バレー部4人の気持ちがベラルーシに届いた!

『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_02
『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_01

 2013年9月21日、東京ゲームショウ2013のWARGAMING JAPANブースで、オンラインアクション『World of Tanks』と人気アニメ『ガールズ&パンツァー』とのコラボ企画、“「戦車道ゲームの日本でのサービスが始まった!?え、八九式中戦車が出ていない?何でだ!はっきゅんを出せ!はっきゅんを出しましょう!はっきゅんを出して下さいお願いします!」トークショー”が開催された。タイトルが長い!

 ステージには磯辺典子役の菊地美香さん、近藤妙子役の吉岡麻耶さん、河西忍役の桐村まりさん、佐々木あけび役の中村桜さんという、いわゆるバレー部(アヒルさんチーム)の4人が登壇。『ガールズ&パンツァー』のイベントとして、この4人がそろうのは今回が初めて。バレー部4人の晴れ姿をひと目見ようと、ブース内は超満員。整理券も配布してすぐになくなったようで、改めて『ガールズ&パンツァー』人気の根強さを痛感させられた。

 19日に『World of Tanks』に日本戦車の実装が発表されたばかりだが、戦車リストにバレー部の4人が乗る“八九式中戦車(通称はっきゅん)”の名前は見当たらなかった。そこで、バレー部の4人が集合し、開発元に直談判をしようというのが本イベントの趣旨。彼女たちの想いはベラルーシに届くのだろうか。

 『ガールズ&パンツァー』は茨城県・大洗町を舞台にしたアニメで、4人ともプライベートで大洗町を訪れたことがあるほど大洗町を愛している(ちなみに、会場内には大洗町から駆けつけてくれた方も)。序盤のトークテーマは“大洗町の好きなところ”や“作中で思い出に残っているシーン”。『ガールズ&パンツァー』と同じ景色が見られることや、食べものがおいしいこと、住民が暖かいことなど、大洗町のいいところをつぎつぎに挙げる4人。会場にお越しのお客さんも相当数が大洗町を訪れたことがあるようで、思い出を共有するように盛り上がった。

 菊地美香さんは磯辺典子のパネルが設置されている店舗を訪れ、半ば強引に(?)写真を撮ってもらい、パネルにサインをして帰ったそうなのだが、なんと“根性”を“根生”と書き間違えたことが後で発覚。すぐにでも直しに行きたかったがその時間もなく、偶然にも吉岡麻耶さんと桐村まりさんが大洗町に行く予定があったため、書き直してもらったそうだ。すばらしいチームワークである。

 『ガールズ&パンツァー』トークのつぎは、いよいよ本題へ。まずは八九式中戦車のよさを大いに語ることに。

『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_04
『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_03
【吉岡麻耶さん】
「私ははっきゅんのお尻が好きですね。いちばんかわいいです。後から登場する日本の戦車もステキなんですけど、やっぱりはっきゅんだよな~って(戦車のカタログをパラパラ見ながら)」
【菊地美香さん】
「八九式はかわいい! 『ガールズ&パンツァー』に携わるまで、八九式がこんな扱いだって知らなかったんですよ。でも、それがたまらないんです」
『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_06
『World of Tanks』×『ガールズ&パンツァー』バレー部の4人がトークショーに登場! 気持ちが通じて八九式中戦車の実装が決定!【TGS2013】_05
【中村桜さん】
「八九式は、登場した当時はとっても画期的だったんですよ! みなさんに聞きます! 八九式が好きな人、手を上げてください!(会場中が挙手)こんなに愛されているんですから実装するしかないですよ!」
【桐村まりさん】
「戦車にやさしい。戦車だけじゃなくて人にもやさしいですからね。はっきゅんは愛ある戦車なんです。この愛ある戦車を実装しないわけにはいかないですよね!」

 八九式中戦車トークでひとしきり盛り上がったところで、ぎりぎりまで続けていた開発側との交渉結果を発表するために、WARGAMING JAPAN社長の川島康弘氏が登壇。開発側の返答は「ハラショー ダ! ロシア語で、イエスです」。八九式中戦車の実装が決まった瞬間、会場中から大きな歓声が上がった。実装時期は未定だが、誰でも使用可能な戦車になるとのこと。なお、強さは“史実どおり”になるそうだ。紙装甲と言われることもある八九式中戦車。神装甲に変わることはなさそうだが、そこはプレイヤーの神テクニックと神連携で補ってほしい。

 はっきゅん実装によるハイテンションを維持したまま、バレー部 VS スタッフチームの『World of Tanks』対決コーナーがスタート。茂みに隠れて狙撃したり、多対1に持ち込むなど、バレー部の面々は基礎をおさえた操縦テクニックを披露。終了直前に菊地美香さんの車両が大破してしまったものの、その後は危なげなく勝利を収めた。プレイの感想としてみなさんが“簡単に遊べること”や“撃破の快感”などについてコメントし、最後に中村桜さんが「キャプテン(菊地美香さん)を撃ったのは私です……」と白状した。

 八九式中戦車の実装というサプライズで大いに盛り上がり、『Wolrd of Tanks』愛と『ガールズ&パンツァー』愛に満ちた本トークイベント。ラストはバレー部定番の掛け声「そーれそれそれ!」で締めくくられた。