『クロニクル』シリーズ最新作がプレイアブル出展

 2014年9月18日から21日まで、千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ 2014。ニンテンドー3DSとプレイステーション Vitaでの発売が予定されているコーエーテクモゲームスのアクションゲーム『戦国無双 Chronicle(クロニクル) 3』(以下、『クロニクル3』)のプレイリポートをお届けします。

 まずは、『クロニクル3』について軽くおさらいを。本作の基本的な戦闘システムは『戦国無双4』を継承しているため、同作を遊んだことがある人はとっつきやすいでしょう。通常攻撃やチャージ攻撃を組み合わせてコンボをくり出し、必殺の無双奥義で敵を一掃するという戦闘スタイルは、シリーズではおなじみです。また、敵に向かって突進していく神速攻撃は、爽快感バツグン。さらに、影技ゲージを消費して無双極意を発動すれば、攻撃の強化や敵の攻撃の無効化などといった効果が付与され、キャラクターが大幅にパワーアップします。

 一方、『クロニクル』シリーズならではの特徴としては、各武将が持っている”戦技”が挙げられます。”無双ゲージが回復する”、”敵の部隊が弱体化する”など戦技にはさまざまな効果があり、状況に応じて使い分けることが可能です。また、最大4人のキャラクターを切り替えつつ戦えるシステムも『クロニクル』シリーズの醍醐味。キャラクターの行き先を指定し、”プレイキャラチェンジ”で操作するキャラクターを切り替えることで、ゲームをスムーズに進められます。

携帯機で遊ぶならコレ! 『戦国無双 Chronicle(クロニクル) 3』プレイインプレッション【TGS 2014】_01
携帯機で遊ぶならコレ! 『戦国無双 Chronicle(クロニクル) 3』プレイインプレッション【TGS 2014】_02
携帯機で遊ぶならコレ! 『戦国無双 Chronicle(クロニクル) 3』プレイインプレッション【TGS 2014】_03
携帯機で遊ぶならコレ! 『戦国無双 Chronicle(クロニクル) 3』プレイインプレッション【TGS 2014】_04

●携帯機でも一騎当千の爽快感は健在!
 今回の試遊では、3つのシナリオをプレイすることができました。このうち、今川軍として戦うシナリオは、本作のウリのひとつである”IFシナリオ”。今川軍に所属し、桶狭間の戦いで織田軍の攻撃を防ぐことになります。プレイの際に、主人公は男女どちらかを選択可能で、男性主人公は太刀を、女性主人公は双剣をそれぞれ装備していました。太刀は攻撃範囲に優れ、双剣は攻撃速度が速いのが特徴。試遊の際は、使いやすそうなほうを選ぶといいかもしれません。

 『クロニクル』シリーズのおもしろさは、複数のキャラクターを使い分け、つぎつぎと出現するミッションをクリアーしていくところにあります。ミッションは戦場のそこかしこで出現するので、広い戦場を駆け回るのはたいへん……と思いきや、ここで活躍するのがプレイキャラチェンジ。ミッションが発生したときは、たいてい近くに仲間がいるので、その武将に切り換えればオーケーというわけです。また、馬での移動もやりやすく、馬呼びのボタンを押しっぱなしにすることで、走ったまま馬に飛び乗ることができます。楽ちん!

 ちなみに、プレイステーション Vita版とニンテンドー3DS版はどちらがいいのかという話なのですが、これは双方によいところがあります。プレイステーション Vita版は、グラフィックの質がとくに優れており、動きもいっそう滑らかです。それに対してニンテンドー3DS版は、2画面が使えるという特性があり、マップなどが下画面に表示されるようになっています。そのため、情報がゴチャつきにくく、画面がスッキリしているという印象です。操作方法なども一部異なっているので、ゲームショウ会場にお越しになる方は、がんばって遊び比べてみるのもいいかもしれませんよ。