ユニオンの編成に頭を悩ませるのが楽しい！
2008年（平成20年）11月20日は、Xbox 360用ソフト『ラスト レムナント』が発売された日。本日で15周年の節目を迎えました。
『サガ』シリーズの顔として知られる河津秋敏氏がエグゼグティブプロデューサーを務め、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』でバトルディレクターを担当した高井浩氏がディレクターを務める『ラスト レムナント』。オリジナル作品であるものの、『サガ』シリーズを制作したメンバーが多数参加していることもあり、『サガ』っぽさを感じる作品でした。
たとえば、技や術を戦闘中に覚えたり、キャラクターにレベルがない代わりに戦闘後にステータスがアップする要素が『サガ』とは同じ。細かいところですが、技に“大乱れ雪月花”があるのも『サガ』ファンとしては「おぉっ！」とテンションの上がるポイントでした。
キャラクターデザインは『アンリミテッド：サガ』や『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のアートディレクターを務めた直良有祐氏が手掛けています。アスラムを守護する"アスラム四将軍"や覇王軍の精鋭7人を集めた覇王直属部隊"七人衆"など、中二病をくすぐるキャラクターが多く、デザインも王道ファンタジーっぽいかっこよさがあって好きでした。
ストーリーは辺境の島で平穏に暮らしていた主人公ラッシュが、謎の組織にさらわれてしまった妹のイリーナを助けるために冒険へと旅立つ展開。妹を捜す旅を続ける中で、世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく……というもので、タイトルにもある"レムナント"が重要なキーワードになります。
本作で特徴的なのはバトル。複数人で構成された“ユニオン”同士で戦うのが基本となり、敵と味方が入り乱れる迫力ある戦闘が展開されます。また、巨大な敵を相手にするときはふたつのユニオンで戦ったりと戦闘ごとに戦略を練る楽しさも。バトルに参加できる人数とユニオン数はストーリーを進めることで増えていくので新しいキャラクターが加入したときは編成に頭を悩まされます。
リーダーに設定したときだけ使える“アーツ”やキャラクターを配置する場所によって効果が変わる“陣形”もあり、考えることがたくさんありましたね。本作のバトルは難度が高くて歯ごたえがあるので、うまくいったときはとてもうれしいです。
本作は発売10周年である2018年の12月6日にリマスター版がプレイステーション4（PS4）で発売、さらに現在はNintendo SwitchやGoogle Play Storeでも発売されています。リマスター版は画面が綺麗になっただけでなく、ダッシュ機能も追加されて遊びやすくなっていますので、ぜひプレイしてみてください！
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