本当にお待たせしました!

5thライブ前に振り返る、“今井麻美 Birthday Live 2012”_02

 2012年12月22日に、東京・渋谷のSHIBUYA-AXで、5回目のワンマンライブを行う声優・今井麻美。そのライブを前に、2012年年5月13日に、同じく東京・渋谷のSHIBUYA-AXで開催された、“今井麻美 Birthday Live 2012”のリポートを掲載。

 2011年に続いて、今井の誕生日(5月16日)に合わせて開催されたライブでは、全22曲の披露に加え、声優・原由実のソロデビュー発表なども行われた。このリポートで、5回目のワンマンライブに向けて、気持ちを高めていただけたら幸いだ。

01 Heavenly Sky

 疾走感溢れる『Heavenly Sky』でライブがスタート。水色に黒が織り交ぜられたドレッシーな衣装で今井が登場すると、待ちかねた観客から大きな歓声が上がる。青のサイリュームで染まる会場のなか、ステージではふたりのダンサーが今井を中心にシンメトリー状の動きで、アップテンポな曲に合わせた激しいダンスを見せていた。

02 struggle

 1曲目が終わり、大きな大きな歓声の鳴り止まぬなか、2曲目の『struggle』へ。サイリュームの光は、青から緑に切り換わり、新たにダンサーがふたり登場する。今井を含めた5人のダンスでは、人数を活かした振りに。「手を伸ばし」という歌詞の部分では、今井、ダンサー、観客が揃って、上に向けて手を伸ばし、会場の一体感を生み出していく。

03 Horizon

 ダンサーが袖に消え、重厚感あるベース、ドラムで始まったのは『Horizon』。今井は、サビ前で「いけーーー!」とシャウトし、曲の終わり際には「もっともっと大きい声で!」と盛り上がる観客をさらに煽るなど、激しい曲らしいパフォーマンスを見せた。

MC

 「皆さん、こんばんは。どうもミンゴスです。本日はお日柄もよく(笑)。ここのところ天気が悪かったのに、今日はすごく天気がよくて。最近晴れ女です(笑)。最近になって、こんなにハッキリ言っていいのか動揺してきたんですが、まあいっか! このたび、(手で3と5を出しながら)ミン、ゴス! みんなでやりますよー! ミン、ゴス歳を迎えました。どうも今井です!」

 「激し目の曲3曲をいきました。でも、成長しました。このあと、歌うのはバラードじゃございません! 懐かしの曲行きたいと思います。「Day by Day」!」

04 Day by Day

 バンドアレンジされ、よりテンポ感が強くなったデビュー曲。伸びやかに、楽しげに歌う今井に、観客の歓声もヒートアップ。一糸乱れぬ歓声を送って、ステージを盛り上げる。

05 regret

 ライブではひさびさの楽曲。たまちゃんのピアノ演奏と、今井の歌声を中心に、しっとりした曲を響かせる。伸びやかな歌声には、詩の終了後に会場中からの拍手が送られた。

5thライブ前に振り返る、“今井麻美 Birthday Live 2012”_01

MC

 「あんまり歳のことを言うと、そろそろやめたほうが」って言う人もちらほら。でも、本当の歳は……まだ35になる前です! そうこうするうちに、玄ちゃんが下りてきましたね。ここでは、以前のツアーでやったアコースティックコーナーをやろうかなと。この規模のステージでは初めてですね。いままでの私の曲とは、アレンジの違うものが聴けちゃうわけですよ。このアコースティックコーナーが、じつは『Hasta La Vista』が生まれたきっかけにもなったんです。ラテンアレンジにしたものが好評だったので、「つぎはラテンでいっちゃう?」と、濱田プロデューサーがノリノリになって生まれたんですねー。というわけで、早速アコースティックコーナー3曲いっちゃおうか」。

06 Shining Blue Rain(アコースティック)

 ロックナンバーが一転、ムード溢れるボサノバ調の楽曲に。ささやくように歌うやさしい歌声を中心に、アコースティックギターや、サックス、カホンの音が彩る。間奏では、渡辺ファイアーのソプラノサックスによるソロも。

