本作のために作られた4つの新曲を惜しげもなく披露! 初回特典はシャイニーフェスタ天海春香!!

 2012年9月22日、東京ゲームショウ2012のイベントステージにて、2012年10月25日に発売を控える『アイドルマスター シャイニーフェスタ』のゲームプレイ&ライブイベント“THE IDOLM@STER SHINY FESTA前夜祭 in TGS2012 ~新曲たっぷり聴かせちゃいますスペシャル♪~”が開催された。このイベントには、おなじみの『アイドルマスター』声優陣から、中村繪里子(天海春香役)、若林直美(秋月律子役)、下田麻美(双海亜美・真美役)、仁後真耶子(高槻やよい役)、浅倉杏美(萩原雪歩役)、長谷川明子(星井美希役)の6人が参加。リズムゲームの『アイドルマスター シャイニーフェスタ』は、『ハニー サウンド』、『ファンキー ノート』、『グルーヴィー チューン』と3つのパッケージが同時に発売され、それぞれメインで登場するアイドルが異なっている。その詳細は以下の通りで、今回のイベントには、各パッケージから担当声優がふたりずつ出演したというわけだ。 

※『アイドルマスター シャイニーフェスタ』の発売パッケージとメインで登場するアイドル
・『ハニー サウンド』:天海春香、如月千早、三浦あずさ、秋月律子
・『ファンキー ノート』:高槻やよい、水瀬伊織、双海亜美・真美、我那覇響
・『グルーヴィー チューン』:星井美希、萩原雪歩、菊地真、四条貴音

 イベントは、6人が演じるアイドルたちによる掛け合いでスタート。その後、キャスト陣は6月に行われた7周年ライブの衣装を身にまとい、アニメ版『アイドルマスター』の第1期オープニングテーマである『READY!!』を歌った。ステージ上で輝くキャスト陣の姿と、サイリューム振り&コールがばっちりなプロデューサー(『アイドルマスター』のファン)たちにより、のっけからボルテージは最高潮。東京ゲームショウの会場が、一瞬にしてライブホールへと姿を変えた。余談だが、筆者は7周年ライブのことを思い出して涙ぐんでしまった。7thライブ症候群……まだ後遺症が残っていたというのか……!

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_01
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_02
▲写真左から、下田、若林、中村、長谷川、仁後、浅倉。

 さて、話を戻そう。『READY!!』の後はキャスト陣による挨拶が行われ、ゲームの紹介をすることに。ゲームの紹介と言えばこの人、という触れ込みで、『アイドルマスター』総合プロデューサーの坂上陽三氏(通称:ガミP)が、オレンジのポロシャルを着て登場すると、プロデューサーたちはウルトラオレンジのサイリュームを振り「変態!」とコール。これに対して坂上氏は「ウルサイ!」と一喝し、「ウルトラオレンジがもったいないのでやめなさい(笑)」とたしなめるという、お約束のやり取りがなされた。その坂上氏からは、ゲームの概要が語られる。『アイドルマスター シャイニーフェスタ』の舞台は、南国のバケーションアイランド。アイドルたちとバカンス気分で過ごしながら、国際音楽祭に挑戦するのだ。発売される3つのパッケージには、それぞれ個別の新曲と、新作アニメが用意されるとのこと。ここで、少しだけということで、新作アニメの1場面が放映された。
 アイドルたちが勢揃いしている765プロに、プロデューサーが駆け込んでくる。彼の言葉によると、国際音楽祭への参加が決まったようだ。アイドルたちは、国際映画祭の会場であるバケーションアイランドに興味津々。この報せにアイドルたちは舞い上がるが、プロデューサーの口からは、「全員が参加できるわけではない」と衝撃の発言が飛び出す。続いて、「今回参加するアイドルは……」と言いかけるのだが、残念ながらここで映像は終了。このあと、パッケージごとのアイドルたちが出演する場面につながるのだろうか? アニメの感想を聞かれた若林は、「アニメで人の食べ物をつまみ食いして怒られる春香が、まんま中村だった(笑)」と茶化す。それに対して中村は、「私は、人のお弁当を食べるようなことはしないもん! ごめんね原さん」と切り返し、健啖家で知られる原 由実(四条貴音役)がとばっちりを受けるという一面も見られた。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_03
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_04
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_05

 この後は、パッケージごとに用意された新曲のPVを鑑賞。『ハニー サウンド』のオリジナル楽曲である『Vault That Borderline!』はロック調で、セーラー服を着たアイドルたちが、廃墟を進んでいく。腕章をつけているところから観るに、律子が隊長のようだが……と、一同が見入っているところで、坂上氏によりPVがストップ! これからがいいところなのに、とキャスト陣からブーイングが起こるものの、坂上氏は「リハーサルしたでしょ!」と突っ込みつつ、つぎの楽曲に進む。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_06

 『ファンキー ノート』のオリジナル楽曲であるビジョナリーは、ポップな曲調。やよいが海賊船の船長に扮したり、アイドルたちがお姫様のような服を着たりと、メルヘンチックな演出が目立った。しかし、ここでもまた坂上氏により、PVが途中で終了。会場からは「えー!」と続きを期待する声が上がりつつも、最後の『edeN』へ。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_07

