大型アップデート“反撃の大地”を体験
2014年11月20日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、ハートフルオンラインRPG『エミル・クロニクル・オンライン』(以下、ECO)に大型アップデート“反撃の大地”を実施する。
『ECO』はかわいらしい雰囲気が特徴のMMORPGだが、そのわりに今回のアップデートは名称が攻撃的だ。それもそのはず。この“反撃の大地”は非常に戦闘色の強い内容なのである。いったい『ECO』に何があったのか。テストプレイを交えつつ、アップデートの詳細について『ECO』運営チームの寺田美絵氏と榊田毅氏、深田將之氏に解説していただいた。
防衛するだけでなく、こちらから攻めるときが来た!
“反撃の大地”の軸となるのは新実装の戦闘コンテンツ“都市攻略戦”だ。これまでは1ワールドにつき450人まで参加できる“都市攻防戦”という大枠のなかに“防衛戦”と“奪還戦”のふたつがあったが、そこに“都市攻略戦”が追加される。
『ECO』の世界は“タイタニア世界”、“エミル世界”、“ドミニオン世界”の3つに分かれており、“都市攻防戦”はドミニオン世界で実施されるコンテンツ。ドミニオン世界は機械種族“DEM”の侵攻を受けていて、これまでは防衛するだけで精いっぱいだった。だが、“反撃の大地”では、ついにこちらから打って出られるようになるのだ!
都市攻防戦は2008年5月のアップデート“戦歌の大地”で実装。ドミニオン世界の住人は、じつに6年以上も耐え忍んでいたことになる。おつかれさまです。
【防衛戦】
毎週土曜日の21:00から開催される戦い。“指令”を達成できないと減少していく“戦況ゲージ”を、制限時間(30分)が経過するまで維持できれば勝利となる。開催場所はランダムで決定され、成功するとそのまま“攻略戦”がスタートし、DEMの拠点に乗り込める。
寺田氏によると「勢いに乗って反撃に出る感覚を表現するために、防衛戦も仕様変更しました」とのこと。参加者にはドミニオン軍と共闘しているイメージをより強く持ってもらいたいらしい。
以前の防衛戦はシンプルなタワーディフェンス型ゲームだった。拠点のシンボル前に集まって敵を倒せばオーケーだったので、それほど戦略性は高くない。また、実際に戦うのはプレイヤーだけで、ドミニオン軍は登場しなかった。
新仕様ではドミニオン軍もNPCとして参戦し、指令のなかにはNPCたちを護衛するものも用意。メインストーリーに絡む重要なNPCが味方になるため、『ECO』が好きであればあるほど感情移入しやすくなっている。
防衛戦ではNPCと複数のシンボルを同時に守り、場合によっては離れた場所に出現する敵を撃破する指令が発生するなど、各所で同時多発的に戦闘がくり広げられる。戦いの激しさをプレイヤーに伝える演出のひとつだろう。
【奪還戦】
防衛に失敗すると開催されるコンテンツ。拠点を取り戻すまで常時挑戦でき、成功するとつぎの土曜日には防衛戦が開催。なお、“ウェストフォート”と“地下浄水施設”以外での防衛戦に失敗した場合は開催されない。
奪還戦のルールは従来どおり。DEMたちに破壊されたシンボルを再起動させることで拠点を取り戻せる。