07 Aquaのキセキ(アコースティック)

 ポップな曲調はそのままに、アコースティックに生まれ変わった『Aquaのキセキ』。今井は、原曲からさらにやさしさ、かわいらしさを加えたような表現で歌い上げる。

MC

 「アレンジが違う曲を歌うと、いままでの殻を破れるような気がして。ライブじゃないとそういうチャレンジをする機会がないので、これからもチャレンジしたいと思います。でも、カホンをやると玄ちゃんの手がたいへんになるんだよね。(観客の「ミンゴスやってー!」という声に)簡単? じゃあ、みんな私に合わせてなんかやってね。(即興で今井が演奏をすると……)ちょっとやっただけなのに、手が真っ赤ー! あー、でも、これリズム感を鍛えるのにいいね。一家に一台どうですか? (観客の「お高いんでしょう?」の声に)通常は30万円! でも、今日はそれを4000円! 欲しい人ー? (つぎつぎと手をあげる観客)そんなにいると、玄ちゃん倒れちゃうよ! だって、ね? ……ここで発表があります。玄ちゃん、パパになりました!」

 MCの中で突然、自分のことが発表されることに驚いたドラムの白川玄大は、「早く娘に会いたいです!」と叫ぶと、会場からは大きな拍手が。その歓声から、アコースティックバージョンの3曲目へ。

08 花の咲く場所(アコースティック)

 フラメンコのようなギターのイントロで始まった、『花の咲く場所』のアコースティックバージョン。最初は静かな印象だった曲が、サビの部分に入るところで、より情熱的なメロディーに転調。バイオリンの音色や、赤いライティングも手伝って、原曲とはまったく異なる、新たなイメージの楽曲に生まれ変わっていた。

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MC

 「どこかで見たことのある振り付けじゃありませんでした? あれは“かみそーんぷらす”、じゃなくて“アニソ~ンぷらす”でやったダンスですねー。じゃあ、これが答えだったのか? いえ、違います! ご存知な方も多いと思いますが、今回のライブでは、私の誕生日を自分でお祝いしちゃおうということで、ライブ中に行う3つのお祝いを考えました。ひとつ目は、……なんだっけ?(笑) ああ、これもう違うね(編注:ひとつ目が、アニソンぷらすで習ったフラメンコを踊るというもの)。もうひとつが、フィギュアスケートの話を20分以上するというもので、最後が? (観客にマイクを向けて)そう。『ハイスクール! 奇面組』のオープニング、エンディングを全部歌うというもの。そして、アニソンぷらすさんで習ったフラメンコはさっき披露したから……。(観客の「フィギュアトーク!」という声に)よし、フィギュアトークするか! 昨日、今日で、“ザ・アイス”っていうスケートの祭典をやっていたんですが、……ああ、長くなるね(笑)。ある意味、消去法ではあるんですが、『奇面組』に決まりましたー! でも、15曲全部やると、ライブ終わっちゃう。なので、メドレー作りました! それでは、いきましょう、私のバースデープレゼント、『ハイスクール! 奇面組』メドレー。

09 ハイスクール! 奇面組メドレー

 セーラー服姿のダンサーふたりを加えて、つぎつぎとテンポよく進んでいく『ハイスクール!奇面組』メドレー。『うしろゆびさされ組』では、ダンサーに合わせて、たまちゃん、ファイアーさんも踊るなど、歌だけでなく、ダンスでも楽しい構成になっていた。

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MC

 「あのダンサーの服、私が買うてきてん。いい誕生日プレゼントになりました! 皆さん、ありがとうございます。いつかメドレーじゃなく、全部フルで歌いたいですねー。ここでゲストをお呼びしたいと思います。過去のライブにちょっとだけ出たかもしれませんね(編注:同名のぬいぐるみが映像で)。その本体が来てくれましたー。原由実さんです!」