 『グルーヴィー チューン』のオリジナル楽曲『edeN』は、クール系のロックという印象。登場する4人のアイドルたちが思い詰めたような表情をしているのを始め、シリアスで耽美な表現がなされていた。ちなみに、このPVもいいところで終了。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_08

 PVを見終わると、中村&若林、仁後&下田、長谷川&浅倉と、出演パッケージごとにチームを組み、実際にリズムゲームをプレイしてみることに。すべてのPVがいいところで終わるというのは後生だということで、もっとも得点が高かったチームのオリジナルPVが流れることとなった。1番手の若林は、律子の持ち歌『いっぱいいっぱい』をプレイ。楽曲がサビにさしかかると、中村が「せーの!」とコールを促し、それに対してプロデューサーたちが「いっぱいいっぱい!」と返していく。いつもライブで若林が行なっているアオリを、中村が行った格好だ。
 続いて『ファンキー ノート』チームの仁後が挑戦したのは、真美の持ち歌である『Do-Dai』。ここでもステージ上の楽曲に合わせて、プロデューサーたちがコールを入れて盛り上がっていく。仁後が前のめりになるほど集中してプレイしたその結果は、下田の応援もあり、かなりの高得点となっていた。
 最後となった『グルーヴィー チューン』チームは、「あまり公にはなっていませんが、じつは私、ゲームが大好きです!」と豪語する浅倉が挑戦。東京ゲームショウに向かう車中で、試遊がいつ行えるのかを気にしていたほどのゲーマーということだが、その言葉通り、実力をいかんなく発揮。雪歩の持ち歌『Kosmos, Cosmos』にトライし、若林や中村の妨害にもめげず、このステージで初となる評価Aを獲得した。
 この結果、『ハニー サウンド』チームが28万1000点、『ファンキー ノート』チームが44万9000点、『グルーヴィー チューン』が31万700点となり、本来であれば『ファンキー ノート』チームの勝利となるところだったが、ここで坂上氏が待ったをかける。本作では楽曲によって得られるスコアの限界値が変わるという点が考慮され、唯一の評価Aである『グルーヴィー チューン』チームの勝利となった。というわけで会場に『edeN』のPVが流されると、キャスト陣は「すごくきれいでかっこいい!」と、大いに盛り上がっていた。なお、この3本のPVは、バンダイナムコゲームスのブースでも流されていたとのことだ。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_09

 最後は、本作の初回封入特典を紹介。特典のひとつ目となる“バックステージパス”は、限定ショップサイトにログインするためのコード。そのショップでは、アニメ版『アイドルマスター』で監督を務めた錦織敦史氏描き下ろしのタペストリーや、2種類のTシャツ、タオルなどが販売されるとのことだ。また、ふたつ目の特典は、mobageでサービス中のソーシャルゲームである『アイドルマスター シンデレラガールズ』で使用できるアイドル、その名も、[シャイニーフェスタ]天海春香が手に入るシリアルコードだ。今回は、そのイラストも公開された。なお、同じアイドルどうしで特訓すると、[シャイニーフェスタ]天海春香+になるのだが、そのイラストは、特訓してみてのお楽しみということだ。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_10
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_11
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_12
▲3種類のバックステージパス。
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_13
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_14
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_15
▲錦織監督のタペストリー。
▲Tシャツとタオル。
▲限定アイドル[シャイニーフェスタ]天海春香。これまでに登場している水着姿の春香とは、また違ったかわいさ!

 ゲームの紹介が終わり、坂上氏が惜しまれつつ退場すると、ライブパートの後半戦へ。「『シャイニーフェスタ』の新曲を披露します!」という仁後の合図を皮切りに、先ほど紹介した3つの新曲を、チームごとに歌っていく。中村&若林の『Vault That Borderline!』、仁後&下田の『ビジョナリー』、長谷川&浅倉の『edeN』と、それぞれ異なる魅力ながら、会場を沸かせていた。それにしても、ほぼ初公開となる楽曲にしっかりコールを入れていくプロデューサーたちは、さすが歴戦の猛者であった。アイマスP、恐るべし。
 これが終わると、楽しかったイベントもあっという間にラストへ。キャスト陣がお別れの挨拶をする中、挨拶を締めてと促された下田は、「去年はアニメ化があり、今年は『シャイニーフェスタ』。アイマスの盛り上がりはみなさんに支えていただいているんだなと実感します」と、ファンへの感謝を口にした。
 そして、最後は本作のメインテーマ曲である『MUSIC♪』を披露。その後、中村が「明日もアイマスですよ! アイマス!」と、明日(9月23日)も行われる『アイドルマスター』のイベントにつなげる形で、ライブを締めくくった。

プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_16
プロデューサーさん! TGS 2012ですよ、TGS 2012! “THE IDOLM@STER SHINY FESTA”ステージリポート【TGS 2012】_17

 なお、その9月23日にはバンダイナムコゲームスのブースで、今井麻美(如月千早役)、沼倉愛美(我那覇 響役)、原 由実(四条貴音役)の3人が、『シャイニーフェスタ』のイベントを行う。観覧したい場合は、東京ゲームショウの開場と同時に配布される整理券が必要なのでご注意を。また、バンダイナムコゲームスの東京ゲームショウ公式サイトにて、動画配信も行われる予定なので、現地に行けないプロデューサーは利用してみよう。