番組の意地をかけた戦いの結果は?
ファミ通の名を冠するふたつのゲームバラエティー番組、『ファミ通キャラクターズDX』と『ファミ通TV3rd』がついに激突! 2012年2月5日、都内のディファ有明にて両番組によるゲーム対決イベント“ファミ通キャラクターズDX vs ファミ通TV3rd ~ガチンコTVゲームバトル~”が開催されました。本イベントは、どちらの番組がファミ通の看板を背負うのにふさわしいのかを、ゲーム対決でハッキリさせようというもの。チームは、それぞれ番組のMCに助っ人声優ゲストがふたりずつ加わる形で編成され、Team ファミ通キャラクターズDX(以下、チームDX)は鈴村健一さん(MC)、下田麻美さん(MC)、中村悠一さん、喜多村英梨さん。これにTeam ファミ通TV3rd(以下、チームTV3rd)は、鈴木達央さん(MC)、小清水亜美さん(MC)、梶裕貴さん、阿澄佳奈さんのメンバーで迎え撃つ形に。また、声優の安元洋貴さんがイベントの陰の進行役もとい、大会プロモーター役として参加しました。
※本イベントは、ROUND1(昼の部)とROUND2(夕方の部)の2部構成。このリポート記事では、両部の内容をピックアップしてお届けします。
緞帳が上がり、目に飛び込んできたのはスクリーンに映し出された本イベントのイメージムービー。今回対決イベントということで、その作りは格闘技テイストを全面に押し出したものに。さらに「負けられない戦いがある」、「負けたくない奴がいる」といった安元さんの熱いナレーション&映像によって、会場は徐々にヒートアップ。ムービーが終わると、勇ましいBGMをバックに選手入場。いよいよチームDXのメンバーから順にステージへ!
ここで、安元さんから今回のイベント主旨は番組対決であることが説明された後、それぞれ意気込みを語る出演者たち。「別にどっちが勝ったってどうでもいいんですけど」と中村さんが客席の笑いを誘えば、喜多村さんは「私のことあまり好きじゃない人も応援してください!」と自虐ネタに走ったり(笑)。「皆さんといっしょにできるゲームがいろいろありますので、最後まで楽しんでいってください!」と、MCらしいコメントをしたのは下田さん。これに安元さんは「100点満点!」とひと言。もうひとりのMCの鈴村さんは、「今日はとなりにいるやつらを握りつぶしてやりますよ!」と、負ける気は微塵もない圧勝宣言で相手チームを威嚇。
挑発されたチームTV3rdの梶さんは、「この諸先輩方と同期あたりのやつらめ、今日は楽しくゲームしような!」と、強気キャラを通すことができず、逆にみんなからツッコミを受ける形に。もうひとりの助っ人ゲストの阿澄さんは、「ゲームはどヘタクソですけど……」と、本音をポロリ。すかさず「(このイベントには)うまい体で呼ばれてるから!」(小清水)と、フォローを入れてことなきを得た形に? 「今日はすごいやる気で、この格好で来たんです」と語ったのは、部屋着スタイルの鈴木さん。負けられない理由として、一昨日に『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』をオンラインプレイしていたとき、デスティニーガンダムにボコボコにされたエピソードを紹介。じつは、このデスティニーガンダムのパイロットキャラクター“シン・アスカ”を演じているのは相手チームの鈴村さん。どうやらこのネタをわかるお客さんが多かったようで、会場は大きな笑いに包まれました。
ちなみに、本イベントでは来場者も実際にゲーム対決に参加できるチャンスがあることが魅力のひとつ。参加方法は、開演前に会場内の投票コーナーで、自分が応援するチームの参加したいゲームの投票箱に投票用紙を入れるだけ。イベント中の抽選で選ばれた方は、サポーターとしてゲーム対決に参加することになります。ゲームに勝利するためには出演者のゲームの腕だけでなく、来場者のサポートも欠かせない。まさに、みんなの力が必要になるイベントというわけです。
そして、いよいよ待ちに待ったゲーム対決へ。イベントの最終的な勝敗は、用意された各ゲームに設定された勝利ポイントの合計で決定。ゲームは昼の部、夕方の部ともに4タイトルをプレイ。ゲームごとにチーム代表者が選出され、抽選で選ばれたサポーターともにガチでゲームでぶつかり合いました!
