『ポータルナイツ』などで知られるドイツの開発スタジオであるKeen Gamesは、PC用ソフト『Enshrouded~霧の王国~』の最新動画を公開した。

 『Enshrouded~霧の王国~』は、最大16人でのオンライン協力プレイに対応するサバイバルアクションRPG。動画は、どのようにゲームの世界が作り上げられているのか、開発者の視点から迫る内容になっている。

 『Enshrouded~霧の王国~』は2024年1月24日より早期アクセスが開始される予定だ。

『Enshrouded~霧の王国~』Steamサイト

以下、リリースを引用

『Enshrouded~霧の王国~』の奇妙で不思議な世界の作り方に迫る

image1

手作業で世界を作るということは、創造性が解き放たれ、隠された秘密があることを意味する!

 2023年12月12日、フランクフルト ‐ 本日、Keen Gamesの開発チームは、プロシージャルツールを使って独自のボクセルベースのゲーム世界をどのように作り上げるのか、そして、没入感と信憑性のある体験を生み出すために、どのように世界をブラッシュアップしているのか、その舞台裏を公開しました。先月、Keen Gamesは『Enshrouded~霧の王国~』が2024年1月24日より早期アクセスを開始することを明らかにしました。本作は、10月にSteam Nextフェスチャートのトップに躍り出た、探検・建築・戦闘要素に満ちたサバイバルアクションRPGです。《Enshrouded∼霧の王国∼》は今後発売予定のSteam作品グローバルウィッシュリストランキングにてTop10入りを果たす第9位にランクイン!

image2

 本動画では、『Enshrouded~霧の王国~』開発の舞台裏を紹介し、手作業で作られた要素やレイアウトが、ほんの少しのプロシージャル生成とランダム化された仕上げによって、いかに輝きを増すかを示しています。本作には多くのアルゴリズムが使用されていますが、その役割はあくまでもクリエイティブなプロセスを補足、サポートするものです。それによって、ゲーム内で有意義な発見ができるよう、よりユニークで興味深いアセットを作成することが可能になりました。マクロレベル、ミクロレベルで没入感のある素晴らしく奇妙な探索体験を楽しめるだけでなく、プレイヤーは世界を旅する観光者という肩書ではとどまりません。本作のカスタム・ボクセル・エンジンの功労もあり、プレイヤーは世界を文字通り自分のおもちゃにすることができ、自由にデザインを変更し、世界を自分の好みに変えることができます。

image3

 目標は、エリアを見るたびにスクリーンショットを残したいと思わせること

 デザイナーたちはエリアを入念に計画し、プレイヤーに論理的な背景の物語を提供しながら、彼らが共有するクリエイティブな夢に命を吹き込みました。手作業で仕上げたPOIにいったっては、『Enshrouded~霧の王国~』の世界観と密接にリンクしながら、より洗練を経て、ゲームの流れを改善するものに成長します。勇敢な冒険者が掘り下げるべき隠された秘密がまだ残されている、とあえてここに書き足しておきましょう。また、こららロケーションは冒険者仲間に伝えることができるため、どのような旅をするにしても、みんなでその背景を何度でも共有することができます。

image4

 高さ500メートルの剣を左に曲がる。迷子にはならないさ

 トレーラーでは、アート・ディレクターのJonas Drinnenbergによる、クリエイティブな要素とコンピューテーショナルな要素を組み合わせることがいかに重要であるか、少しテクニカルな操作を通じて示しています。本作はボクセルベースのカスタムエンジンを使って作られているため、より柔軟で正確な編集が可能であると同時に、従来のアプローチの限界を超えた、より統一感のあるビジュアル美を実現しています。Jonas氏がPOIを作っていく過程では、意図的にデザインされたビジュアルコンテンツと、ランダムに生成されたビジュアルコンテンツのバランスを垣間見えるでしょう。このバランスが、『Enshrouded~霧の王国~』の世界を常に新鮮で、探索しがいのあるものにしてくれます。Keen Gamesは、1月24日に配信される『Enshrouded~霧の王国~』がファンを驚かせ、チームがデザインしたとおりのゲームを体験できることを確信しているようです。

 『Enshrouded~霧の王国~』は、Paydirtと呼ばれるボクセルでできた広大な大陸を舞台にした、サバイバル・クラフト・戦闘を一度に味わえるアクションRPGです。プレイヤーは滅びゆく種族の最後の希望である「フレームボーン」としてゲームを進めていきます。最大16人の協力プレイが楽しめるサバイバルアクションRPGで壮大な世界に足を踏み入れ、襲いくるボス勢を打ち負かし、壮大な建物を築いて自らの道を切り開け!大地を蝕む霧の瘴気に耐え、希少な財宝や恐ろしい生き物を探し、王国の失われた美と歴史を取り戻そう。

 『Enshrouded~霧の王国~』は2024年1月24日にSteamで早期アクセスを開始し、将来的にはフルローンチとコンソール版のリリースを予定しています。『Enshrouded~霧の王国~』の最新情報は公式サイトでご確認いただけます。Steamでのウィッシュリスト登録や、FacebookX(旧Twitter)TikTokYouTube公式アカウントのフォローもお忘れなく!

Keen Gamesについて
 Keen Gamesはドイツ有数のインディーズゲーム開発会社である。フランクフルトを拠点とする同社は、30年以上にわたってゲーム開発を成功させてきた業界のベテラン陣によって運営されており、なかでも3DサンドボックスアクションRPG『Portal Knights』は、2017年のドイツ コンピューター ゲーム賞(DCP)で「BEST GAME」および「BEST ONLINE GAME」のタイトルを受賞した。同社は、クリエイティブなRPG、特にプレイヤーが世界と自分のキャラクターを形成し、その中で自分自身の旅を定義する壮大な冒険の創造に重点を置いている。Keen Gamesは、クリエイティブな体験であればあるほど、冒険はより魅力的なものになると信じている。2005年の設立以来、同社はボクセルベース・エンジンなど、独自のツールや技術の開発を続けてきた。このボクセルベース・エンジンによって、開発者は広大で緑豊かなオープンワールドを作成することができ、プレイヤーによる自由な地形の改造・変更が実現した。