ビデオゲーム+オモチャで遊ぶユニークなタイトル
2013年9月19日、東京ゲームショウ2013のバンダイナムコゲームスブースでWii U用ソフト『ディズニーインフィニティ』とニンテンドー3DS用ソフト『ディズニーインフィニティ トイ・ボックス・チャレンジ』の発表会が開かれた。スペシャルゲストとして、小川直也さんと谷花音さんが登場!
『ディズニーインフィニティ』は、ディズニーとピクサーのキャラクターが初めて共演するゲーム。ICチップの入ったキャラクターフィギュアやパワーディスクを、専用リーダーで読み込むと、ゲームのなかでディズニーとピクサーのキャラクターが共演する世界を楽しめる。発表会の冒頭、本作を開発したディズニー・インタラクティブのエグゼクティブプロデューサー、ジョン・ヴィグノッキ氏がステージに現われ、本作について「ディズニーとピクサーの世界を自由に作り上げ、皆さんの大好きなキャラクターたちとひとつの世界で遊べるようにしました。あなた自身がディズニーのストーリーテラーになれる、ただひとつのゲームです」とアピールした。
メインモードその1“プレイセット”
続いて登場したバンダイナムコゲームスの佐伯博史マネージャーから、実機プレイを交えたゲーム紹介が行われた。『ディズニーインフィニティ』は、対応する“キャクターフィギュア”と、“プレイセット・ピース”と呼ばれるパーツを、“ディズニーインフィニティ・ベース”(専用リーダー)に乗せると、“プレイセット”モードという、それぞれのキャラクターに合ったオリジナルストーリーのゲームが楽しめる。
実機プレイでは、『モンスターズ・ユニバーシティ』のプレイセットが紹介された。プレイセットはミッションクリアー型のアクションゲームで、ひとつのプレイセットにつき10時間ほど遊べるボリュームがあるという。ベースにキャラクターのひとりであるサリーのフィギュアと、プレイセット・ピースを載せてゲームスタート。モンスターズ・ユニバーシティを舞台に、ライバル校のフィアーテック大学が仕掛けたイタズラを、タックルやジャンプなどのアクションで解除していく。なお、ステージ上にあるオブジェクトを壊すと、お金が手に入る。このお金はゲーム内のストアを利用するときに必要となるもので、購入したアイテムはもうひとつのメインモード“トイボックス”で使用できる。
メインモードその2“トイボックス”
プレイセットと並ぶもうひとつのメインモードが、“トイボックス”モード。プレイセットで手に入れたさまざまなアイテムを使って、箱庭に自分だけの世界を作り上げられる。たんにステージを作るだけでなく、さまざまな仕掛けを組み合わせて、オリジナルのゲームをデザインすることも可能。トイボックスではオンラインで最大4人まで同時にプレイできるので、自分の作ったステージに友だちを呼んで遊ぶこともできる。
ふたたびステージに登場したヴィグノッキ氏は、「冒頭で“あなたがストーリーテラーになれる”と紹介したのが、まさにこのトイボックスです」とコメント。トイボックスでは1200種類以上ものアイテムを配置でき、操作キャラクターが乗れるローラーコースターを配置する様子などが紹介された。また、トイボックスで再現したディズニーランドも公開され、同じデータが本作の発売時に無料でダウンロードできると発表された。
ニンテンドー3DS版はボドゲーム形式でプレイ
ニンテンドー3DS版『ディズニーインフィニティ トイ・ボックス・チャレンジ』も、ゲームとオモチャを連携させて、ディズニーとピクサーの世界で遊べる点は同じ。ただし、Wii U版がアクションゲームであるのに対し、3DS版はボードゲームタイプのパーティーゲームとなっている。プレイヤーは3人ひと組でチームを結成し、サイコロを振ってゲームボードの上を移動しながら、イベントやミニゲームをクリアーして、ライバルの3チームと勝利を競う(通信対戦も可能)。ゲームボードは15種類、ミニゲームは50種類以上、収録されており、ボリュームたっぷりだ。なお、ゲームプレイに使用するオモチャ等は、3DS版とWii U版で共用できる。
スペシャルゲストとして小川直也さんと谷花音さんが登場!