 ここでサプライズゲストの原由実が登場。

原「こんにちはー。お誕生日おめでとうございますー。」
今井「由実から?」
原「みんなからですー。たくさん人がいらっしゃって。麻美さんのライブは、以前も2階から見ていましたが、まさかここに立つとは思いませんでした!」
今井「昔、由実(犬)は出たことあるけどねー。バンドメンバー以外の人が、ゲストでここに立ったことは初めてですね。じゃあ、恒例のムチャぶりをしたいと思います!」
原「え! そんな流れないですよ!?」
今井「私の喜ぶ一発芸を。」
原「なんでそんなのなのー!? えーと、えーと、じゃあ、前にいっしょにラジオをやっていたときに作ったDVDで麻美さんが大好きなキャラクターをやったので、それをやりたいと思います。(声を変えて)……アーサー、久し振りだねぇ。今日は、あの下着みたいな格好はしないのかい? フリフリの格好はしないのかい?」
今井「やーーーー(嫌がる今井)」
原「(今井を追いかけつつ、急にいつもの調子に戻って)はい。一発芸でした!」

原「麻美さんとは、(2012年)5月から隔週で『コープスパーティー』の新しい作品(編注:『コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯・Hysteric Birthday 2U』のこと)のラジオをやらせていただいていますー。」
今井「ちょうど1回目が流れてるところかなー。なんの初々しさもないトークですみません(笑)。」
原「その作品のオープニングを麻美さんが歌っているんですね。」
今井「そうなんです。ここでじつはちょっと発表がありまして。まずは皆さんの知っている情報から。今回、原由実さんが『コープスパーティー』の新キャラクターをやることになったということで、さらに、なんと、『コープスパーティー』のエンディングを歌わせていただくことになりました! いくつかあるエンディングのひとつを担当して、原由実フィーチャリング今井麻美として、歌わせていただきます! (観客の「歌ってー」という声に)歌って欲しい? どうする由実さん?」
原「あらあら。どうしましょうねー。あの……。私、お水持ってくるの忘れちゃって。麻美さんの水、飲んでいいですか?」
今井「いいよ(笑)。間接チュー! 誕生日ということでいただきまーす! (と、原に続いて自分の水を飲む今井)名実ともに一心同体ということで!(笑) じゃあ、歌いますか。ちなみに、由実さんの曲はどんな曲ですか?」
原「ミディアムロックな曲。カッコいい曲です! ぜひ聴いていただきたいと思いますー。はやー、緊張する……。では、聴いてください。『HANABI』。

10 HANABI

 原由実のゲスト出演で歌うのは、原のソロデビュー曲『HANABI』。ミディアムテンポのロックで、サビでは原が主旋律を歌い、それを追いかけるように歌う今井の歌声が絡み合う。

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原「はやー。間違わんと歌えたー。」
今井「緊張したけど、楽しかったー!」
原「いやはやいやはや、じつは先日できあがったばかりなんです。こちらのCDは、8月22日に発売される予定です。私、初めてのCDデビュー。いい感じの曲ができあがっていますので、聞いていただければうれしいです」

11 Instrumental

 原のゲストコーナーが終わり、今井の衣装着替えタイムへ。ここでは、今井のライブ恒例と言える、バンドメンバー“+A”による、インストゥルメンタル曲が演奏され。これまでは、アニメ曲などをアレンジしていたが、今回は、バンドマスターのみゃあみゃあこと、宮下智氏の書き下ろし。激しいロック調の楽曲に、それぞれのソロパートを用意し、ギター、バイオリン、サックスといった各楽器に加え、ダンサー4人のソロも用意していた。

12 Hasta La Vista

 インスト曲を挟んで歌うのは、『Hasta La Vista』。ダンサーと対になって登場した、今井は赤を基調にしたドレスに。闘牛士のように布をなびかせて踊るダンサーとのステージングをくり広げていく。また、間奏から帽子をかぶったもうひとりのダンサーが登場。今井の熱唱と、ダンサーによる激しい踊りで、情熱的なステージを作り上げていく。

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13 満天星 ~金木犀の咲く頃~

きしりんこと、岸倫仔によるバイオリンの音色とともに歌い上げる『満天星』。『Hasta La Vista』から一転したしっとりと雰囲気ながら、でも力強い歌声で観客を魅了。

