世界観が特徴的な本作『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』は、絵本のようなフィールドを、しゃべるムシたちが冒険していく作品だ。ユニークなシステムを採用したコマンドバトルや、装備が増えるたびにできることが増えていく成長要素など、ユーザーの満足度も高いゲームとなっている。

『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』小さな生き物たちの大きな冒険を描くRPG【とっておきインディー】
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主人公は3匹の小さなムシたち

 本作での目的は、アリ王国の王女が欲しがる宝“えいえんの若木”を見つけて献上し、多大な報酬を手に入れること。プレイヤーは、わがままだが純粋なミツバチの少女・ヴィーと、誇らしく立派なムシになることを目指す緑色のカブトムシ・カブ、クモに襲われていた謎が多いガのリーフの3匹のキャラクターを操作して、宝探しに赴くことになる。それぞれ種族の異なる小さな彼女たちの視点で、壮大な冒険を体験しよう。

『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』小さな生き物たちの大きな冒険を描くRPG【とっておきインディー】
アリ王国の王女の目的は、“えいえんの若木”を手にして永遠の若さと力を手に入れること。何やら不穏な理由なので、本当に献上していいものか考えてしまう。これが虫の知らせ……?

ユニークな戦闘がクセになる

 この世界には、主人公たちを見つけると襲いかかってくる野蛮なムシも存在している。そうした、フィールド上にうろついている敵と接触することでバトルがスタート。バトルでは、“こうげき” や“スキル” などのコマンドを選んで戦うことになる。ムシごとにそれぞれ“タイミングを合わせてボタン(キー)を押す”といったリズムゲームのような要素があることが特徴的だ。

『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』小さな生き物たちの大きな冒険を描くRPG【とっておきインディー】

個性を使った謎解き要素

 絵本のようなフィールドには、さまざまなギミックが用意されている。たとえば、カブの攻撃で切断できる雑草や、リーフの能力で凍らせられる水しぶきなど、ムシごとに異なる能力を使うことで、謎解きの要素を楽しめるのだ。物語を進めるために必要な謎解きもあれば、ストーリー進行上は必要ないが、隠しアイテムにつながる道を進むための謎解きもあるため、隅々までフィールドを探索しよう。

『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』小さな生き物たちの大きな冒険を描くRPG【とっておきインディー】

クスッと笑える会話シーン

 ムシたちの会話は、どれもユニークなものばかり。「アリえない」、「そんなムシのいい話……」など、ムシならではのギャグもところどころに挟まれており、笑わせてくれる。本作はさまざまな言語に翻訳されており、日本語にも対応。文章も違和感なく自然に楽しめるようになっている。

『バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~』小さな生き物たちの大きな冒険を描くRPG【とっておきインディー】

バグ・フェイブルズ ~ムシたちとえいえんの若木~

  • メーカー:Dangen Entertainment
  • 開発元:Moonsprout Games
  • プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC
  • 発売日:2019年11月21日
  • 価格:各2050円[税込]
  • ジャンル:RPG
  • CERO:全年齢対象、IARC:3歳以上対象
  • 備考:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One版は2020年5月28日配信 Nintendo Switch、プレイステーション4は各2750円[税込]、Xbox One版は2900円[税込]
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