声優さんと野球観戦という特殊なイベントに密着

QVCマリンフィールドで今井麻美さんが歌にトークに野球観戦に大奮闘!_03

 声優、そしてアーティストとして活躍する今井麻美さんが、2013年9月30日(月)、千葉県のQVCマリンフィールドにて開催された『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』のイベントに出演した。同イベントは2種類実施されており、ひとつはQVCマリンフィールドの外周にある“ボールパークステージ”での15分間のトーク&ミニライブイベント、そしてもうひとつはQVCマリンフィールド内にある“フィールドテラススウィート”で行われたトークショーだ。このイベントの模様を、ファミ通.comでお届けしていく。なお、諸般の都合により野球の試合内容に関しては触れることができない点、ご了承いただきたい。

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野外のステージでオープニングテーマ『星屑のリング』を披露

 野外ステージ“ボールパークステージ”で行われたトーク&ミニライブイベントでは、千葉ロッテマリーンズのユニフォーム姿で登場した今井さん。「ギリギリ晴れた(笑)」と笑顔を見せると、前日から心配であまり眠れなかったと語る。この後に控える、野球観戦をしながらのトークショーが「どんな風になるのか、想像がついていない」という今井さんは、ユニフォームの背番号に迷いがあるとコメント。というのも、この日着ていたユニフォームの背番号は“353”。その意味は“ミンゴスさん”ということだったが、もともとは“35”にしたかったものの所属選手が登録している番号は使えないということでNG。その後“535(ゴー! ミンゴス!)”にしようとしたが、“ゴミンゴス”に読めてしまうということで、現在の“353(ミンゴスさん)”にしたとのこと。しかしこれも、5pb.Recordsの宣伝担当である宣伝3号氏こと“3号さん”に読めてしまい、「このユニフォームどうしたらいいと思う?(苦笑)」と会場に駆けつけたファンに問いかけていた。

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 そして話題は再び、その後行われる野球観戦をしながらのトークショーへ。「私が見ていると…………というパターンが多くて……」と申し訳なさそうな表情を浮かべる今井さん。「先に野球観戦をして、応援しているほうのチームが勝ってくれていたら気持ちよく歌えるんだけど(笑)」と語りながらも、いよいよミニライブへ。披露するのはもちろん、OVA『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』のオープニングテーマ『星屑のリング』。それまでの緊張していた表情とは裏腹に、曲の世界観に没入し、同曲を歌い上げる今井さん。陽が落ち始めた野外のステージというシチュエーションが、『星屑のリング』という楽曲タイトルにもマッチして、会場のファンを魅了していった。曲の最後には、「千葉ロッテマリーンズが勝ちますようにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」と、今井さんが想いを込めて叫ぶと、「歩いている方に日ハムのファンの方もいらっしゃると思いますが、今日の私はマリーンズの使者なので、叫ばさせていただきました!!」と軽くフォローもしつつ、イベントの幕とした。

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ファンとの距離が近すぎるほどに近い野球観戦&トークイベント

 野外ステージに続いて行われた、フィールドテラススウィートでのトークショーでは、AルームとBルームに分かれたファンのもとに、交互に移動してイベントをくり広げるという内容に。別ルームの様子は音声のみ、反対側のルームに聞こえるようになっており、野球観戦をしながら今井さんのトークを存分に楽しめるものとなっていた。このトークショーにも“353(ミンゴスさん)”の背番号が入ったユニフォームで今井さんは登場。ファンにはサイン&シリアルナンバー入りのレプリカユニフォームが配布され、同じユニフォーム姿で千葉ロッテマリーンズを応援した。

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▲テラスでのイベントに参加するファンには、直筆サイン入りユニフォームがプレゼントされた。ちなみに今井さんが手に持っているお弁当も、イベント参加者に配られたもの。
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▲意気揚々と会場に向かう今井さん。しかし、緊張してきたのか、中の様子をこっそり窺う。

 今回はOVA『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』のコラボレーションイベントということで、同作に関するお題トークが各ルームでくり広げられる。“OVAでよかったところ、悪かったところは?”というお題に今井さんは「長年携わらせてもらっている作品がアニメ化されて、しかもすごくクオリティーが高かった」ところをよかったところとし、悪かったところは「正直、結末だよね」と語る。また、2014年発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『コープスパーティー ブラッドドライブ』については、「(自分の演じる)あゆみちゃんはたいへんだということを聞いています。自分の演じている役が活躍することがこんなに嫌なことはない(苦笑)」と苦笑まじりに語り、「今回はあゆみちゃんが主人公に近い存在です。イライラしながら応援したくなると思います」と解説。さらに、まだ収録が始まっていない『コープスパーティー ブラッドドライブ』への抱負を聞かれると「倒れないことですね。最初のとき(『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』)は収録後に本当に倒れまして、直後にイベントがあったのですが、ドクターストップがかかったため、キタエリ(※喜多村英梨さんの愛称)とゲストのサトリナ(※佐藤利奈さんの愛称)に進行を任せて、私は筆談で参加するという(笑)」と思い出話に花を咲かせた。原由実さんとふたりでパーソナリティーを務めるWebラジオ『コープスパーティーラジオR+』で、“いままでに印象深かった思い出は?”という問いには、「ひどい山手線ゲームかな(笑)」とコメント。今井さん自身、山手線ゲームが大の苦手だそうで、じつは番組中で勝ったときは想像以上に喜んでいるとのこと。逆に、先輩としていろいろな言葉を教える立場だったにも関わらず、原さんに負けたときは本当に悔しいと、番組の裏側を明かした。

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▲退場時の様子。
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▲サインを書き終えたところで、今井さんの音楽プロデューサーである濱田氏を含む、スタッフからユニフォームが配られる。
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▲女性ファンの姿も!

