顔をした選手を操作して、いちバスケット選手としての人生を体感できるのだ。しかもこのキャリアモード、『NBA 2K15』ではゲーム進行中に起こるイベントが質、量ともに大幅にパワーアップ。プレイヤーキャラクターがエージェントやコーチ、チームメイトたちと会話するイベントシーンが頻繁に挿入されるため、NBAを舞台にした映画に主演しているような気分を体感できる。
ちなみにフェイススキャンで作成した顔はチームを運営する立場に回る“My GM”にも適応される。同じ自分の顔でも己の実力を信じて突き進んでいくマイキャリアのプレイヤーキャラクターと、オーナーの前では頭を下げて経営に四苦八苦するGMの立場ではまったくちがう印象を受ける。こういった体験をできるゲームはなかなか少ないので、プレイステーション4、Xbox Oneを持っている人は、ぜひフェイススキャンを使って本作をプレイしてみてほしい。