主人公は変態紳士！？
2012年9月20日～23日の期間、千葉県の幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2012。最終日となる9月23日、バンダイナムコゲームスのプレイステーション3用ソフト『時と永遠～トキトワ～』（2012年10月11日発売予定）を紹介する“『時と永遠～トキトワ～』スペシャルステージ～ポロリ暴露もあるよ～”が行われた。
最初に、バンダイナムコゲームスの広野啓プロデューサー、本作を開発しているイメージエポックの御影良衛代表取締役社長が登壇。3年ほど前から開発を進めてきた、HDアニメーションRPGである本作。2万カットという、劇場版を超える量のアニメーションを収録した本作を作るのは「本当に大変だった」と、ふたりは開発を振り返った。
続いて、主人公役の代永翼、レージョ役のゆかな、マキモナ役の遠藤綾がゲストとして登場。それぞれが演じたキャラクターについて語った。
代永が演じる主人公は、物語が始まるやいなや死んでしまう。代永は、以前もイメージエポックの作品で死ぬキャラクターの役を演じたことがあり、そのときに御影氏から「つぎこそは主人公をお願いしますから！」と言われたという。そしてついにゲットした主人公役だが、やはり死ぬことに変わりはなかった、というエピソードを明かした。ちなみに、主人公の魂はヒロイン・トキのそばにいるドラゴンに乗り移るため、代永の声は主人公の死後も聴くことができる。ファンは安心しよう。
ゆかな演じるレージョは、ヒロイン・トキの親友である令嬢。トキのことが大好きではあるが、物語中には、レージョの積もった感情がもたらしてしまう“衝撃的なシーン”が用意されているらしい。
遠藤演じるマキモナは、有名な占い師。スタイル抜群のオトナな女性だが、かなりの謎が多いキャラクターらしい。残念ながらここで謎は明かされなかったが、彼女の正体は？
ここで、トキ役の花澤香菜からのビデオメッセージが公開。花澤は、主人公は「ふつうの変態なのではないか？」と思うシーンがある、と爆弾発言。「彼の崩れていくさまがおもしろかったです」とコメントした。一方、主人公とトキのラブラブなシーンもあるそうで、「ドキドキできると思います」と語った。
ずいぶんな言われようなこの主人公。代永も「変態なんです！ 僕が。いや、違う、主人公が」と言うほどだ。レージョには「あなたなんかハエ取り草ですわ！」と雑草扱いされるらしい。トキとキスをする前に死んでしまった無念さを、ドラゴンになってから晴らしているようだが、どんな変態行動をしているのか……？
さらに、トワ役の喜多村英梨からのメッセージも公開。トワさんは、短いスカートをはいているので、バトルをするたびにチラッチラッと「ごちそうさまでーす」というシチュエーションになります、と本作の見どころをアピールした。
どちらも魅力的なトキとトワ。代永はどちらが好きなのか？ という問いに対し、代永は「トキです！」と回答。トワもツンデレでかわいいが、「やさしくされたいんです」と願望を語った。
続いて、本作の実機プレイを公開！ トキと主人公の結婚前日、そして結婚式のシーンが披露された。突然の襲撃者からトキを守って、キスもすることなく倒れてしまう主人公。しかし、倒れつつも「なんて男らしい死にかた……」と自分に酔いしれる主人公。一方、トキはトワに変身して襲撃者に立ち向かうが……。
この続きは製品版のお楽しみということで、おつぎは、トキとマキモナの戦闘シーンが公開された。バトル中は、めまぐるしいアニメーションはもちろん、トキ、マキモナ、ドレイクのセリフもたっぷりと楽しめる。キャスト陣も「すごい、すごい」と歓声を上げながら映像に見入っていた。
プレイの後は、本作テーマソングを歌うMay J.によるライブ。ゲームのシナリオを読んでから制作したという曲『Rewind』を披露した。「緊張している」と語ったMay J.だが、その緊張を感じさせない、爽やかでパワフルな歌声だった。
CD『Rewind』は、2012年10月10日発売予定。トキトワ盤には、追加クエストがダウンロードできるコードが付いてくるとのことなので、お見逃しなく。
悲劇を回避するためにタイムリープするというハードなシチュエーションでありながら、笑いの絶えないシナリオであるらしい『時と永遠～トキトワ～』。御影氏が「ガールフレンドの前ではプレイしないほうがいいです」というほどの内容になっているらしいが？ 気になる人は3週間後の発売をお楽しみに！
