同じ種族内にも、さらなるバリエーションが!
スパイク・チュンソフトより、2012年9月20日発売予定のプレイステーション3/Xbox 360用ソフト『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』。同作について、ゲーム内に登場する種族と、キャラクターメイキングに関する最新情報が公開された。
【ゲームの背景】 フェイ、それは万物の円環を具現化した、輪廻転生する魔法の種族。 彼らはふたつの種別に大別される。繁栄の夏を司る“サマー・フェイ”、そして衰退の冬を司る“ウィンター・フェイ”である。 永きにわたりアマラーの世界は平穏に包まれていたが、邪神に魂を穢されたウィンター・フェイ、ガドフローが主君を殺め、安息の日々は徐々に崩れ始める。 ガドフローは自ら王を名乗り、ツアサ・デノーンと呼ばれるウィンター・フェイの一派を率いて、人間やエルフたち定命の種族相手に侵略を始めた。アマラー中央部“フェイランド”を舞台に、“クリスタル戦争”と銘打ついくさが始まったのだ。 ガドフロー率いるツアサの軍隊は圧倒的武力を背景に、フェイランド東部を制圧。海峡をわたり、エラセル平原にまでその勢力を拡大してきた。アマラーに住む人々には、みな定められた“運命”があるという。人々はツアサに恐怖し、滅びの運命から逃れることはできないものと諦めかけていた。 そんな中、フェイランドの西方で異変が起こりつつあった。一度は滅びの運命に導かれて命を落とした者が、人智を越えた秘術の力で蘇ったのだ。その者は“運命(さだめ)なき者”と呼ばれ、運命に縛られた道より外れし存在となった。 自らの死に隠された秘密をあばき、失われた過去を取り戻すため、戦乱渦巻くフェイランドを舞台に、“運命なき者”の冒険が、いま始まる。 |
◇魔法種族“フェイ”
アマラーの世界に存在する万物の円環を具現化した魔法の種族。フェイの容姿はさまざまで、獣に似た姿のものがいれば、人間の形をしているものもいる。フェイは一度死ぬと輪廻転生して再び蘇るといわれている。
フェイの中でも人間の形を持つフェイは、繁栄の夏を司る“サマー・フェイ”、そして衰退の冬を司る“ウィンター・フェイ”の二種類に大別される。彼らのおかげで、アマラーの世界には四季が訪れ、夏と冬の均衡が保たれているのだと言われている。
サマー・フェイとウィンター・フェイはそれぞれ“サマー・コート”、“ウィンター・コート”と呼ばれる人間たちの王国を真似た宮廷を創り上げ、臣下のフェイたちを統率している。“フェイランド”は文字通りフェイたちが多く住む土地で、サマー・コートの拠点であるイーサの都と、ウィンター・コートの拠点であるベイルの都が存在するのもフェイランドである。
なお、上記に属さない者は野生のフェイと呼ばれ、フィールドではモンスターとしてプレイヤーに襲い掛かってくる。
◇数多の王国を築く種族、“人間”
いにしえの時代より、人間たちはアマラーに無数の王国を築き、戦いの歴史を刻み続けてきた。なかでもとくに強大な王国を築き上げたのが“アルメイン人”である。アルメイン人の名前は、中王国時代に群雄割拠する人間の部族たちの中から現れた英雄、バルフォス・アルメア将軍に由来する。彼は近隣の民兵を軍隊としてまとめ上げ、度重なるいくさの末に人々の支持を得て王となり、アルメイン人を興したのである。アルメイン人は秩序の神ミサールを信奉し、その永き戦いの歴史の中で磨き上げた軍規や戒律をとても重んじる傾向にある。
これに対し、“ブラニ人”は、アルメイン人よりも歴史が浅く、また文化も洗練されていない。しかしブラニ人は世界中を旅し、放浪することで、商人や旅人としての才覚を磨いてきた種族だ。放浪の民族であるがゆえにツアサによる侵略戦争に参加する政治的理由を持たないが、多くのブラニ人がアルファーの軍隊に傭兵として参加し、前線で戦っている。
