●最新情報を公開

 コードマスターズは、2011年9月29日発売予定のプレイステーション3版、Xbox 360版『F1 2011』の最新情報を公開した。今回公開されたのは、開発者インタビュー映像、スクリーンショット、開発者からのコメント。映像では、AIの挙動や操作性の向上を図るために、改良を加えたポイントを中心に、制作の裏に秘められたこだわりが紹介されている。

 

■最新スクリーンショットを公開

 最新のスクリーンショットでは、サーキットで展開するアツいレースの模様がチェックできる。

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■スティーブ・フッド氏からのコメント

 本作のチーフ・ゲームデザイナーを務めるスティーブ・フッド(Stephen Hood)氏からのコメントもお届け。

――『F1 2011』の制作にあたって、心がけたことはありますか。
スティーブ 私たちは、『F1 2010』の制作を通じて、培った経験を生かし、前作を凌ぐ作品になるようつねに意識してデザインしました。前作に収録された機能を見直し、改良するのはもちろん、多くの特徴的な機能を新たに追加しました。毎年、変更点だけを単純に更新するのではなく。

――『F1 2011』の大きな特長は何ですか。
スティーブ 楽しさの広がったマルチプレイヤーモードが挙げられますね。2人が1チームとなって参戦できるCo-opチャンピオンシップ(協力モード)では、前作のキャリアモードのような流れで、オンラインで他のプレイヤーとチームを組み、シーズンを通じて参戦することができます。またオンラインでは、最大16人に8人のAIドライバーを加えた、24台フルグリッドも楽しめるようになりますので、キャリアモードと同様にオススメです!

――その他に、前作『F1 2010』と比較して、進化した点や特長を教えてください。
スティーブ 画面分割にも対応しましたし、ファン待望のセーフティカーも登場しています!パルクフェルメなど、前作になかったシーンも見どころですね。前作から進化したキャリアモードやウェットな路面状態でのレース、パドックなどにも、前作以上に力を入れています。

――操作性能については、いかがですか。
スティーブ 前作を入念に見直し、大幅に改良することで、より本格的な経験を提供できるように取り組んでいます。たとえば、前作においては、カウンターをあてたオーバーステアのマシンをコントロールするのは至難の業でしたが、本作では改善されているので、より本物に近い、連動したハンドリングを感じ取ることができると思います。もちろん、2011年シーズンのF1でも注目を集める、KERSやDRS、ピレリタイヤといったレギュレーションなどの要素も盛り込まれていますので、プレイヤーはこれらを考慮した操作を行うことになりますね。

――EGOエンジンの特長を教えてください。
スティーブ 『F1 2011』の開発にあたっては、ほとんどすべてと言っていいほど、あらゆる部分を進化させました。というのも、本作には新しい要素が多く追加されているため、これによって、かかる負荷を軽減させる必要があったのです。なので、速度やボリュームといった、根本的なEGOエンジンの処理能力を向上させたという訳です。結果として、マシンやタイヤの細部にわたる表現や車体の柔軟性、ライティングやリアルタイムで移り変わる天候と時間の描写、さらには、さまざまな特殊効果やダメージ表現の向上、分割画面の対応などなど……進化はこれだけにとどまらず、挙げればきりがありません。

――2011シーズンの新しいサーキットやマシンは、どのようなデータを基に制作されるのですか。
スティーブ 2011年シーズンのマシンの制作には、F1チームから提供される、開幕時のCADデータや写真を用いています。これによって、ビジュアル面だけでなく、さまざまな操作上の特徴をも緻密に再現することができるのです。ロング・ホイールベースのマシンとショート・ホイールベースのマシンではハンドリングが異なる、といったように。

―今季のデータは、どのような流れで制作されるのでしょうか。
スティーブ マシンやサーキットは、データを基に、さらに進化したダメ―ジ描写を実現させるため、改良を加えます。開発を進める過程で、現役のエンジニアやメカニック担当者、ドライバーなど、F1関係者から何度もヒアリングを行うことで、ゲームのシステムを基に、現実に起こることを見極め、これを盛り込むことができます。こうしたヒアリングは、ゲーム内のレースエンジニアからのフィードバックはもちろん、戦略的な面にも活かされていますので、前作から大きく進歩していると感じるはずですよ。

――それ以外に参考にしていることがあれば教えてください。
スティーブ 開発チームは皆、F1が本当に大好きなので、テレビ中継は欠かさず観戦しますし、観察を怠りません。皆さんと同じように大のF1ファンなんですよ! ですから、目にするものはすべてゲームに取り入れたいと思っているのです。DRSの測定や発動ゾーン、またタイヤの耐性といった要素を絶えず見直し、改良を重ねて、可能な限り本格的な体験を作り出そうと努めているのです。

――2011シーズンから採用される新レギュレーションによって、ゲームにどのような変化があるのでしょうか?
スティーブ 新レギュレーションや技術面での変更点などは、実際のF1の醍醐味ですよね。今シーズンで言えば、KERSやDRS、ブリヂストン社に代わって、タイヤを提供しているピレリ社の各種タイヤも注目されています。これらの性能も、もちろん忠実に再現していますよ。こうしたすべての要素が組み合わさり、オーバーテイク(追い越し)のチャンスが増え、今シーズンのF1をよりおもしろくしていきます。本作でも同様に、あらゆる要素を緻密に再現することで、本物さながらの白熱したレース展開を生み出すのです。

――小林可夢偉の活躍によって日本でもF1に対する注目度が高まっていますが、日本のユーザーにメッセージをお願いします。
スティーブ 前作『F1 2010』は、多くの日本のファンの方々に遊んでいただきました。心から皆さんのサポートに感謝しています! 私たちが心血を注ぎ、愛情を持ってお届けする『F1 2011』を、皆さんが楽しんでプレイしてくださることを、心から願っています。特別なゲームになってほしい、そんなゲームを作りたいという思いが詰まった本作を、日本でも発売できるのは、本当に嬉しいです!では皆さん、発売日まで、楽しみにお待ちくださいね!

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