14 蒼穹ノ月 ~Crystal Moon~

イントロ、そして間奏で響くのは、ファイアーさんこと、渡辺ファイアーのサックス。今井の歌声に負けず劣らず、彼女の歌声のないなかでサックスが響き渡る。

MC

新衣装の赤いドレスに触れるMC。『Hasta La Vista』のジャケット衣装をライブ用にアレンジしたもの。ということで、観客から手拍子をもらって、フラメンコを軽く踊る今井。続いて、「ダンサーさんを交えて、皆さんにも参加してもらう曲を2曲やっていきますよー」とつぎの曲へ。

15 Faraway ~最後の夢~

ロボットダンスのような振り付けで近未来の雰囲気を作るダンサーたち。サビの部分では、今井の歌声に合わせて、追いかけるように観客の歌声が響き、今井と観客がひとつになって、楽曲を作っていった。

16 Promised Land

ミドルテンポの『Promissed Land』も、『Faraway ~最後の夢~』同様、今井の歌声にコーラスが合わさる曲。原曲ではみゃあみゃあこと宮下智氏の歌声が入っているが、ライブではみゃあみゃあに加えて、観客によるコーラスが入り、会場全体でひとうの楽曲を作り上げていた。

MC

「『Promised Land』と『Faraway』、ツアーで続けてやったとき、あんなにしんどかったのに、成長したなあ、私。35歳でもこうやって、急成長を遂げられるんです!(笑)」と笑いを誘った後、1stアルバムの表題曲へ……と思いきや。 

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17 COLOR SANCTUARY

 『COLOR SANCTUARY』のイントロで、今井が踊るなか、急にほかのバンドメンバーの演奏が止み、ピアノだけのメロディーに。戸惑いながら振り返る今井に対し、たまちゃんが演奏するのは、なんと『ハッピーバースデー』の曲。

 ここで、濱田プロデューサーと原がケーキの乗った台を押しながら登場。戸惑う今井を尻目に、濱田プロデューサーがカメラを構えて、「ミン、ゴス!」の掛け声で観客といっしょに記念撮影をする。そして、ネタばらしが。じつは、原が今井の1時間前に会場へ入り、サプライズのリハーサルをしていたというのだ。これには、今井もビックリ。驚きつつも、「なんでその模様をビデオに収めておかなかったの!」と、今井らしいツッコミをしていた。その後、原の「せっかくなので、この曲は私と濱田さんもいっしょに」という言葉で、原と濱田プロデューサーも参加する『COLOR SANCTUARY』へ。

 濱田プロデューサーのギター、原のコーラスでより重厚な音になった『COLOR SANCTUARY』。持ち前のハイトーンボイスを響かせる今井に、原のハモリが加わって、演奏終了後には観客から大きな大きな歓声が。

 楽曲が終わり、濱田プロデューサーから「バンドメンバーでどうすれば驚かせられるか、1時間くらい考えてきました(笑)」と、このサプライズに向けた仕込みを告白。今井は「34年と360日くらいサプライズが好きではないと言ってきましたが、今日を境に変えたいと思います! サプライズ大好きー!(笑)」と驚きながらも喜んでいた。

18 クレッシェンド

 濱田プロデューサーと原が袖に消え、改めてバラード曲の「クレッシェンド」に。観客はサイリュームを振らず、とにかく聞き入るように静まり返っていく。圧倒的な声量で会場中にいるひとりひとりに届けるように、感情を込めたように歌う今井。終わった後には、会場中から長い長い鳴り止まない拍手が送られた。

MC

今井「本当にライブが楽しくて、もっともっと歌いたい。踊りたい。いろんな人に見せたいという気持ちが強くなってくるなかで、私の誕生日というところで、多くの人に集まっていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。自分は幸せものだなって思いますね。こんなに幸せでいいんでしょうかね?」
観客「いいよー!」
今井「ありがとー(笑)。本当にうれしいです。自分がこうやって活動できるのも、私のライブに来る人はみんなやさしくて、礼儀が正しくて、統率が取れているからですね(笑)。これもひとえに、皆さんのおかげであり、濱田プロデューサーの人柄のおかげだと思っているんですけど。面と向かっては恥ずかしくて言えませんが、……いないからちょうどいいや。感謝しています(笑)。バンドメンバーのみんなにも支えられて、いまの自分がいるなって思います。その気持ちを最後の曲に込めて歌いたいと思います。最後のこの曲は、本当に暖かい気持ちになる、ステキな曲。みんなの前で聞かせたいなって思っていました。その『ガーベラ~今年の花』を届けたいと思います。セットリスト上の最後の曲になります。……こうやって言えばよかったんだ(笑)。大丈夫、この後も出てくるから(笑)。あなたの心にガーベラの花を。聴いてください、『ガーベラ~今年の花』。

