親戚の結婚話を華麗にかわし、正月のヒマはゲームで解消

 かなり遅めのご挨拶となりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。ところで、皆様はどんな年末年始を過ごしましたでしょうか。

【PS Vitaプレイ日記/第9回】年末年始はPS Vitaにとても助けられた話_01
▲ひとりで降り立った群馬県・高崎駅前は凍える寒さだった。前方にある明るいビルは、ヤマダ電機の本社です。

 僕はと言えば、年末に毎年恒例となっている一族の集まりがありまして、12月30日に日帰りで群馬県は高崎市へ行ってまいりました。一族の集まりなので当然僕の両親、兄&兄嫁もいっしょに行くわけなのですが、クルマの定員の関係とやらでなぜか僕だけ電車移動。しかも、ひとり寂しく電車移動な時点ですでにかなりのロンリーハーツクラブバンドな気分なところに、「社会人なんだから電車代はあんたが持ちなさい」と言い捨てるではありませんか。東京から高崎と言ったらあなた、そりゃもうけっこうな距離ですよ。東京ドーム10個分以上になります。時は金なりの現代人であれば新幹線でビシュっと行くのでしょうが、時はあるけど金がない僕は新幹線代を惜しんで高崎線でコトコトと向かいましたとさ。

【PS Vitaプレイ日記/第9回】年末年始はPS Vitaにとても助けられた話_02
▲犯罪つながりでなんとなく『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』を思い浮かべました。FBI捜査官なら、どんな推理をしたのでしょうか。

 で、こんな自虐風小話をしていると読者の方から「おまえの話なんて史上最高に興味がねえ」とか言われかねませんので、そろそろPS Vitaの話題を的確に織りまぜてみようと思います。東京から高崎まで、片道約3時間の電車内でのお供はもちろんPS Vita。メモリーカードの中には録り貯めた『水曜どうでしょう』と、いつかの特番で行われた“FBI心理捜査官ファイル”的な番組があったため、じつに充実した時間を過ごすことができました。それにしてもプロファイラーの方というのはすごいものですね。たった1枚の犯行現場の写真から、犯人につながる情報を読み取ってしまうのですから。うかつに犯罪なんてできません。話が少しズレたのでまとめますと、PS Vitaのアプリ“uke-torne”はぜひダウンロードしておこう! ということです。ちなみにいま僕のPS Vitaのメモリーカードには新春特番『痛快!ビッグダディ』が入っております。昨年末に『7男2女11人の大家族 石田さんチが大騒ぎ!~2011年家族の絆~』を観て以来、僕の中でにわかに“大家族”ブームが来ておりまして、『ビッグダディ』も今後は要チェキかなと思っております。

 そんなわけで辛く長い移動時間をPS Vitaに助けられた僕ですが、一族の集まりで再びPS Vitaに助けられることとなりました。一族の集まりって、ほら、なんか、イヤじゃないですか? とくに30歳超えると親戚一同「オマエもそろそろいい人おらんのか」なんて言ってきたりして。僕は一族の子ども連中の中では3番目の年長者でして、いちばん上の兄は結婚して子どももおり、2番目の従兄弟は結婚秒読み段階、そして僕は……まあ、いろいろと問題のある3番目と見られているわけです。かっこよく言えば“アウトロー”、かっこ悪く言えば“アウトロー(笑)”みたいな。そうなると、僕の話し相手は自然と子ども連中でいちばんの下っ端、高校2年の従兄弟になるのです。この従兄弟、顔は昭和の映画スターみたいにキリっと男前で、おまけに野球部のレギュラー、成績も優秀と、文武両道な驚くほどハイスペックガイなのですが、中身は僕に似ており女性に対して奥手でゲームが大好き。数年前の集まりでは当時『モンハン』に夢中だったこともあり、「俺、大塚角満の下で働いてるんだぜ!」と語る僕に憧れの眼差しを向けておりました。

【PS Vitaプレイ日記/第9回】年末年始はPS Vitaにとても助けられた話_03
▲PS Vitaを初めて見たときの従兄弟の表情。(※画像はイメージですし、昔取材で撮影した写真の流用です)

 親類からの結婚話を適当にあしらい、さっそくこのゲーム大好きな従兄弟に最新ハードのPS Vitaを披露。「さ、触っていいんすかっ!?」と体育会系っぽい丁寧語で訪ねる従兄弟に、「好きなだけ触りな。『真・三國無双 NEXT』の体験版が入ってるぜ」と答えた僕はあのとき、野球少年を前にした大リーガーのように大きく映っていたことでしょう。

 こうして、気まずい一族の集まりをなんとかやり過ごした僕。つぎに待っていたのは実家で過ごす正月のヒマ地獄でした。毎年、やることがないというのはこんなにツライものなのかと、苦しんでいた僕ですが、今年は違いました。ヒマと感じた瞬間に『アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-』の世界にダイブし、疲れたら『水曜どうでしょう』を視聴、そして再びゲームの世界へ……。また、合間合間にnearで実家周辺のPS Vitaプレイ状況をチェックし、リモートプレイで自宅のPS3を遠隔操作して“torne(トルネ)”で正月特番の予約を行ったりで、そりゃもう大忙し。気がつけば仕事初めを迎えておりました。

 と、年末年始はPS Vitaにたいへん助けられた次第です。一方で、しばらく触ってみて改めて気付いたのですが、僕、フレンド少ないっす。PS Vitaはフレンドのプレイ状況などが続々と送られてきて、それを見るのがひとつの楽しみになっていると思うのですが、僕に送られてくるのは先輩編集者、阿部ピロシの情報くらい。これではいかん。年も明けたし、こんな連載企画もしているんだから、今年はフレンドを増やすという目標を掲げてみようと思います。『みんなといっしょ』で、フレンド100人を目指します。

 長くなったので、今回はココらへんで終わらせていただきます。