【夕方の部】
『ゴーバケーション』(バンダイナムコゲームス/Wii)
このソフトは、さまざまなレジャーやスポーツが楽しめるパーティーゲーム。ここでは、“ウォーターガン”という、水鉄砲で打ち合う種目を選択。ゲームは2試合実施。1試合目のチーム代表者は、喜多村さん(DX)と小清水さん(TV3rd)。2試合目は、鈴村さん(DX)と梶さん(TV3rd)。それぞれ抽選によってサポーターを1名選び、2対2のタッグマッチバトルで行われました。
【夕方の部】
『ボンバーマン ウルトラ』(ハドソン/プレイステーション3)
定番アクションゲームの『ボンバーマン』対決では、各チームふたりの代表者とひとりのサポーターが参加。3対3の計6人でバトルロイヤルを行い、生き残ったプレイヤーのいるチームが勝利。チーム代表者は、DX側が中村さん&下田さん。TV3rd側は鈴木さん&阿澄さん。
【昼の部】&【夕方の部】
『ストリートファイター ×(クロス) 鉄拳』(カプコン/プレイステーション3、Xbox 360)
なんと、2012年3月8日に発売予定の『ストリートファイター ×(クロス) 鉄拳』がステージに登場! 本作は発売前のタイトルでしたが、メーカーのご厚意で貸していただき、今回特別に対決ゲームとして使用することができたのでした。(カプコンさん、ありがとうございます!) 出演者たちも発売前のゲームが遊べるということで、みんな楽屋で大盛り上がり。なお、この対決は獲得ポイントを大きく伸ばせるボーナスチャレンジということで、今回はサポーターの抽選はせず、出演者のみで対決が行われる形に。
【昼の部】&【夕方の部】
『DanceEvolution(ダンスエボリューション)』(KONAMI/Xbox 360)
両部ともイベントの締めに用意されたゲームは、Xbox 360 Kinect専用ソフトの『ダンスエボリューション』。同作は、画面内で踊っているキャラクターに合わせて実際に踊るダンスアクションゲーム。ルールは、チーム代表者の2名、サポーターの2名がそれぞれペアとなり、2回のスコアー合計で勝敗を決定。昼の部は女性出演者ペアが、夕方の部では男性出演者ペアがダンス対決に参加しました。
長い戦いもようやく終わり、ついにイベントの勝者が明らかになる結果発表の時。一同緊張の中、プロモーターから告げられたチーム名は……Team ファミ通キャラクターズDX!! しかも、昼・夕方の部ともにTeam ファミ通キャラクターズDXが勝利を飾り、完全勝利! なお、この戦いは両部ともにゲームがひとつ終わるたびに逆転をくり返していたことも明らかに。どちらのチームが勝ってもおかしくない接戦がくり広げられていたのでした。
この後、勝利チームを応援してくれたサポーターへのプレゼントとして用意された、両番組MCの鈴村さん、下田さん、鈴木さん、小清水さん4人のサインが入ったイベント記念Tシャツ(10名分)の抽選会が実施。抽選会が終わると、お役御免ということでプロモーター役を務めていた安元洋貴さんに代わって、勝利チームのMCの鈴村健一さんが進行役を担当。バトンを受け取った鈴村さんは、出演者の皆さんにイベントを終えての感想を順番に質問。詳細は、下記をチェック。
(以下、“夕方の部”の感想コメント)
梶裕貴 「敗因はやっぱり僕が出たことかなっていう思いがありますけど、ただ、楽しかったんです! ゲームがそれがいちばんなんじゃないですかね? 皆さん! 今日は楽しいゲーム大会に呼んでいただき、ありがとうございました!」
阿澄佳奈 「もしかしたら私天才なのかなって(笑)。ふだんゲームをなかなかやらない人間なので……。あっ! でもこれを機に改心しようと、天才だからむしろやらなきゃいけないなって思いました(笑)。それゆえにこのイベントはドキドキだったんですけど、とっても一体感があって、参加できて楽しかったです! ありがとうございました」
