シリーズ未経験の人にも遊んでほしい、王道RPGをアピール
2014年9月18日~21日の期間、千葉県・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ 2014(以下、TGS 2014)。最終日となる2014年9月21日にセガブースで行われた『シャイニング・レゾナンス』のステージリポートをお届け。
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プレイステーション3用ソフト『シャイニング・レゾナンス』(2014年12月11日発売予定)の最新情報をお届けするこのステージ。本作のプロデューサーを務めるセガの澤田 剛氏と、PR担当の甲斐田輝之氏が登壇した。
『シャイニング・レゾナンス』は、『シャイニング』シリーズでは久しぶりとなる据え置き機のタイトル。澤田氏は原点回帰を意識し、「あえてストレートに、王道ファンタジーRPGを作りたいと思った」と語る。一方で、『シャイニング・ブレイド』、『シャイニング・アーク』で導入された、“音楽がバトルのカギとなる”という要素を、さらに進化させて実装してもいる。王道でありつつ、近年の挑戦も取り入れているタイトルというわけだ。
キャラクターデザインは、シリーズおなじみのイラストレーター、Tony氏が担当。Tony氏と言えば、繊細で美しい女性キャラクターを描くことで定評があるが、『シャイニング・レゾナンス』においては、男性キャラクターも多数デザインしている。その点にも注目してほしい、と澤田氏は語った。
ここで、TGS 2014セガブースにいる、キリカとエクセラのコンパニオンさんが登場。『シャイニング・レゾナンス』の世界から抜け出てきたような艶やかな姿で、来場者も皆、見入ってしまうほどだった。
続いて、澤田氏が『シャイニング・レゾナンス』の実機プレイを初披露。このプレイに合わせて、甲斐田氏が本作のバトルシステムを解説した。
本作では、広大なフィールドを走り回ることができる。フィールドで敵とエンカウントすると、シームレスにバトルに移行。その場で戦闘が始まる。
戦闘システムは、前作から一新されており、ひとりのキャラクターをリアルタイムで操作する、アクション性の強いシステムになっている。○ボタンで“アタック”、△ボタンで“ブレイクアタック”をくり出すことが可能。ブレイクアタックは、何度か敵に当てると、敵をブレイク状態(防御力が下がる)にできる。
ここで注目してほしいのが、キャラクターの周囲に表示されている、円形のゲージ。これはAPを表すもので、アタック、ブレイクアタックを行うとAPが減っていく。減ったAPは時間経過で回復する。
APの回復を待っている時に使用したいのが、L1ボタン+○/△/□/×ボタンで発動させられる“フォース技”。フォース技は、APではなくMPを消費する。MPは、アタックやブレイクアタックを敵に当てることで回復する。
つまり、APとMPの残量を見て、アタック、ブレイクアタック、フォース技を使い分ければ、絶え間なく攻撃を続けられるというわけだ。
なお、フォース技はキャラクターごとに複数用意されている。主人公ユーマの場合、武器に属性を付与する技が豊富。敵の弱点属性に合わせて、武器の属性を切り換えて戦うスタイルが主流とのことだ。
続いて、澤田氏はキリカを操作してプレイ。キリカは弓使いのため、遠距離攻撃が主体となる。ブレイクアタックは、敵を追尾する性能を持っている。
ここで、本作のバトルの特徴である“B.A.N.Dパフォーマンス”について解説が。本作では、バトル中にパーティーメンバーみんなで音楽を演奏することで、さまざまな恩恵を受けられる。この時、どのキャラクターをセンターポジションにを置くかによって、歌の効果が変化する。また、演奏時の演出も、センターのキャラクターをフォーカスしたものに。効果で選ぶか、好みのキャラクターで選ぶか、悩ましいところ。
キリカをセンターにすると、キリカの衣装が、歌に合わせたものに変化する。実機プレイで公開されたのは、“秋”をテーマにした歌の衣装。その戦闘中は、キリカはこの衣装のまま戦う。
実機プレイでは、このほかに、槍と氷系の魔法を扱うレスティ、近接攻撃と炎の魔法が得意なアグナム、手数で攻めるタイプの剣使いソニアのバトルスタイルが披露された。それぞれに特徴があるため、操作キャラクターを変えれば、またひと味違うバトルが楽しめそうだ。
また、主人公ユーマだけが行える“竜変身”についての紹介も。ユーマはバトル中、いつでもドラゴンに変身できるが、ドラゴンになっているあいだは、MPが減っていく。MPが尽きると暴走してしまうこともあるため、使いどころが肝心だ。
実機プレイの後は、とっておきのイベントシーン公開! ドラグマキナ・トリシューラを連れた皇女エクセラが、ソニアとユーマの前に現れるシーンで、エクセラ(声:水樹奈々さん)が歌うキャラクターソングが流れていた。シャイニングGOODS情報局公式Twitterによれば、この曲のタイトルは天空のアリア「天翔ける刻の翼」(作詞:Shihori/作編曲:藤田淳平(Elements Garden))とのこと。
最後に澤田氏は、『シャイニング・レゾナンス』は、ゲームシステムも世界観も一新したもので、“シリーズとして新たなスタートを切る作品”だと述べ、「ぜひシリーズを遊んだことがない人にもプレイしてほしい。年末、家でじっくり遊べるRPGとしておすすめしたい」とアピールした。
このステージの模様は、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴で見ることが可能。実機プレイの映像が見たい! エクセラの歌が気になる! という人は、こちらでご確認を。