19 ガーベラ~今年の花

 伸びやかな今井の声にバイオリン、サックスの音色が合わさり、やさしく、そしてどこか切ないメロディーを生み出していく。緑と黄色とオレンジ、青のサイリュームが、まるでガーベラの花のようだった。歌い終わりに、「これで終わりです! つぎは、また5分後かな?」と去っていく今井。

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En01 The Azure ~碧の記憶~

 みゃあみゃあのメンバー呼び込みでアンコールがスタート。アンコール1曲目は、ライブでおなじみのナンバー。ギターに濱田プロデューサーを交えて、今井が熱唱。観客のコールに応えるように、さらに声量を上げ、伸びやかな声で歌い上げる。

En02 シャングリラ

 青のサイリュームで染まった『The Azure ~碧の記憶~』から一転、会場全体が赤のサイリュームで光り輝く。サビの部分でひざまずきながら、曲に演技を加えた、ミュージカルのように歌う今井。さらには、「愛してた」とささやくようなセリフを加え、曲に物語性を加えて仕立てていく。

MC

 今井、+A、スタッフ、そして原由実を交え、壇上に上がり、今井はひとりひとり、観客全員も含めてお礼を言っていく。そして、「『シャングリラ』で終わると、黒ミサっぽいので(笑)、もう1曲歌わせてください。最後の曲、『Aroma of happines』」!

En03 Aroma of happiness ~ いっしょ。

 全員が壇上に上がった状態で、歌う『Aroma of happiness』。今井が「大好きー!」、「ありがとー!」と叫んだりと、ラストにふさわしい明るく楽しい盛り上がりで、歌っていく。2番は、原由実がメインボーカルとなり歌うというサプライズも。間奏にダンサーたちとくり広げる“だるまさんがころんだ”では、3回戦に及ぶじゃんけんの熱戦の末、今井が敗北。「だるまさんがー」と言っているあいだにダンサーに背中を触られるという、短期決戦が繰り広げられた。ラストには、全員が歌えるように、サビを「ラララ」で歌うことに。「ラララ」で歌い、曲は締めに入って終わる……と思いきや、原由実の「ちょっと失敬して……。からのー?」という振りで、「いっしょ。」のサビの部分に転調。全員で「いっしょ。」のサビを歌い上げ、最大の一体感を作り上げていった。

 楽曲終了後、+Aメンバーから、ピック、リストバンドなどが観客席へ投げ入れられ、最後に今井と原が満面の笑みで、会場に手を振りながら退場。自身2度目となるバースデーライブは幕を閉じた。

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▲ライブ終了後の濱田Pと、ライブ中にも登場した用意されたバースデーケーキ。

リハーサルの様子

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■今井麻美 Birthday Live 2012
セットリスト
01 Heavenly Sky
02 struggle
03 Horizon
04 Day by Day
05 regret
06 Shining Blue Rain(アコースティック)
07 Aquaのキセキ(アコースティック)
08 花の咲く場所(アコースティック)
09 ハイスクール! 奇面組メドレー
10 HANABI
11 Instrumental
12 Hasta La Vista
13 満天星 ~金木犀の咲く頃~
14 蒼穹ノ月 ~Crystal Moon~
15 Faraway ~最後の夢~
16 Promised Land
17 COLOR SANCTUARY
18 クレッシェンド
19 ガーベラ~今年の花
Encore
En01 The Azure ~碧の記憶~
En02 シャングリラ
En03 Aroma of happiness ~ いっしょ。