有名アニソンをYouTube動画でチェック!

 本稿ではYouTubeなどで見られるアニソンをピックアップし、曲やアーティストにまつわるちょっとした情報をお届け。今回ご紹介するのはTommy heavenly6(トミー・ヘヴンリー)が歌う『pray』(プレイ)です。アニメ『銀魂』のオープニングを手がけたTommy heavenly6とは、一体何ものなのでしょうか?

CD『pray』(通常盤) Tommy february6(Amazon.co.jp)

2面性のある世界観が“銀さん”とリンクする?

 先日、スピンオフ作品『3年Z組銀八先生』のアニメ化決定が発表された『銀魂』。

 今回注目した『pray』は、2006年に放送を開始したアニメ『銀魂』の初代OP主題歌です。「銀魂といえばこの曲抜きには語れない!」という人も多い本曲は疾走感あふれるロック・チューンに、力強いけれどどこか繊細なTommy heavenly6の歌声が印象的。

 ギャグシーンが多い一方で主人公・坂田銀時が壮絶な過去を抱えているなど、シリアス要素も併せ持つ『銀魂』にぴったりです。

Tommy heavenly6 - pray

 ところで、『pray』を歌うTommy heavenly6とは一体どんなアーティストなのかご存知でしょうか?

 彼女は2000年頃に独特の雰囲気で人気を博した“the brilliant green”(ザ・ブリリアント・グリーン)のヴォーカル・川瀬智子さんのソロ・プロジェクト、“Tommy february6”(トミー・フェブラリー)の“B面”として生まれました。

 february6がポップでガーリーな世界を歌うのに対し、heavenly6はヘヴィーなロックスタイルを全面に押し出すスタイル。february6が恋に恋する乙女なら、heavenly6はストレスや鬱憤など負の感情を噴出させる、わがままでネガティブな面を持つキャラクターです。

 そんな2面性を持つアーティストが手がけた楽曲であることも、『銀魂』の“ギャグ”と“シリアス”が交差する作品性にマッチした理由かもしれません。

 現在Sony Music公式YouTubeチャンネルでは、『pray』のMVを配信中。中毒性のあるTommy heavenly6の歌声を、ぜひ堪能してみてください。