ここでスペシャル・ゲストして、タレントの小川直也さんと谷花音さんが会場に姿を現わし、『ディズニーインフィニティ』のトイボックスモードで作られた特別ステージを実際にプレイした。小川直也さんは、格闘家らしくMr. インクレディブルのキャラクターフィギュアを選択。武器も欲しいということで、『トイ・ストーリー』に登場するブラスター(光線銃)を手にアクションを楽しんだ。ステージはもちろんのこと、手にするアイテムも別々の作品のものを組み合わせられるようだ。続いて、谷花音さんが『モンスターズ・ユニバーシティ』のマイクを操作して、シンデレラ城を探索。馬車を出現させて、広いフィールドを走り回る場面もあった。ふたりとも実際にプレイするのは、この日が初めてとのことだったが、操作が簡単なのですぐにゲームに慣れた様子。親子で会話しながら楽しめるゲームという印象を受けた。
スターターパックと対応オモチャを同時発売
日本語版の『ディズニー インフィニティ』(Wii U版)と『ディズニーインフィニティ トイ・ボックス・チャレンジ』(ニンテンドー3DS版)は、2013年11月28日に同時発売される予定だ。価格は、Wii U版スターターパックが7980円〔税込〕、ニンテンドー3DS版スターターパックが6980円〔税込〕。もちろん、ゲームプレイに必要な対応オモチャ(周辺機器)が付属している。また、スターターパックの発売に合わせて、遊びの幅を広げる対応オモチャ(周辺機器)も発売される。
プレイセット・パック
プレイセットで遊べるワールドを追加する。『トイ・ストーリー』、『カーズ』、『ローン・レンジャー』の3種類。各セットに、2体のキャラクターフィギュアが付属している。各3480円[税込]。
キャラクターフィギュア
キャラクターフィギュアは単体でも販売。ゲーム内で操作キャラクターを変更できる。全12種類、各1200円[税込]。
パワーディスク・パック シリーズ1
プレイセットでキャラクターの能力をアップしたり、トイボックスで乗り物や背景などを追加できるチップ。全20種類のなかからランダムで2枚封入。1パック500円[税込]。
『ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ』の最新情報
『ディズニーインフィニティ』のプレス発表会に先がけて、現在発売中のニンテンドー3DS用ソフト『ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ』のアップデート情報が告知されたので、あわせて紹介しておこう。
“パイレーツ・オブ・カビリアン・ワールド”の配信がスタート
2013年10月2日の10時より、有料ダウンロードコンテンツ“パイレーツ・オブ・カビリアン・ワールド”の配信がスタート。ジャック・スパロウとともに海賊船ブラック・パール号に乗り、海賊が集まるトルトゥーガの島から宝探しの冒険に出かける。『パイレーツ・オブ・カビリアン』をモチーフにしたインテリアやMii用の衣装も収録。価格は2014年1月12日まで450円[税込]、1月13日以降は900円[税込]。
ハロウィーンシーズン到来
2013年10月31日まで、ゲーム内でハロウィーンシーズンのイベントを開催。キャッスルタウンがカボチャやオバケのオブジェで飾られる。また、ディズニーキャラクターをカフェに招待すると、キャラクターたちがハロウィーンの衣装を身にまとって登場。彼らとの記念写真撮影を楽しむこともできる。新キャラクターとして追加された、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャック・スケリントンとゼロもカフェに呼べる。
“みんなのカフェ”機能を追加
2013年10月2日の10時より(“パイレーツ・オブ・カビリアン・ワールド”の配信と同じタイミング)、無料のアップデートパッチを配信。パッチを導入すると、自分のカフェをインターネット上にアップロードでき、他のユーザーが訪問できるようになる。訪れたユーザーが“いいね”の評価を残すとポイントが入り、貯まったポイントに応じて新しい衣装が手に入る。
(取材・文:ライター/ムライサトシ)