小清水亜美 「昼・夕方と負けてしまって悔しい気持ちでいっぱいです。でも改めてゲームが楽しかっただけじゃなくて、うまくなりたいなってすごく思いました。なのでこれを機にちょっとずつ練習して、もっともっとうまくなりたいです。またこうやって会場の皆さんといっしょにゲームをすることができたらうれしいなと本当に思います」
鈴木達央 「いやー本当に悔しいですね! 悔しかったですけど、最後のダンスのときにみんなで大盛り上がりで、声もものすごく聞こえてくるじゃないですか? それを聞きながらほぼ無心でダンスする、それがすごく楽しかったです。これからもっとゲームを遊んで、リベンジしに来たいと思います」
中村悠一 「特に最後のダンスが盛り上がりましたね。皆さんに立って応援していただいて、笑顔を見ていたりすると、今回も(※)こういうイベントができてよかったなと。僕も参加させていただいて、じつに楽しかったです。またこのような機会があったら、会場全体で盛り上がれるようなことができるとうれしいですね」
※2010年5月に開催された『ファミ通キャラクターズDX』のゲームイベントに続いて2回目の出演。
喜多村英梨 「こんなに大勢の人の前でゲームをするというのは、家で遊ぶのとは違って緊張感がありましたが、実際に皆さんのお声だったり、いっしょに楽しんでいる様子を見ることができて、またこういう機会があったらぜひ呼んでいただければいいなと思いました。また、自分がゲームをやリこめていないんだという発見が意外とあって、いろんなジャンルを遊んでみたいとも思いました」
下田麻美 「昼と夕方、まさか勝てる思っていなく、このメンバーということもあったかもしれませんが、本当にサポーターの皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。ダンスゲームが最後にありましたけど、夕方の部ではみんなオールスタンディングでこんなこと初めてでした。今度本当にダンスホールでやってみたいなって気持ちもあります。ぜひダンスの腕もゲームの腕も鍛えて、また次回会いに来てください!」
鈴村健一 「とにかくゲームというのはおもしろいと、本当にみんなにわかってもらえたと思います。僕はファミコンが発売した日に買ってから、ずっとゲームをやり続けている男です。こうやって昔のゲームから見続けるとだいぶ進歩したなと思います。ですけど、プレイするのは人、人の心はいつまでも変わらないんだなと、本当に改めて感じるイベントでした(笑)。そして、これからも『ファミ通キャラクターズDX』をよろしくお願いいたします!」
ステージ上にいる8人の感想が語られた後、ついにイベントも終わりに……と、もちろんここで終わるわけはなく。最後の最後にこのイベントを影から、いやむしろ真正面から支えていた進行役の安元洋貴さんを鈴村さんが呼び込むと、客席も大きな拍手でこれに応える!
安元洋貴 「見てるだけでも楽しいし、やっぱりゲームはすごいと思いました。人といっしょにやるってことはどれだけ可能性があるんだと。皆さんも人とやる空間があったり、そういう場所があったら、ぜひ人と遊んでください。ひとりで遊ぶのももちろん楽しいですけど、違った楽しみも絶対あると思うので。今日はそれを思い知りました」
安元さんはステージを見ながらの進行役というポジションでしたが、いち観客としての目線で語った感想は、このイベントの醍醐味を物語っていました。こうして最後は舞台上に出演者全員が集まり、大団円を迎えてイベントの幕は締められたのでした。
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