関東の強豪プレイヤー南さんに最強タッグ決定戦の意気込みを伺ってみた【豊泉三兄弟(次男)】

公開日時:2016-04-20 23:12:00

 お久しぶりです。豊泉三兄弟(次男)です。いよいよ今週末は、タイトー主催の最強タッグ決定戦ですね! そしてその翌日24日には、タイトーステーションBIGBOX高田馬場店にて、関東の強豪プレイヤーである南さん主催の11対11のチーム戦が開かれるようです(残念ながら僕は海外出張で見に行けません……)。そんなわけで、最強タッグ決定戦の本戦にも出場する南さんにお話を伺ってきました!

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公式全国大会“ぶるれぼ”で優勝するなど、シリーズ初期から活躍する強豪プレイヤー。現在は、イザナミをメインキャラクターにしてやり込んでいる。

――南さんは新キャラクターのイザナミを使っていますが、手応えはどうですか?

 今までの格闘ゲームにはない動きを要求されるので、そこが難しいですね。2段ジャンプができない代わりに“浮遊”という固有の行動があるんですけど、浮遊は空中でレバーを上に入れてから浮遊に移行するまでの間にガードできないタイミングがあるので、追い込まれた時に逃げるのが大変なんですよ。

――確かに、画面端に追い込まれたら2段ジャンプで脱出したくなっちゃいますよね。

 それにドライブを展開している最中はガードができないじゃないですか。もちろん相手はそこを狙って突進技や飛び道具のディストーションドライブなんかを撃ってくるんですけど、それを避けようとしてレバーを上に入れたらピタッと止まってそこに攻撃をくらってしまったり、とにかく浮遊に慣れるまでが苦労しました。ジャンプ攻撃を浮遊でキャンセルして地上攻撃につなぐ、なんて今までの格闘ゲームでは無かったじゃないですか。

――対戦を見させてもらったんですが、ガードできなくなると言っても、やっぱりドライブを展開しながら戦っていった方がいいんですね。

 立ち回りは結構悩みました。でも、せっかくいろいろな動きができそうなキャラクターだし、ドライブを展開して戦いたかったんですよ。ドライブを展開すれば全ての状況でリターンが一気に跳ね上がりますし。イザナミが一番狙いたい状況って、"天蓋の火"でダウンを奪うことなんですけど、ドライブ展開中なら、A版"灯雷の矛"から"雫"を連続ヒットさせることで絶対にその状況に持っていけるんです。やっぱり、それがあるのと無いのとでは全然違うので、できるだけ展開しながら戦いたいですね。

――では、そこに"夢重の盾"を合わせて使っていく、という感じで?

 盾は強いんですけど、発動中はバリアゲージを消費してしまうので、相手に逃げられた時に困ったんですよ。じゃあどうしようと考えて、相手が攻撃したがるようなタイミングに合わせて、当身みたいな使い方で盾を発動すれば反撃を狙えると思って。なので対空として使う場面も結構多いです。もし相手が攻めてこなければ、最速で盾を解除しながら、その隙をドライブの射撃でフォローする。そうやって機会をうかがうようにしたら勝率はぐっと上がりましたね。初めて戦う相手に対しては、最初に空中バックダッシュ4+Dというリスクの低い行動をしながら、それに対して相手がダッシュしてくるのか、様子見してくるのかという傾向を判断しています。相手があまりにも待ってくるようだったら、B版"灯雷の矛"で奇襲をしかけて、当たったら連続技に、ガードされていたらドライブを射出して隙をフォローするような感じですね。

――対戦ではジャンプBやしゃがみBの先端を当てるようなヒット&アウェイの動きをしているような印象がありました。

 しゃがみBは一部のキャラの中段攻撃や通常技も当たらないくらい低姿勢なので強いんですよ。ジャンプBは、前ハイジャンプしながら置き気味に出すのがすごく強くて、空振りしてもそこから着地するまでの間に再行動できるんですよ。そのまま降りるか、前に出るか、下がりながらドライブを撃つか、リスクなく空対空と様子見を兼ねられるので、そこの動きをキャラクターや相手プレイヤーに合わせて変えています。

――それぞれ苦手なキャラと得意なキャラっていますか?

 ハクメンが苦手ですね。盾は投げやロック技に対しては意味がないので、ハクメンの当身に捕まれちゃうんですよね。だから盾の意味があまりなくて、立ち回りでも待っているだけでは相手にヒートゲージを溜められてしまうので、どうしても自分から攻め込まなくちゃいけない。そうなるとリスクを負わなくてはならないので、ハクメンは大会で当たりたくはない相手です。後は、ヴァルケンハイン戦はドライブを展開する前に捕まえられるとそのまま一気に押し切られてしまうので、厳しいです。

――得意なキャラクターにはどんな相手がいますか?