◇エルフの異名を持つ種族“アルファー”
アルファー、またはエルフと呼ばれるこの種族は、アマラーをもっとも早く開拓した存在と言われている。永遠に輪廻転生すると言われるフェイは、人間やアルファー、ノームといった寿命がある種族を“定命の種族”と呼んでいるが、他の定命の種族と比べ、アルファーはより魔力や秘術の類に秀でている。アルカナ大学など、数多くの魔導組織が生まれたのも彼らの活躍に由来する。
アマラーの永き歴史の中で、アルファーは二つの派閥に分かれていった。すなわちハイエルフの“ロサルファー族”と、ダークエルフの“ドカルファー族”である。もともと彼らは同じ地に暮らしていたが、安定や停滞を望むロサルファー族と、時代の暗躍者たることを望むドカルファー族は、価値観の相違から、やがて分離していったのだ。そうしてドカルファー族はフェイランドの地で、荘厳な港湾都市ラシーアを築いた。
ロサルファー族とドカルファー族は決して対立する存在ではなく、お互いを愛し、フェイランドに迫るガドフローによる侵略戦争に協力して立ち向かおうとしている。
◇思索を好む種族“ノーム”
ノームは極端までの現実主義者である。考えることを好み、さまざまな問題を他の種族が考え付きもしないような方法で解決しようとする。ノームには厳格な階級制度があり、以下の三種類に分かれている。
種族全体の方針を決定し、まつりごとを担当する“聖堂騎士”。ノームの武力である“軍団兵”。そしてさまざまな科学的研究を行う“学者”である。
ノームは荒涼とした岩山が連なるデティア地方に、アデッサと呼ばれる巨大都市を築いた。そこにはアマラーの全知が納められた大図書館が存在し、創世記から受け継がれてきた数々の魔法具が保管されている。失われた命を蘇らせる秘術を生み出したのもノームである。
プレイヤーの分身たる“運命なき者”
冒険を始める際、プレイヤーは自分の分身となるプレイヤーキャラクターを作成することになる。キャラクターメイキングにあたっては、“種族”、“性別”、“守護神”を選択。この他に、肌の色、目の色、口紅の色、ひげの色、タトゥー、装飾品など、合計14種類の外見に関する項目をプレイヤー好みにカスタマイズできる。なお、4種類の種族と多数用意された守護神の設定は、キャラクターの能力だけでなく、サブクエストで出現する選択肢にも変化を生じさせるのだ。
種族名(特徴) | ・スキルボーナス | 選択可能な守護神 |
アルメイン (バランスの取れた種族) |
・説得+1 ・鍛冶+2 ・錬金術+1 |
炎の神ブレカー(炎ダメージと炎耐性UP) 英知の神エセン(マナUP) 戦争の神シアドン(ダメージとアーマーUP) 秩序の神ミサール(ライフとマナ少量UP) 正義の神ウィナドン(ライフUP) なし(経験値ボーナス) |
ヴラニ |
・探知+1 ・商才+1 ・開錠+2 |
炎の神ブレカー(炎ダメージと炎耐性UP) 水の神ジョーディア(氷ダメージと氷耐性UP) 戦争の神シアドン(ダメージとアーマーUP) 死の神ベイレン(クリティカル率とクリティカルダメージUP) 悪戯の神ルポク(毒ダメージと毒耐性UP) なし(経験値ボーナス) |
ロサルファー (魔法使い向きの種族) |
・宝石術+1 ・錬金術+1 ・解呪+2 |
大地の神ガイア(全属性耐性少量UP) 大気の神オーンシャン(雷ダメージと雷耐性UP) 英知の神エセン(マナUP) 秩序の神ミサール(ライフとマナ少量UP) 正義の神ウィナドン(ライフUP) なし(経験値ボーナス) |
ドカルファー (隠密行動向きの種族) |
・説得+1 ・隠密+2 ・宝石術+1 |
英知の神エセン(マナUP) 愛の神アリリア(ライフとクリティカルヒット率UP) 死の神ベイレン(クリティカル率とクリティカルダメージUP) 運命の神リリア(マナと毎秒のマナ回復UP) 悪戯の神ルポク(毒ダメージと毒耐性UP) なし(経験値ボーナス) |