神代風歌役・渕上舞さんインタビュー

公開日時:2017-04-13 12:00:00

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渕上舞さん
ヘアメイク/田中裕子

――収録を終えた感想を教えてください。

渕上さん 最近のお仕事ではスマートフォン用のゲームのボイスの収録が多いんです。そういったゲームはひとりのキャラクターのボイス量はそれほど多くないので、最初に本作の台本を頂戴したときは、その台本の厚さにビックリしました。すべてが自分のセリフというわけではなく、風歌ちゃんが出てこないパートの台本も頂戴していたのですが、お話の展開が非常に気になって自分の出番以外の部分も見ることもありました。自分はそれほど本を見る派ではないのですが、それでも本作はお話を読み進めていくのがすごく楽しかったです。ヒロインによっては風歌ちゃんとはそれほど絡まない子もいるのですが、各ヒロインにいろいろな謎や気になる部分が多いので、そういった点にも注目していただきたいです。

――担当したキャラクターにはどんな印象を持たれましたか?

渕上さん 風歌ちゃんはすごく明るくて元気で、しっかりものな女の子なんです。私はそういったキャラクターを演じる機会があまりなかったので、演じる際にはスタミナというかパワーがかなり必要でした。基本的にテンションが高く、終始声を張って力を込めてセリフを読み上げるので、その日の収録が終わるときには、毎回やりきった疲労感でいっぱいでした。クールな性格のキャラクターを演じるときも演じかたには気をつけていますが、風歌ちゃんのようなキャラクターは慣れていないぶん、たいへんでした。彼女はお兄ちゃんが大好きで、料理も上手で面倒見もいいという女子力溢れる妹キャラクターなので、妹タイプが好きな方には堪らないのでは!? でも、しっかりものだけど、お兄ちゃんがいないとダメ。元気のいいだけの女の子ではなく、女の子らしい一面も垣間見られるので、キュンとしてほしいなと思います。彼女みたいな女の子を好きだって思ってくださる男性は多いのではないかな、と勝手に想像してみたりしています。

――キャラクターを演じるうえで意識したところはありますか?

渕上さん 声のトーンを収録中に均一に保つことを意識しました。明るく元気のいい年下キャラクターですから、パワフルさが少なくなってしまうと落ち着いた印象になってしまうので、収録では「もう少し元気よくお願いします」とリクエストを受けることも何度かありました。また、自分のことを「ボク」と呼ぶキャラクターではありますが、ボーイッシュとはまた違うのが風歌ちゃんの性格なので、そういった点でも、演じかたには気を配りました。

――担当した楽曲にはどんな印象を持たれましたか?

渕上さん キャラクターソングがありますとオファーをいただいたときには、風歌らしい元気でポップな明るい曲になるんだろうなと思っていたのですが、メロディーを聴くと意外にも落ち着いた雰囲気の曲だったのでびっくりしました。ですが、いままで収録したセリフとシナリオを思い返してみたると、「ああ、なるほどな」と思えるような構成になっているんです。現在はホームページで曲の視聴ができるので、いまから曲を知っておいていただけると、さらにゲームが楽しめると思います。また、曲を歌った感想ですが、メロディーに引っ張られすぎて落ち着いた声で歌い上げると、年齢感というか妹っぽさが変わってしまうので、風歌らしさを残しつつ歌うことがたいへんでした。

――すでにゲーム内のボイスの収録は終了されたとのことですが、印象に残ったシーンはありますか?

渕上さん 風歌は正統派な妹キャラになるのかと思いきや、趣味がコスプレで、コスプレの大会に出るといったイベントがあって、それが印象に残っています。ふだんはお兄ちゃんとのやり取りが目立ちますが、コスプレをしているときは風歌の隠れた趣味が爆発するという感じです。着ているコスプレの衣装もフリフリでとってもかわいいので、いままでの風歌に対するイメージがガラっと変わるかもしれませんね。

――シナリオに対しての印象はいかがでしょうか。

渕上さん 個人的には、どこか懐かしさを感じる雰囲気のあるストーリーだなと感じました。ファンタジーな世界観ではなく、なじみ深い現代が舞台なので、演じる際にも物語の雰囲気がつかみやすかったです。プレイヤーの皆さんも、すっとこのゲームの世界に入っていけると思います。さきほどもお話させていただきましたが、私はあまり本を読まないタイプなので(笑)、文章から世界観を想像するのがけっこう苦手だったりするのですが、本作はすぐに理解できたので、よりリアルな人間関係を演じられたと思います。

――『Song of Memories』を期待するファンへのメッセージをお願いします。

渕上さん こういうお話を読み進めていくゲームのボイスを担当させていただくのはとっても久しぶりなので、非常に楽しかったです。ゲームのタイトルには“ソング”という文字が入っていますが、その名のとおり、非常に多くの楽曲が収録されています。私もこんなにたくさんの曲が入っているゲームだとは思わなかったので、びっくりしています。こういったジャンルのゲームは過去にもたくさん出ていますが、これだけ曲に力を入れて、曲がゲームに密接に絡み合っているものはなかなかないのではないでしょうか。ゲームのシナリオだったり、ヒロインのテーマソングだったり、いろいろな面から楽しめるゲームですので、ぜひご注目ください。私はまだ完成版はプレイはしていないのですが、プロモーションの映像を観ると、通常の会話シーンでもキャラクターに動きがあり、いまのゲームはこんなにすごいんだ! と感動しています。昔はこういったノベルゲームをプレイしていたけど最近はやっていないという方がいたら、ぜひプレイしてその進化に驚いていただきたいです。よろしくお願いいたします。

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