宿泊室数は合計28000室以上、ロサンゼルス市の収益は約4000万ドル、ソーシャルメディアの書き込みは200万以上に

 
 2014年6月10日~12日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて、毎年恒例となる世界最大規模のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2014”が開催された。6月12日、E3の所有団体で同イベントを運営しているESAは、同イベントに世界100ヵ国以上からビデオゲーム業界のプロフェッショナル、アナリスト、ジャーナリスト、リテイラーが参加したことを発表。また、同イベントが来年も、ロサンゼルス・コンベンション・センターにて6月16日~18日の日程(現地時間)で開催されることも発表した。

 会場では、200あまりの展示者が最新のコンピューター・ビデオゲーム・ハードウェアおよびソフトウェアが提示。この中には、今年のホリデーシーズンから2015年にかけて、もっとも人気が集まるであろうゲームタイトルの発表も含まれていた。“E3 2014”参加者の宿泊室数は合計28000室以上に達し、ロサンゼルス市は、同イベントから約4000万ドルの収益を得たという。

 ESA CEOのマイケル・ギャラガー氏は、「ビデオゲーム業界の爆発的成長と技術革新こそ“E3 2014”の前線であり核になる部分だったと思う。ビデオゲームは、私たちの文化やエンターテイメント経験を世界中で推進するもっとも革新的で魅力ある原動力だ。創造性溢れるESAメンバー、パートナー、展示者、そしてオンライン、ソーシャルメディアを通じてこのイベントに参加して下さった何百万人ものゲーマーのみなさんを祝福する」とコメントしている。

 また、“E3 2014”はすべてのソーシャル・チャンネルを通じてソーシャルメディア記録を書き換えたと言っても過言ではない。FacebookやTwitter、Instagramでの書き込みは合計で200万を超え、米国および世界のソーシャルメディアのトレンド・リストを独占し、E3関連のトピックは100を超えたとのこと。

 2014年度E3カレッジ・ゲーム・コンペティションの優勝者も合わせて発表。今年は、サバンナ・カレッジ・オブ・アート&デザインが受賞した。同校が提出したゲーム、『Prisma』は、業界プロフェッショナルのブルーリボンパネルによってベスト作品に選ばれ、同校にとっては、昨年の共同優勝に続き2度目の受賞となった。現在、全米380以上のカレッジ、大学がコンピューター・ビデオゲーム・デザインのコースや学位を提供している。

 また、全世界の小売店、小売チェーンから約300人のバイヤーが、E3のVIPリテイラー・プログラムに参加しており、期間中は丁寧なもてなしを受けたという。

■E3について
 E3は世界有数のコンピューター・ビデオゲーム、関連商品のトレードショーである。このショーはESAが所有し、ビデオゲーム・コンソール、携帯デバイス、パソコン、インターネット向けのインタラクティブ・ゲームを出版する企業をビジネス、公共面で後援することを開催の目的とする。詳しい情報はE3公式サイト(英語)へ。

■ESAについて
 ESAはインタラクティブ・エンターテイメント・ソフトウエアのパブリッシャー向けのサービスを提供している。この中には、ビジネス・コンシューマー・リサーチ、法務実務分析、米国憲法修正第一項(言論の自由)の擁護、知的財産権およびテクノロジー・Eコマース関連事項、コピー版対策、E3の所有・運営、ビデオゲーム業界代表として州政府、連邦政府への対応などが含まれる。詳しい情報はESA公式サイト(英語)へ。