2023年4月28日、セガサミーは2023年度3月期決算を発表した。本稿ではその内容をお届けする。

セガサミー 2023年3月期 決算プレゼンテーションはこちら

 グループ全体での売上高は3896億円(前期売上高は3209億円)、営業利益は467億円(前期売上高は320億円)で前期と比べ大幅増収増益を達成。全事業が前期比で増収増益および損失幅縮小している。

セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調

 エンタテインメントコンテンツ事業の売上高2828億円(前期売上高は2359億円)。『ソニックフロンティア』や『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(リマスター版)などの新作タイトルが好調に推移している。

 無料ゲームの売上高上位タイトルとして1位に『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』、2位に『PSO2 ニュージェネシス』、3位に『セガNET麻雀 MJ』がランクイン。グラフを見ても1位の『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』は安定して大きな収益を獲得していることは分かる。

 

セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調
セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調

 コンシューマ分野ではフルゲームが好調で、1879億円の売上高を記録。主なタイトルとして『ソニックフロンティア』が全世界販売本数320万本突破(※)、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(リマスター版)は全世界販売本数170万本突破(※)している。

 『ソニックフロンティア』は映像作品のヒット、およびコラボなどによるIP伸長やグローバル同時発売とマルチプラットフォーム展開による販売機会の拡大による影響が大きかったようだ。

※2023年3月末時点

セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調
セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調

 2024年3期発売予定の主な新作タイトルとしては、『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』や『ソニックオリジンズ・プラス』、『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』、そして『龍が如く7外伝 名を消した男』などを予定している。

セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調
セガサミーが2023年3月期決算を公開。売上高3,896億円で前期より大幅増収増益を達成。『プロセカ』や『ソニックフロンティア』などが好調