あの名シーン再び

 数ある『FF』シリーズの中でも、もっとも“泣ける”と評判の『ファイナルファンタジーX』と、その続編『ファイナルファンタジーX-2』がHD化され、ボイスドラマやアレンジされた楽曲など、うれしい追加要素を引っさげて帰ってくる。発売まで2ヵ月を切り、『FFX HD リマスター』の新規画像が大量に届いたので、今回はそれらを一挙に公開しよう。

印象的なシーンその1 “聖なる泉”

これまで信じ続けてきた存在に裏切られ酷く落ち込むユウナ。旅をやめて自分のザナルカンドに行こうというティーダの誘いが、決して叶わぬことだとユウナは痛いほどわかっていた。いままで精一杯抑えてきた感情が涙と共に溢れ出す印象深いシーン。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_24
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_25
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_26
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_45

印象的なシーンその2 “聖ベベル宮”

大召喚士の娘ユウナと、エボンの老子でありグアド族の長でもあるシーモアの結婚は、死の螺旋にとらわれたスピラの人々に明るい話題をもたらすはずだったが──。様々な思惑が聖ベベル宮で交錯する。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_43
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_42
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_44

ユウナを守るガードたち

 ユウナのガードは、ティーダ、アーロン、ルールー、ワッカ、キマリ、リュックの6人。バトルには、ユウナを含めた7人から3人が参加し、それぞれが持つ攻撃手段を駆使して戦う。また、ユウナは召喚獣を呼ぶことが可能。その際は、パーティーメンバーに代わって、召喚獣のみが戦闘を行うシステムになっている。

・アーロン Auron
声:石川英郎

 かつてジェクトとともに、ユウナの父であり、偉大な召喚士だったブラスカのガードとして活躍していたアーロン。ティーダは彼の導きによりスピラに招かれ、父と同じく“シン”を倒すための旅に出る。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_46
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_35
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_57
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_58
▲アーロンのオーバードライブ“秘伝”は表示された方向キーやボタンをを制限時間以内に入力するもの。時間内に入力できれば威力がアップ! 画面は敵全体にダメージを与える“陣風”。

・ルールー Lulu
声:夏樹リオ

豊富な知識を持つ黒魔道士の女性。幼いユウナがビサイド島に来て以来、実の妹のように思い、見守ってきた。ユウナのガードとしてつねに冷静な判断でその旅を支える。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_47
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_31
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_12
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_10
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_11
▲ルールーのオーバードライブ“テンプテーション”は習得した黒魔法を連続で放つ。制限時間内に右スティックを回すことで魔法を放つ回数がアップする。

・ワッカ Wakka
声:中井和哉

ビサイド島のブリッツボールチーム“ビサイド・オーラカ”の選手兼コーチ。ルールーとともにユウナが小さいころから面倒を見てきた。ガードとしてユウナの旅に同行する。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_51
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_41
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_13
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_14
▲ワッカのオーバードライブ技“スロット”は回転する3つのリールを止めて発動する。絵柄を合わせた数によって特殊効果が追加されたり、攻撃が敵全体対象になるなどパワーアップする。

・リュック Rikku
声:松本まりか

機械の扱いに長けたアルベド族の少女。召喚士という重い使命を持つユウナを案じて、ガードとして旅に同行する。つねに明るく前向き。雷が苦手。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_49
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_38
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_08
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_09
▲リュックのオーバードライブ技“調合”消費アイテムを2個組み合わせることによって、さまざまな効果が発動する。効果は組み合わせるアイテムによって変化する。

キマリ=ロンゾ Kimahri Ronso
声:長 克巳

獣人種族ロンゾ族の青年。父を失った幼いユウナをずっと守り続けている。寡黙で無表情なため、その心情ははかりにくいが、ユウナを守ろうとする意思は誰よりも強い。現在は、ガードとしてユウナの旅に同行する。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_48
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_37
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_02
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_04
▲キマリのオーバードライブ技“敵の技”習得したモンスターの技を放つことができる。“まわしげり”といった敵への攻撃のほか、“マイティガード”など味方の強化する技も習得することができる。

