声優さんのお仕事も体験してみた

 2014年4月26日から27日の2日間、千葉県の幕張メッセにて開催されているイベント“ニコニコ超会議3”。同イベント会場のVIBEブースにて、個人向けダンボール防音室“だんぼっち”が出展されており、だんぼっちの防音性を体感することができる。このだんぼっち内にて、バンダイナムコゲームスのプレイステーション3用ソフト『CV ~キャスティングボイス~』をプレイできるということを皆さんはご存知だったろうか? 知らなかった人は要チェック。ちなみにプレイできるタイトルは入れ換え制なので以下のタイムスケジュールをチェックしておこう。

【タイムスケジュール2014年4月27日】
10:00~12:00 JOYSOUND DIVE
12:00~14:00 CV ~キャスティングボイス~
14:00~15:30 JOYSOUND DIVE
15:30~17:00 CV ~キャスティングボイス~

 今回、この情報をキャッチしたファミ通.com編集部の声優になり損ねた編集者こと、私、武藤先輩がゲームを実際にプレイ。そのプレイリポートをお届けする。

声優キャラクターをプロデュース・キャスティングできるゲーム

 プレイステーション3用ソフト『CV ~キャスティングボイス~』は、プレイヤーが声優プロデューサーとなり、新人からベテランまで、有名な声優さんたちが演じる“声優キャラクター”をプロデュースしたり、キャスティングすることができるゲームとなっている。つまり、自分の思い通りのキャスティングができる、声優ファン必見のゲーム! 台本に合わせて“俺の考えた最強のキャスティング”を楽しめるゲームというわけです。今回、ブースで遊べるモードは、“キャスティングモード”と“アフレコモード”のふたつ。“キャスティングモード”は、用意された6種類の台本を使って、自由にキャスティングを楽しめるモード。“アフレコモード”は自分もアフレコに参加し、ほかの声優キャラクターたちと共演できるモードとなっている。

ゲームの流れはとてもシンプル

『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_11
▲ちなみにこちらが今井さんが演じている鷺州玲子さん。声優キャラクターは初回特典のキャラクター以外、全員選べるようになっている。なんて太っ腹!

 “キャスティングモード”の流れは、“使う台本を選びキャスティングを行う”というとてもシンプルなもの。台本には“アニメ”や“映画”、“企画CD”といったものがあり、アニメや映画であればキャスティングした声優キャラクターたちの掛け合いによるストーリーを楽しむことができ、“企画CD”だと企画に合わせた内容となるため、シチュエーションに合わせたキャラクターのセリフを楽しむことができる。

 というわけで、さっそくプレイ。「やはりここは自分が担当しているWebラジオ番組でいつもお世話になっている、声優の今井麻美さんが演じている鷺州玲子を選ばなくては……!」と謎の使命感にかられ、企画CD台本“ツンデレ! ガールズボイス!”を選択。決して趣味丸出しの台本を選んだわけじゃありませんよ? あくまで、写真映えしそうなものを選んだだけです。間違いない。ちなみにこちらの台本では3人のタイプの違うキャラクターのキャスティングを行えるのですが、すべて鷺州玲子(声:今井麻美)にすることも可能。タイプの異なるツンデレセリフを同じ声優キャラクターに演じてもらうという楽しみかたもできます。たまらん。

『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_09
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_02
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_10
▲“役どころ”という項目に同じ女性でも“少女役”や“女性役”と年齢などの違いがあり、さらに“推奨スキル”という項目には、オススメのスキルが表示される。今回は“ツンデレ”や“クール”といたスキルが推奨されているので、どちらのスキルも持っている鷺州玲子はピッタリというわけ。なので、こんなこともできちゃう。フヒヒ。
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_01
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_05

 もうひとつ、アニメ台本“魔法騎兵ブレイザーブレイド”も選択。主人公は熱血青年の“イヴァン”。鷺州玲子を演じる今井麻美さんがあまりそういう役を演られている印象がないものの、「ぜひ、熱血青年キャラも聞いてみたい!」ということで、イヴァンの配役を鷺州玲子に決定。実際に聞いてみたところ、「うわ! すごく合ってる! 声優さんって、すげー!」と思わず声に出して感動してしまうほどでした。ダンボールの中で。こういった発見もできるというのが、このゲームのおもしろさであり、最大の魅力なのかも。「もっといろいろ試してみたい!」という気持ちが非常に強くなりました。

『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_03
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_07

 アフレコモードは、台本を選んだら実際に自分もアフレコを行うことになります。画面のキューランプが点灯したら自分がセリフをしゃべる番です。全力で気持ちを込めてセリフを吹き込みましょう。すべてのセリフを録り終えると、ほかの声優キャラクターとの掛け合いがBGMつきで楽しめちゃいます。あの憧れの声優さんたち(が演じるキャラクター)と共演できるということで、声優を目指している人や、声優さんとの掛け合いを楽しみたいという人には、ヨダレもののモードです。声優になり損ねた筆者も、あの声優さん(が演じるキャラクター)や、憧れのベテラン声優さん(が演じるキャラクター)と共演ができて、ちょっと夢が叶ったような気持ちになってしまいました。感動。

 そんなわけでダンボールの中でひとりっきり、声優さんたちとのひと時を存分に味わった筆者ですが、用意されている台本はまだまだたくさんあるとのことなので、そちらの公開も超楽しみ! 今回遊べたバージョンでは『テイルズ オブ ジ アビス』の台本も用意されており、バンダイナムコゲームス関連のゲーム作品の台本がまだまだ用意されていると聞いているので、いったいどんなものが楽しめるのか、いまから期待したいです!! あとはメインのモードであるプロデュースモードも早くやりたいなぁ。

だんぼっちも体験してみた

『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_08
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_06
『CV ~キャスティングボイス~』で声優をキャスティングしてみた【ニコニコ超会議3】_04

 個人向けダンボール防音室“だんぼっち”で今回遊ばせてもらったわけですが、実際に入ってみた感想は「狭い! 最高!」でした。ひとりっきりになりたいときにちょうどいい狭さ(いい意味で!)で、防音もしっかりしているので気兼ねなく『CV ~キャスティングボイス~』のアフレコモードを堪能できました。気を遣わなくていいというのは、集中力も高まるのできっといい演技ができていたに違いありません。きっと。ちなみに、取材前にはだんぼっち内でプレイステーション3用のカラオケソフト『JOYSOUND DIVE』を使用してカラオケをしている方もいらっしゃったのですが、会場が騒がしかったのもあり、外にいた筆者にはまったく内部の音は漏れ聴こえてくることはなかったです。静かな場所だとまた違うのかもしれませんが、実際すごい防音性だと思います!

text:武藤先輩


CV ~キャスティングボイス~
メーカー バンダイナムコゲームス
対応機種 PS3プレイステーション3
発売日 2014年6月19日発売予定
価格 6640円[税抜](7171円[税込])
ジャンル アドベンチャー / アニメ