 野球に関するトークも絶好調な今井さん。最近、ボールカウントの表示順番が変更されたことについて、「WBCとかの影響でしょ?」と得意顔で語ったかと思いきや、「売り子の女の子のクオリティーが高い!」と野球そっちのけな感想をつぶやくなど、フリーダムなトーク内容に。千葉ロッテマリーンズの鈴木大地選手の背番号が、今井さんの愛称である“ミンゴス”を表す35番ということで「スタメンに入れる選手の中に“ミンゴス”の背番号を背負った選手がいてくれてうれしい!」と喜びを露わに。鈴木大地選手がバッターボックスに立つと、「ミンゴス!」コールが沸き起こるなど、今井さんのファンたちも野球観戦を楽しんだ。ちなみに、「どこのチームが好き?」という問いには、「千葉ロッテマリーンズに決まってるじゃん!」と即答。今回イベントを開催しているからということも理由のひとつだが、もうひとつ、“母体である企業・株式会社ロッテがフィギュアスケートを応援しているから”という、フィギュアスケートファンである今井さんならではの理由が付け加えられていた。

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▲なんで?
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 試合が進むと、今度はファンから集めたアンケートにランダムで答えていくことに。“今井さんは辛いとき、どんな曲を聴きますか?”という質問には、KOKIAの『この胸の苦しみが愛おしいほどに生きて』を挙げた今井さん。自分のライブ前などに必ず聴いているのだそうで、事務所のクルマで移動する際などには、クルマの中で必ず聴いているとのこと。また、「今度はどんなユニフォームが着たいですか?」という質問から話題が派生して、かつて東京ドームのビール売り子さんが見るための映像モデルの仕事をしたことがあるという話題で、背負っているビールサーバーが非常に重く、当時の自分では持ったまま立つこともできなかったといったエピソードを披露。見学に来ていた偉い人から、「あの子は大丈夫なのか」と心配されていたそう。筆者としてもぜひ、その映像も見てみたいものだったのだが、どこに問い合わせればいいのかわからないので、断念した。

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▲途中、フィールドテラススウィートの様子をカメラが捉える。
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▲会場内は大盛り上がり。
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▲応援にも熱が入ります。

 ほかにもアンケートに多数答えていた今井さん。「ロッテと日ハムで知っている選手は?」というものに「ロッテは鈴木大地選手。日ハムは大谷君」と回答。「ずばり今日の目標は?」という問いに「声を潰さずに帰ること」と答える。また「守りたいポジションは?」という質問には「キャッチャーがいいかと思ったんですけど、危ないし全責任を負わなきゃいけないと言われたので、ショート。なんかカッコよくないですか?」と、非常になんとなくなイメージで答え、会場のファンと盛り上がっていた。なお、そんなトークがくり広げられている最中も、イベント会場にいるガチな野球ファンたちが、今井さんの横をすり抜けて開放されているテラスへと踊り出し、本気の応援をしたり、写真撮影をしたりするなど、会場内をファンが自由に行き来できるという、過去類を見ないフリーダムなイベントに。中にはスコアブックをつけているファンもおり、今井さん自身も「正直、私、先駆者過ぎるんじゃないかと思って、いま動揺してるんだけど(苦笑)」と苦笑いを見せた。

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▲今井さんもテラスで観戦。風が気持ちよかったです。

 また、今回のイベントを開催したきっかけについて質問されると「それは私がいちばん聞きたいよ(笑)」と語った今井さん。今回のコラボを見てわかるとおり、もともとはWebラジオ『ラジオコープスパーティーR+』の番組側からの話だったようで、以前に声優の原由実さんがファーストピッチセレモニーを行ったことをきっかけに、第2弾として企画が上がったとその経緯を話す。また、あまりに特殊なイベントだったため「ここに来るまでどんなことをするのかもわかっていなかったです。誰も来ていないんじゃないかとすら思っていました。今日来てくれたみんなのことは絶対に覚えて帰る! …………だいたい知ってる人だったけど(笑)」とファンとともに笑い合っていた。

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▲みんなで乾杯。今井さんが持っているのは、アップルジュースです。
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▲スタジアムに『コープスパーティー』の文字が!

 イベントの最後には「これからも千葉ロッテマリーンズを応援していきたいと思います。皆さんも(配布された)ユニフォームを一生大事にしてください! こういう機会があったらぜひ参加してもらえれば」と挨拶をした今井さん。帰り際、ユニフォームを脱ぐのが名残惜しかったようで、最後までユニフォームを着たまま、球場を後にした。

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 今回のようなファンとの距離感が近すぎると言っても過言ではないほどのイベントは、ファンとの信頼関係があってこそ実現したもの。そんなファンとの絆はもちろん、飲酒もオーケーというフリーダムな会場を制しながら、滞りなくトークを進行するというのは、今井さんの手腕があってこそのものだと感じた。イベント後に、いくつかの問題点をスタッフ間で話し合っている姿も見られたので、それらの問題点がクリアーになれば、今後もこういったイベントが開催されることがあるかもしれない。ぜひ、その日を楽しみにしたい。