 個人的にはナインが得意ですね。ほかには、カルル、アラクネという、世間で強いといわれているキャラには自信があります。じつは上位よりも中堅くらいの方が嫌なキャラが多くて、例えばニューはすごく苦手なんですよ。イザナミはジャンプがふわふわしていて、ドライブの展開中にはガードができなくなるので、飛び道具との相性が悪くて、ドライブを使わずに攻め込まなくちゃいけない状況を強いられるのがすごくきついんですけど、全国大会の予選を通らなかったので助かっています(笑)。とはいえ、自分も新キャラなので、キャラ対策は万全とは言えない状態ですので、不安材料もあります。

――2on2の全国大会『Braver's Revel 2016』の決勝進出が決まりましたね。本戦を勝ち抜く自信はありますか?

 自信はあります。イザナミ自体の使い手が少なくて、みんな対策を練りきれていない部分が多いので、そこを突きたいです。後は相方の仕上がりに期待ですね。

――今回、どぐらさんとチームを組んで出場なんですよね。どういう経緯で結成されたのでしょうか?

 元々仲が良くて、一回チームを組みたいっていう話はしていたんです。それに、勝つにしても負けるにしても、すごくいいプレイをしてくれる人なので、組んでいて自分のモチベーションが上がるんです。

――では、どぐらさんのことはかなり信頼しているんですね。

 プレイヤーの腕が飛び抜けていますし、ああいう大きな大会に慣れているので、負強さは安心して大将を任せられることにもつながってくるので、チームを組んでいて本当に心強いです。

――そういえば、全国大会の翌日、南さん主催の対抗戦が行われるんですよね。

 はい。今回、関西のN男さんに声をかけて協力してもらって、自分が気心の知れているプレイヤーに声をかけて、対抗戦のようなものを企画してみました。当日の対戦は配信も行うので、レベルの高い試合を見せられたらいいし、プレイヤー間の交流のきっかけになったらいいなと思っています。

――かなり実力のるメンバーが顔を連ねていますよね。

 立川や八王子、新宿や五井など、盛り上がっている各地域の強い人にそれぞれ出てもらっています。それに、実力と知名度があって、かつ、おって思うようなキャラクターを入れたかったんです。カグラ使いのえるおさんや、蝉脱さんのアマネは、普段あまり日の目を見ていないキャラクターに活躍してもらおうと思って、声をかけました。でも、勝ち負けの視点で見ても、関西はアマネ使いが少ないので5~6人抜きも十分ありえますよ。

――形式は11人対11人の勝ち抜き戦なんでしょうか?

 今回は11対11の3ライフ制にしようと思っているんですよ。一度負けてしまった人でも、ライフを支払えばもう一度プレイできる。なので、11人対11人なんですけど、ライフの分を合わせれば1チームが14戦行うことになります。

――かなり珍しい形式ですよね。どうしてライフ制にしようと思ったんですか?

 “最後までチーム全員で戦うチーム戦”、ということを意識して考えました。この形式であれば、序盤で負けてしまったプレイヤーも、応援だけではなくふたたび戦局に参加できるチャンスがあるんです。そしてもうひとつ。じつはこちらがおもな理由んですけど、みんなで共有しているライフは、みんなの期待や信頼を背負うということなんです。いつもはふざけているあいつらだけど、そんなアツいドラマが観てみたいなって、N男さんと話してて、即決でした。現地に来てくれる方や配信を観てくれる方も注目しといてください(笑)。

――それでは最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

 全国大会は前から組んでみたかったチームが実現できたので、参加するからには優勝を狙いに行きます。翌日の対抗戦でも、開催するからにはハイレベルな試合の数々をみんなに見てもらって、盛り上げていきたいと思うので、是非見てください。

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■南さん主催の11ON11のチーム戦概要
日時:4月24日(日)、13時半~
場所:タイトーステーションBIGBOX高田馬場店
実況:まりを、A92
配信:GODSGARDEN
イベントイメージビジュアル:ひゃくはち
※南さんツイッターアカウントはこちら

■出場メンバー(敬称略)

【サウスタウン】
南・イザナミ
蝉脱・アマネ
ごろ・マコト
ろにった・セリカ
テツヲ・レイチェル
えるお・カグラ
りゅうせい・カルル
ゼクソ・アズラエル
コナン・ツバキ
みーや・ジン
ふみ・ナイン


【ふぇんりっち軍団】
N男・レイチェル
コイケ・ライチ
ぽろぴっちょ・ハクメン
いとう・カルル
旧・ナイン
すーや・ヴァルケン
天地・イザヨイ
どぐら・アズラエル
ふぃるむ・ハクメン
マトイ・ココノエ
りょーた・ヒビキ

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