アトラクションのようなステージに大興奮

 2014年(平成26年)2月13日は、Wii U版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が発売された日。本日で発売から10周年を迎えたことになる。

『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が発売10周年。難度は高いがクリアー時の達成感が格別。バディを背負って特殊な能力を使うのが楽しかった【今日は何の日?】

 『ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、任天堂から発売された横スクロールアクションゲーム。海外の開発スタジオが手掛ける『スーパードンキーコング』シリーズの最新作にあたるタイトルだ。本作以降、新作は登場していないが、いくつか要素を追加したNintendo Switchの移植版が2018年5月3日に発売されている。

 ちなみに『スーパードンキーコング』シリーズは“単純明快な横スクロールアクションゲーム”であることが大きな特徴となっている作品。仕掛けが満載の美しいステージを突破してゴールを目指すというシンプルな内容だが、比較的歯応えのある難度になっていてしっかりと達成感も味わえる。

『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が発売10周年。難度は高いがクリアー時の達成感が格別。バディを背負って特殊な能力を使うのが楽しかった【今日は何の日?】
『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が発売10周年。難度は高いがクリアー時の達成感が格別。バディを背負って特殊な能力を使うのが楽しかった【今日は何の日?】

 『ドンキーコング トロピカルフリーズ』の目的は、北の海から来襲したバイキング“ザ・スノーマッズ”に乗っ取られたドンキーコングアイランドを取り戻すこと。主人公のドンキーコングを操り、バディとして登場するディディーコングやディクシーコング、クランキーコングを背負って特殊な力を借りながらステージクリアーを目指す。ふたりでマルチプレイを楽しむことも可能で、その場合は2P側がバディ役となる。

 ドンキーコング自身もローリングアタックを放ったり怪力で敵やタルを持ち上げて投げたりできたが、ステージ攻略にはバディの存在が欠かせない。ディディーコングは背中にバレルジェットを付けていてドンキーコングが背負うことでホバリングが可能になる。長い時間滞空できるわけではないが動く足場などにタイミングを合わせやすくなって便利だった。

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ディディーコング

 ディクシーコングの場合はポニーテールを回転させてフワッと少し上昇してくれるため、通常よりも高くジャンプできるようになる。本作ではジャンプのテクニックが重要になってくるので当然大助かり。

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ディクシーコング

 クランキーコングはかつて『ドンキーコング』でマリオと戦ったお祖父ちゃん。手に持った杖をうまく使ってトゲの生えたダメージ床も何のその。水中で出くわす触れると痛そうな敵も杖で蹴散らしてくれる頼れる相棒だ。

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クランキーコング

 三者三様のサポートを受け、難しいギミックを乗り越えていくのが何とも言えない気持ちよさ。苦難の末にゴールへたどり着き、思わずガッツポーズをしてしまった人も少なくないんではないだろうか。

 千差万別バラエティーに富んだステージの数々も魅力的なポイントだ。ゲームの舞台はドンキーコングアイランドを含む、6つの島で構成されていてジャングルやサバンナ、海などさまざまな景色で楽しませてくれる。島全体がアトラクションのような作りになっていて、大掛かりな仕掛けに度肝を抜かれた人も多かったはず。

『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が発売10周年。難度は高いがクリアー時の達成感が格別。バディを背負って特殊な能力を使うのが楽しかった【今日は何の日?】

 KONGの文字やパズルのピースを収集して特殊なステージやおまけ要素をアンロックしたり、本来のゴールとは別の隠されたゴールを見つけ出したりするなどのお楽しみ要素もあったので、同じステージを何度もチャレンジしたくなるところもよかったんじゃないかな。

 ステージの最後にはボスが控えていて、ザ・スノーマッズのバイキングたちと対決。徐々に変化する攻撃パターンを見切って踏みつけて撃破したときの快感もタマラナイものがあった。

 シリーズ最新作は、Nintendo Switch用の移植版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』。新たに追加された“ファンキーモード”ではパワフルで陽気なファンキーコングでプレイ可能。バディいらずの高い能力のコングを操れるため、難度がマイルドになっている点がうれしい。

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