“究極召喚”を求める旅 

 “シン”を倒せるのは“究極召喚”のみ。多くの召喚士と同じく、ユウナも究極召喚の入手を目指している。しかし、究極召喚を行うには、大きすぎる代償を払わなければならない。実態を知ったティーダは苦悩する。物語が進むにつれ、徐々に明らかになっていく事実と展開の巧みさが、本作が高評価を得ている要因にもなっている。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_27
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_28
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_34
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_32

10年前の旅

 現在のシンが現れる前、最後にシンを倒したのはユウナの父親ブラスカ。そのガードとしてアーロンとティーダの父ジェクトが同行していた。ティーダは自分が元々いた世界で行方不明とされていた父親もスピラに来ていたことを知り、驚く。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_29
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_30
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_39
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_33
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_36

召喚獣の取得もやり込み要素のひとつ

 ユウナは、物語が進むにつれて、数々の召喚獣を獲得していく。なかには、物語の進行には関係のない隠し召喚獣もおり、その取得もまたやり込み要素となる。メーガス三姉妹やようじんぼうも、召喚するためには条件が必要な者たち。ほかの召喚獣とは異なる、独自の戦闘システムを持っているのも特徴だ。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_15
ようじんぼう
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_16
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_17
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_18
メーガス三姉妹
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_19
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_20
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_21

最強の隠しボス

 ヘレティック召喚獣は、通常の召喚獣より強大な能力を持っている召喚獣たち。苦戦は必至だが、倒せばレアな装備品を落とす場合も。また、すべてのヘレティック召喚獣を倒すと、“デア・リヒター”という最強クラスの隠しボスが出現。その攻略は最高難度を誇り、本作随一のやり込み要素となる。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_22
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_23
ヘレティック召喚獣
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_05
デア・リヒター
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_07
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_06

成長システム“スフィア盤”

 バトルで入手できるAPを消費し、ボード上に配置された“成長スフィア”を発動させることで、能力アップやアビリティの修得を行うスフィア盤のシステム。本作では、『インターナショナル』版に準じて新たな盤面が用意されており、オリジナル版とは異なる育成方法を楽しめる。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_52
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_53

ブリッツボール

 スピラで盛んなスポーツ“ブリッツボール”。水中でボールを奪い合い、ゴールに入れた得点を競う。作品内ではミニゲームとなっており、各地の人物をスカウトてチームを編成し、試合に参加することができる。シュートやパスなどはコマンドを選択し、試合を進めていくことになる。

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_56

永遠のナギ節

 本作には、『FFX』と『X-2』のあいだの出来事を描く映像『永遠のナギ節』の収録も決定している。今回は、本編同様に高精細になっている画像を公開しよう。“シン”との戦いを終え、ユウナはどのような生活を送っているのか? 美しくなった映像で、『X-2』への経緯をチェック!

『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_54
『ファイナルファンタジーX』の名シーンやさまざまな要素をHD画像で振り返る!_55

ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター
メーカー スクウェア・エニックス
対応機種 PS3プレイステーション3 / PSVPlayStation Vita
発売日 2013年12月26日発売予定
価格 価格は備考欄参照
ジャンル RPG / ファンタジー
備考 『PS Vita ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター RESOLUTION BOX』は27069円[税込]、PS Vita版の『ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター TWIN PACK』は7140円[税込](PS Store ダウンロード版は6400円[税込])、PS Vita版の通常版は各3990円[税込](PS Store ダウンロード版は各3600円[税込])、PS3版は7140円[税込](PS Store ダウンロード版は6400円[税込])  プロデューサー:北瀬佳範、アソシエイトプロデューサー:今泉英樹、キャラクターデザイン:野村哲也