“一撃必殺”と“一撃当千”が真の融合

『真・北斗無双』ケンシロウ(小西克幸)とリン(伊藤かな恵)がコーエーテクモゲームスブースで共闘!?【TGS2012】_01
鯉沼久史プロデューサー

 2012年9月20日~23日の期間、千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2012。同イベントの3日目、一般公開日初日となる2012年9月22日、コーエーテクモゲームスにて、『真・北斗無双』のイベントステージが行われた。ステージには、鯉沼久史プロデューサーが出演し、『真・北斗無双』の魅力を紹介したほか、ゲストとしてケンシロウ役の小西克幸、リン役の伊藤かな恵が登場した。

 まず、鯉沼プロデューサーが、本作の特徴として、ストーリーに“天帝編”、“修羅の国編”を含めた『北斗の拳』のほぼすべてのストーリーが網羅されていることを紹介。壮大なシナリオに加え、プレイアブルキャラクターは前作から倍増。バトル部分に関しては、前作は原作の“一撃必殺”の強さを強調したが、今回は“一撃必殺”と無双らしい“一撃当千”を融合させ、前作以上の爽快感抜群の作品になっているという。フレームレートも前作の30フレームから60フレームになり、バトルは大幅な進化を遂げているとのことだ。

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 作品の概要紹介に続き、スペシャルゲストとして小西克幸、伊藤かな恵が登場し、『真・北斗無双』に関するトークがくり広げられた。本作の感想について聞かれたふたりは「前作からイベントがかなり増えていて、(ケンシロウは無口なタイプなのに)収録は3日もかかりました」(小西)、「今回は大人になったリンも演じる必要があったので、緊張しました。(少女のときと大人のときとで声は変えるが)あまりそのことを意識せず、ひと回り強くなったように演じました」(伊藤)とコメント。

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小西克幸(左)と伊藤かな恵(右)も筋肉がプリントされたTシャツを着用。「この日のために鍛えてきました(笑)」(伊藤)
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みんなムキムキ(のTシャツ)
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▲コミックの雰囲気を味わえる静止画イベントもある。

 そして、実際に小西と伊藤がプレイアブル版のプレイを壇上でお披露目することに。試遊バージョンは、難度がやさしめのケンシロウ編と、難度が難しめのファルコ編があるが、今回はリンの村を襲ってきたジードとの戦いを描くケンシロウ編をプレイ。まず、最初にコントローラを握ったのは伊藤かな恵。伊藤はふだんはあまりゲームをプレイしないそうで、基本操作もおぼつかない様子。敵を怖がって逃げ惑ったり、攻撃した敵に謝ったりと、かなりの“萌え”プレイを披露。だが、徐々に攻撃をコツをつかみ、ザコどもをバッタバッタとなぎ倒せるようになると、本作の魅力を実感したようで「気持ちいいです~」とご満悦。鯉沼プロデューサーによると、前作に比べて攻撃のテンポを早くして、より爽快感が感じられるよう調整しているという。
 ジードが登場すると、小西にバトンタッチ。小西はゲーム好きだけあって、本作から加わった回避行動(×ボタン)を駆使して、順調にダメージを与えていく。クリアーは時間の問題かと思われたが、ステージ上で会話をしながらのプレイであったため、試遊バージョンの制限時間により、残念ながらゲームオーバーとなってしまった。プレイした小西は「操作が簡単なので、ゲームが苦手な人でも楽しめる」、また伊藤は「ゲーム初心者の私でも楽しめました。簡単に爽快感が味わえるので、女性の方にもぜひプレイしてもらいたいですね」と感想を述べた。

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▲痛恨の一撃を食らった
伊藤は思わず「なんてこったい!」と叫び、ギャラリーをわかせていた。

 鯉沼プロデューサーは、ステージの締めくくりとして、「『北斗の拳』のファン、『無双』シリーズのファンに向けて自信を持ってオススメできる作品になりました。Wii U版の発売日はまだ未定ですが、プレイステーション3とXbox 360は2012年12月20日発売です。楽しみに待っていてください」とコメント。原作の物語がほぼすべて入り、バトルも大幅にパワーアップ。しかも、誰でも爽快感が味わえるゲームデザイン。『真・北斗無双』は、『北斗の拳』のゲームの決定版と言えるかもしれない。