美少女 VS ゾンビ
ガマニアデジタルエンターテインメントは“ゾンビと美少女”をモチーフにした新作『感染×少女』のサービスを、明日5月29日(木)よりDMM.comのプラットフォームにて開始する。
本作はブラウザタイプのシミュレーション+RPGだ。台湾Gamaniaが開発したタイトルながら、日本市場を強く意識しており、登場人物の多くはローカライズ前から日本名(もしくは日本風の名前)だったという。
【ストーリー】
本作の舞台は21XX年の東京湾に浮かぶ人工都市“渚輪区”。
突如として謎のウィルスが蔓延し、観光客からも人気の高い街は地獄と化した。
街の住人は次々と生ける屍“ゾンビ”に変異し、生き残った人々に牙を向ける。
被害者も同様にウィルスに感染し、街はゾンビで溢れ返った。
一定年齢層の少女だけはウィルスの空気感染から免れ、
ゾンビから隠れるように身を寄せ合っていたが、
食料や水は徐々に尽き、物資の奪い合いが始まってしまう。
そんな状況のなか、主人公はある少女たちに助けられて、遊園地に非難する。
はぐれてしまった親友を探し、街から脱出するために奔走するなかで、
事件の真相に近づいていく。
上記のようなストーリーなので、原則的に男性は出てこない(男性型の敵ゾンビは出てくる)。「美少女とゾンビがいればいい!」という開発サイドのこだわりを感じる。
正式サービス開始前にテストプレイの機会を設けていただいたので、画面写真を中心にゲームの概要を紹介していこう。また、正式サービス以降の展開などについても合わせて公開する。
『感染×少女』の概要
自キャラクターは職業にあたる“部活”と得意武器、能力値が異なる3人から選択。バランス型の“剣道部”、後衛で力を発揮する“射撃部”、前衛で仲間の盾になる“帰宅部”。
本作では最大9人のキャラクターで陣形を組むことになるため、最初の選択は戦いかたに影響してくる。とはいえ、極端な差があるわけではないので、外見の好みで選んでも問題はないだろう。
チュートリアルクエストを進めると、ストーリーの進行とともに施設が開放されていく。自分たちが陥っている状況を理解したところで、本格的にゲームがスタート。
ストーリーを読み進めていくと戦闘が発生し、敵を撃破することでつぎの段階に移行。勝てなくなったらレベルアップやアイテム収集に励み、戦力を増強して再戦を挑むというのが、本作の基本的な流れだ。
この手のシミュレーションゲームは多様なウィンドウを何度も開閉することが多く、煩わしさを感じてしまいがちだが、本作はそういったストレスをあまり感じなかった。
たとえば、上に掲載した“日間任務”のウィンドウを見てほしい。“競技場に挑戦する”は“競技場”を15回プレイすることで達成できる任務だ。いったん“日間任務”ウィンドウを閉じてから“競技場”ウィンドウを開くのはやや面倒。
だが、本作の場合は“挑戦”ボタンをクリックすると即座に“競技場”ウィンドウが開く。プレイヤーの手間を減らす作りになっているので好感が持てる。
■戦闘
戦闘はすべてオートで進行するので、事前の設定が明暗を分ける。ストーリーを進めることで集めた仲間をどう強化し、陣形のなかにどう配置するか。ベストなパーティー編成を考えるのが楽しい。
なお、ダメージを受けると服が破れ、グラフィックが3段階に変化する。美少女がゾンビと戦うのだから仕方ない。必然と言っても過言ではないだろう。
■キャラクターの強化
キャラクー強化に関するシステムは豊富に用意されており、本作においてのやり込み要素に当たる。
ほぼすべての要素はマニー(ゲーム内の通貨)でまかなうことができ、成功率や効果を上げたいときにダイヤ(課金用の通貨)を使用する。
■NPCや仲間とのコミュニケーション
仲間とおしゃべりをしたりプレゼントを贈ったりすると、徐々に好感度が上昇する。一定値に達すると、そのキャラクター独自の物語を楽しめる。
また、施設のNPCなどと会話をすると、バフをかけてもらえたりマニーをもらえたりといったメリットがある。お気に入りのキャラクターには積極的に話しかけよう。
■コレクション要素
マニーを消費してカードを購入してアルバムの空きを埋めていく、コレクション要素も用意されている。一度引き当てたカードはアルバムに保存され、後で何度でも閲覧可能。カードの解説文を読むとキャラクターやゾンビの意外な一面を知ることができ、これがなかなか楽しい。
服が破れたイラストを獲得すれば、いつでもセクシーな画像を見られるうえに、キャラクター自身も強くなる。至れり尽くせりとはこのことか。「ありがとう」と言いたい気分だ。
正式サービス以降の展開
5月29日からの正式サービスと同時にレベルキャップが40まで引き上げられるほか、新フィールドとして“中央駅(想定レベル20~30)”、“鳳凰軍事学校(想定レベル30~40)も解放。さらに、新ストーリー&新キャラクターも登場する。
【中央駅(想定レベル20~30)】
【鳳凰軍事学校(レベル30~40)】
今後のアップデート予定
■2014年6月に実施予定のアップデート
2014年6月中にアップデートを実施予定。レベルキャップが50に引き上げられ、新フィールド“下水道(想定レベル40~50)”が解放される。
【下水道(想定レベル40~50)】
■2014年7月に実施予定のアップデート
2014年7月中に実施予定のアップデートでレベルキャップが60に解放。新フィールド“墓地(想定レベル50~60)や新パートナーキャラクター(下記のなかから2~3人ほど)が追加される予定だ。
【墓地(想定レベル50~60)】
【新モンスター】
ハザードテストレポート
2014年5月15日から2014年5月18日にかけてハザードテスト(いわゆるクローズドβテスト)が実施された。参加者のプレイ状況などは公式サイトで閲覧できるが、追加情報もいただいたので、ここに公開する。
※ハザードテストレポートはこちら
ディレクターがゾンビでした
この日は本作ディレクターの生天目未来氏から解説を受けながらプレイを進めた。PC席には筆者が座り、横に座った生天目氏からアドバイスを受ける。
このままとくに触れずに終わるのもおもしろいかと思ったが、さすがにそれは悪い気がするので、ゾンビの日常を撮らせていただいた。なお、超リアルなので細部を見てもらいたいのだが、苦手な人もいると思うので、やや引き気味の写真にしてあります。