“新生-REVIVE-”をテーマにガンプラの記念企画が始動!

 バンダイは、『機動戦士ガンダム』を始めとする『ガンダム』シリーズのプラモデルである“ガンプラ”の大型イベント“ガンプラ EXPO ワールドツアージャパン 2014”を 2014年11月21日~24日に、秋葉原UDX アキバ・スクエアにて開催する。ここでは、メディア向けミーティングで明らかとなった新情報と、ガンプラEXPOの展示についてお届けしよう。

■“パーフェクトグレード”シリーズの新作“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”がお披露目

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 まずミーティングでお披露目されたのが、“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”。これはガンプラの技術を結集した“パーフェクトグレード(PG)”の4年ぶりの新作となる商品だ。

 この場では、“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”の“ユニコーンモード”、“デストロイモード”に続く、いままで詳細が明らかにされていなかった“第3の形態”が“デストロイ・アンチェインド”であることも明らかとなった。バンダイ ホビー事業部 マーケティングチーム マネージャー 柿谷太一朗氏によると、本商品は可動域の広さ、変身機構と美しいフォルムの両立という点で、パーフェクトグレードの名にふさわしい商品になっているとのことだ。

 しかも、“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”は別売のLEDユニットを追加することで、全身32ヵ所が発光し、アニメ映像そのままの発光表現を楽しむことができるそうだ。本商品の発売は12月13日を予定、価格は21600円[税込]。“ガンプラ EXPO ワールドツアージャパン 2014”内で実際に展示品を見ることができる。

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▲会場では“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”のプロモーション映像もお披露目。この大迫力の映像は、“ガンプラ EXPO ワールドツアージャパン 2014”内で観ることができる。

■『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にガンプラ新シリーズを展開

 2014年3月の“機動戦士ガンダム35周年プロジェクト”で発表された、『機動戦士ガンダム
THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル
』(2015年春イベント上映予定)に合わせ、ガンプラ “1/144スケール HG(ハイグレード) THE ORIGIN シリーズ”が発売となるとのこと。第1弾は“MS-06S シャア専用ザクII(仮)”で2015年4月発売予定、価格は1836円[税込]。第2弾は“RTX-65 ガンタンク初期型(仮)”で2015年5月発売予定、価格は1836円[税込]となっている。

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▲MS-06S シャア専用ザクII(仮)。
※画像は試作品です。
▲RTX-65 ガンタンク初期型(仮)。
※画像は試作品です。

■“ガンプラ EXPO ジャパンツアー”が2015年2月より全国で順次開催

 “ガンプラ EXPO ジャパンツアー”の開催が決定した。これは札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡など全国で順次展開するもので、第1弾は2015年2月27日~3月16日の期間限定で、名古屋パルコにて開催するとのこと。柿谷氏は「東京以外のところでガンプラのイベントを行うこと自体が少ないので、より多くの方に来ていただきたい」と語った。

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■ガンプラバトルを擬似的に体験できる夢のプロジェクトが始動

 “ガンプラを使ってバトルがしたい”という夢を叶えるプロジェクトの1歩となるのが、“ガンプラバトルプロジェクト type 絆”。これはバンダイナムコゲームスのドームスクリーン式戦術対戦ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』により、ガンプラどうしのバトルを擬似的に体験できる、というものらしい。

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 “ガンプラバトルプロジェクト type 絆”でガンプラ作品を応募すると、テーマに合った作品が選び出され、実際にCGモデリング化される。そして、 そのガンプラ作品は『戦場の絆』内にスキャンされ、プレイヤー自身がそのガンプラを操作して闘うことができるのだそうだ。

 本プロジェクトは、現在放映中のテレビアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』のモチーフである“自分のガンプラで闘う”という夢を叶えるために発足したとのこと。エントリーは2014年12月26日から2015年5月8日までとなっている。

ガンプラバトルプロジェクトtype絆コンテスト

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▲佐々木克彦氏。

 なお、今回の一連の企画はガンプラの35周年を記念したもので、“新生-REVIVE-”をテーマとしている。バンダイ ホビー事業部 執行役員 ゼネラルマネージャー 佐々木克彦氏はこのテーマについて、「35年間にわたりユーザーと歩んできたガンプラの、新しい価値を創造していくという我々の強い意志」であると語った。柿谷氏によると、今後もガンプラは40周年、50周年へと続く基礎を築くための企画が続くとのことだ。

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■“ガンプラオタク”でもあるモデルの市川紗椰さんが登壇

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▲市川紗椰さん。

 ここでモデルの市川紗椰さんが登壇。市川さんはテレビやインターネットで、鉄道やアニメなどへの“オタク”ぶりが話題になっているが、もちろんガンプラの大ファンでもあるとのこと。市川さんの家には100体以上のガンプラを置く専用の部屋があるらしい。

 会場では市川さんのハマーン・カーンのコスプレの写真がお披露目。市川さんは「初めてハマーン様を見たときのカリスマ性に圧倒されました、憧れの人です!」とその魅力を語った。また、ハマーンになりきるため、目をシャープにするメイク、髪の色合いにはとくにこだわったとのことだ。

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 市川さんは“PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム”について、「プロモーション映像がすごい迫力で、もう5、6回は連続で観てしました。いま家で制作途中の“サザビー”や“ナイチンゲール”も早く完成させたいですが、ユニコーンガンダムにもぜひチャレンジしたいです!」と、ガンプラファンならではの意気込みを語った。

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▲柿谷太一朗氏が「僕よりも断然詳しいです」と、市川さんのガンプラオタクぶりを賞賛する一幕も。

 また、“ガンプラ EXPO ジャパンツアー”については「私は名古屋が地元なので、親戚にも呼びかけて行きます」、“ガンプラバトルプロジェクト type 絆”については「私はゲームが下手なので、もっと練習して腕を上げないと、私の愛するガンプラがずたずたになりそうです(笑)。でも、匿名で私の作ったガンプラで応募したいです」とコメント。市川さんが作ったガンプラで、『戦場の絆』をプレイできる日も来るかもしれない。

 最後に市川さんは、“ガンプラ EXPO ワールドツアージャパン 2014”の来場者に向けて「私は中学生のときに初めてガンプラを作って、アニメのメカが“作れる”という感動を味わいました。ガンプラをいつも作っている人はもちろん、久しぶりに作るという人、作ったことがない人も、感動できる“ガンプラ EXPO”を見に来てほしいです」とメッセージを送った。

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